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「本は10冊同時に読め!」


  成毛 眞氏著
全173ページ
533円+税
文庫本

■この本を一言で表すと
「とにかく本を読め」

■何故この本を手に取ったか?
「10冊同時並行で読書するというキャッチコピーに惹かれて」

■流れ
なぜ10冊同時に読むのか

人生は読書でもっと面白くなる

読書時間の確保の方法

著者のおすすめ本紹介


■レビュー■
本書は文庫本として書き下ろされたものです。
533円+税で誰でも無理なく買える本です。
著者の言う庶民の暮らしを強いられたくない人は、
この本を買って読む価値はあると思います。
だが、庶民で構わないという人は、
『代わりに吉野家で大盛り牛丼一杯たべればいい』(P. 3)
と著者は言っています。



『多くの本を読む人はうまく読み飛ばしている』(P. 20)
たくさん本を読む人は、
誰に教えられるでもなく自然とそうなります。
私が本は全部読まない(理解してない)というと、
怪訝な顔をする人がたまにいますが、
ほとんど本を読まない人だとすぐわかります。
そういう人は、ただ最初から最後まで読めばいい、
そして読んだ内容は全て覚えなくてはならないと
思っているようなのです。
本というものは著者でさえ、
一言一句覚えてないでしょう。
それを全て熟読する必要など何処にあるのでしょう?



『頭でっかちな若者を批判する人が多いが、
これは大変矛盾している。
自分の頭で考えるためには、
その材料として知識や情報が必要になるからだ。』(P. 61)
その通りです。
現代は情報を多くもつものが有利です。
知識をもっていないと劣勢に立たされます。
年齢に関係なくガリ勉は結構なことです。
頭はからっぽよりでっかちの方がいいにきまっています。
また、インターネットで検索できるから、
知識はいらないという人が出てきて困ったものです。
そういう人は、今、頭の中にないものから、
どうやって新しい発想をするつもりなのでしょう?
あくまでもインターネットは百科事典の代わりです。
昔から百科事典はありましたが、
それで知識を頭に入れる必要はなくなった、などと
考え違いした人に偉人はいません。


若いうちは『使える金はすべて本に注ぐ!』(P. 65)
全て注ごうと思わなくても、
若いうちは読んでない本が多いし、
手にするお金もわずかだから、
必然的にそうなるでしょう。
20代なら平均で月に4~5万円くらいは
本に費やす時期があるだろうと思います。
本の置き場所と食費を
どう捻出するかで悩むのが20代の特権なのです。
・・・あんまりうらやましくないかもしれませんが。


『読書に目的など持ってない』(P. 72)
『必要でない本を読むのは一見ムダなように見えるが
意外なところで役立つのだ』(P. 108)
読書に目的をもつと、
自分の知りたいことしか知れません。
私も資格をとるとか、試験勉強でなければ、
何か新しいことを知るために目的は持たない、
という方針もなかなか面白いものがあります。
そのほうが、面白い話が目に付きやすいからです。
そして面白いと思うからか、
一度読んだその内容を忘れません。

ただし、目的を持たない読書は、
省読ができないために目的を持つ速読に比べて
相当な時間を必要とするでしょう。



『今は、翻訳ソフトでも使ったような、
直訳しただけの文章のものが多い』(P. 121)
全くもって同感です。
私もそういう本をたまに目にしますが、
本当に読みづらくてかないません。
訳者自身、内容を深く理解できてないのでは?
と思ってしまいます。



『新聞至上主義の時代はとっくに終わっている』(P. 158)
だが、日経新聞だけは読んでいると著者は言います。
新聞でなくても、
ネットでニュースが読める時代なのだから、
別に紙面でなくても良いし、そもそも新聞の情報は
根拠があいまいなものも多くあります。
さらにタブーを徹底的に避けるから、
新聞だけ読んでいてもダメでなのです。
というよりも、新聞を読む必然性が薄れてきていると言った方が良いでしょう。


