「脳の仕組みと科学的勉強法」
| 池谷祐二氏著 全95ページ 714円+税 単行本 |
■この本を一言で表すと
「脳の性質に合わせた学習のエッセンス」
■何故この本を手に取ったか?
「池谷祐二氏の著作を書店で見かけたため」
■流れ
記憶とは何か
↓
記憶の仕方
↓
成果の出方
■レビュー■
『たまたま成績が良いことはマイナス』(P. 34)
脳は失敗をしながら学習を積み重ねていきます。
そのため偶然良い結果が得られた場合、
なぜ良かったのか?という吟味が十分にできないのです。
失敗しないにこしたことはないのですが、
日常の学習の場では、様々な角度から物を見て、
思う存分失敗してみるのが良いようです。
『「丸暗記」が通用するのは中学生まで』(P. 60)
15歳ころを境として、脳の構造が大幅に変化するそうです。
それまでは意味のない数字、文字などの羅列や、
年号、人物名の丸暗記が簡単であったのに
急にできなくなってしまいます。
高校生以上になると丸暗記でなく
論理的に記憶することが得意となるため
その変化に気づかず、
中学生までの丸暗記勉強法に固執する人は、
成績が急速に下がってしまうのです。
高校から急に伸びる生徒がいますが、
そういう生徒は時間がかかっても、理解する学習をしてきており、
中学までは報われませんでしたが、
高校以上で花咲かせることになるのです。
高校生ぐらいで成績が下がって悩んでいる人がいるなら、
この変化に本人が自分で気づくことはあまりないでしょうから、
周りが学習方法の転換時期であることを
解らせてやるほうが良いでしょう。
■反論・誤植・注意点など■
特になし
■最後に■
これまでに読んだ池谷祐二氏の著作に書いてあることが
ひとつの本によくまとまっているというエッセンス本です。
真新しい知識というようなものはないため、新鮮味に欠けます。
はっきりいって著者の本を数冊読んでいる人には、
全く必要のない本です。
とはいえ、脳科学に適う学習法が、
100ページ以内に凝縮されており、
簡単に復習できるので意外に重宝するかもしれません。
■評価■
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21点/30
①読みやすさ 3点
ふつう
②情報量 2点
30-60min 脳科学の知識のまとめ本で薄いが読みごたえはある。
③成長性 3点
学習の際に役立つ。
④実用期間 5点
一生使える。
⑤インパクト 3点
池谷氏の他の著作を読んでいたら驚くことはあまりない。
⑥信頼性 5点
池谷氏は脳科学者である。
レビューNo. 0011
評価年月日:2009年2月15日


