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「知的生活の方法」


  渡辺昇一氏著
全215ページ
700円+税
新書

■この本を一言で表すと
「知的生活のための最上級指南書」

■何故この本を手に取ったか?
「読書に関して、とてもすごい本があるという噂を聞いて」

■流れ
本を買う意味

情報整理法、知的生活の方法について


■レビュー■
『知的正直』(P. 10)
ズルをするという精神ではじめたものは上達しない、
と言われています。
たとえば、空手などの格闘技を習うとして、
卑怯な手で相手を負かせることができたとしても、
自身の技の上達具合は変わらず、
ごまかしがきかないのです。
勉強や読書などもそれと同じです。
ズルして頭脳明晰になるということはありえません。
高次元での思考には、
やはりそれだけの努力が必要なのです。



『ハンバーグやステーキを食べたい子供時代に
食通用のものを食べさせられたために
成長に害のあった子供』(P. 37)
先走って大人が読むようなものを
子供に読ませるのは弊害が大きいと
著者は主張しています。
子供に限らず、
それぞれ自分に合ったレベルの本を読むことが
最も楽しく、内容も記憶に残ると考えられます。



著者は、図書館で一度借りたかもしれない本を前に
悩む友人をみて考え方の違いを認識したようです。
著者にとって本を繰り返し読むことは、
『ご飯は噛んで食べるものだというくらい当然のこと』(P. 51)
だから、一度読んだかもしれないということで
もう一度借りることを躊躇しないのです。
とはいえ、みんながそういう考えではないのですから、
とはいえ、一度読んだ本を読むかどうかは別として
その友人を責めるのは酷というものです。
強いて言えば、悩んでいる時間がもったいない気がします。



『徹底した精読は表現の微細な相違や
文章の質の微細な変化にも敏感に反応する感覚、
あるいは趣味を作る』(P. 62、63)
百回繰り返して読んだ本はその人の血肉となります。
ほとんど本を持たない25歳の若者が、
手持ちの一冊を丸暗記してしまうまで読み込んだ結果
田舎から上京したときにはもう他の学者を圧倒し、
日本の古文辞学派の創始者になったといいます。
一冊の本が人生に大きな影響を及ぼすのです。

ただし、その本は美術館の名画のように
繰り返し見るに耐えるものでなくてはなりません。



刀の目利きになる一番確実な方法は
実際に刀を所有してみることです。
『素人でも自分で身銭を切って刀を手元に置くと、
だんだん価値がわかってくる』(P. 70)
これは本にも共通していえることだと
著者は言います。
本を買って読んでいると、
いい本は数分立ち読みしただけで
「ピーン」と来るのです。

また、
本が手元にあるということは
いつでも取り出せるメリットが大きい。
図書館で借りている場合は、
次の機会に借りようとしても
そのときには興味が失せていることが多いからです。
また、読んだ本の内容というものは、
唖然とするほどよく忘れるものです。
そのとき手元に本がないというのは致命的なのです。



『本は買えばいいという事ではないが、
買わなければまた駄目なものである』(P. 77)
本を買いつづけるということをしない人が
知的に活発な事例はあまりありません。
週刊誌や新聞ならすぐともかくとして
本はすぐに読めるというものではありません。
特に良い本はいつになったら
読めるかわからないことがあります。
そんな本のために豊かではない財布から
なけなしの金を出すのは異常です。
その金でレストランでおいしいご飯が食べられるし、
ガールフレンドとデートして楽しい気持ちになれます。
そういうことが日常的ということであり、
そこをあえて、すぐに読めそうも無い高価な本を買って
すきっ腹を袋入りラーメンで抑えるというのが
知的生活の出発点となるのです。
ゆえに、著者は他のもを犠牲にしてでも
本を買って勉強すべきだと主張しているのです。

しかしながら、レストランでご飯食べたり
彼女とデートをしたりというのも
必要なことではないかと思います。
つまるところ著者は金がなくても教育を自身に与えよ。
自分の人生に投資せよ、
と言っているように考えられます。

また、著者が自分で本を買う理由の一つに
仕事時間の短縮があります。
基本的に一冊の本を書くために、
参考書は50~100冊になるといいます。
そこで五十枚の論文・原稿を書くのに
一週間かかったとして、
同程度の能力の持ち主が
図書館で本を借りながら同じ仕事をしたら
3ヶ月~半年かかるというのです。



『自宅に小図書館』(P. 122)
これは、どういう事かというと、
多くの蔵書をいつでも閲覧できるように
環境を整えるならば
それは百科事典を誰も持っていない時代に、
自分がそれをもっているに等しいという事です。
それがどれほど有利なことかは容易に想像できます。



本書で私が最も意識を変えられた言葉は
『危険なのはまさに勉強』(P. 160)です。
勉強をすることに何の危険があるのでしょうか?

それはやっている本人は、
いいことをしているという気になっているから
時間を無駄にしたという反省がない、という点です。
たとえば、語学を勉強した、というなら良いように思いますが、
それを使って仕事をする、旅行をするなどの
メリットをきちんと享受しましたか?
もし、何も得ていないというなら
語学を勉強した時間は無駄になったと言えます。
勉強は壮絶な無駄になりうるのです。



■反論・誤植・注意点など■
特になし



■最後に■
この本は必読書である。


■評価■


25点/30

①読みやすさ 3点
ふつう

②情報量 4点
120-300min 何度も読む価値がある

③成長性 4点
本の読み方がわかりやすく指南されていて、
読む人の成長が期待できる

④実用期間 4点
本を読むということがメインであるので
あと10年ほどは使えそうな知識。
しかし、パソコンが普及してからというもの
世の中日進月歩なので5年ももたない可能性もある
特に小図書館を自宅にもたなければならない、
ということはもはや必須ではなく、
ネット環境がそれに代用できると考えられる

⑤インパクト 5点
読書を情報収集の中心とした知的生活
という考え方は斬新である

⑥信頼性 5点
本を読むということに関して納得のいくことばかり

レビューNo. 0007
評価年月日:2009年2月16日



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