■反論・誤植・注意点など■
『人の成功は真似するものではない』(P. 54)
だから成功本を捨てろというけれども、
最初はマネて学ぶものです。
ギターでも歌でも、
プロをお手本として徹底的に真似た者の方が
オリジナル曲の完成度が高いものです。
初めからオリジナリティを出す必要性は全くありません。

しかし、著者の言いたいことも分かります。
著者はビル氏のような大富豪を目指す話をしているのでしょう。
だから、誰もやってないことをやれ、
といっていると解釈できます。



『住宅街にある書店に
エロ本が置いてあったら問題になる。
なぜ、日本の女性議員は怒らないのか不思議である。』(P. 118)
アメリカは別として、東南アジアでもそうだと言う。
それにしてもアメリカはなぜ怒らないのだろう?
詳しくはよくわからないけれども、
日本の女性議員もアメリカと同じ理由なんじゃないだろうか。
そうならば、日本だけ変というのはおかしい気がする。
公平を期して、日本の女性議員のみならず、
アメリカの女性議員も含めて、
大いに批判していただきたい。


『太字で重要個所を示している本もあるのだから、
線を引くという愚かな行為をする人はいないと信じたい』(P. 129)
私は線を引きます。
著者がなんといおうとも、
それが私の速読法の一環だからです。
私がいろんな読書法を試みた結果、
この方法が一番記憶に残るのですから、
文句は言わせません。
それに愚かでもありません。

自分でその内容を体系づけようとするなら、
最低その本を3回読む必要があります。
これは、脳科学的にいっても妥当な復習回数です。
(池谷雄二著「高校生の勉強法」参照)
その時に、
毎回すべてを読み返すなど
大いなる時間の無駄遣いです。
重要と感じたところを効率よく復習するためには、
線引きがとても重要なのです。

だいたいにして重要な箇所が太字といっても、
それは著者の観点からのものであって、
私が重要と思うところは、
太字の箇所としばしば異なります。
そもそも、太字で示されても
こちらが熟知している話題か
それともまったくの素人なのかで、
知りたい個所は異なるのが自然です。

だから、太字の箇所をみて、
ああ、著者はここを主張したいのだな、と
思いこそすれ、あとから復習するための布石になりえないのです。

とはいえ、どうでもいい本なら、線引きすらしません。
時間の無駄だからです。
そういう本はフォトリーディングした後、捨てる。
二度と読むことはありません。
だから、
私の持っている本に線引きがあるということは、
私にとって価値ある内容と判断した本だけであって、
決して粗末な扱いはしていません。
線引きだらけの本が多数、
いつでも参考にできるように
私の部屋の本棚に格納されています。



■最後に■
さて、この本は帯に
”速く、深く、多く”読める一石三鳥の読書術!と
書いてあるにもかかわらず、
そんな記述は一切ありませんでした。

ただ、一言
『超読書術とは、
一言で言えば本は10冊同時に読めということだ』(P. 6)
と書いてあり、
具体的に読むための技術には触れていない。
本書を読んでみたけれども、著者自身、
最初から速読術など書くつもりはなかったように感じます。
おそらくこの帯の言葉は、
編集側が勝手につけたものなのでしょう。
だから、この点について
著者を責める気は毛頭ありませんが、
それにしてもいいかげんなものだと思います。
表紙に飾った言葉くらいは、
本の内容に反映されてなくては詐欺でしょう。



この本で、著者が言いたいことは、
7ページまで読んだら分かります。
後はつけたし説明のようなものだと思って良いです。

著者の主観で語られることが多いので、
意見を異にするところが多々ありました。
ちょっと言い過ぎでは?とも思いましたが、、
これくらい言い切ってくれるほうが私は好きです。


■評価■


21点/30

①読みやすさ 3点
ふつう

②情報量 3点
60-120min

③成長性 4点
読書に関して参考になる。

④実用期間 5点
一生使える。

⑤インパクト 3点
なるほどと思う。

⑥信頼性 3点
著者の主観が入りすぎなところもあるが、
あながち間違いというわけでもない。

レビューNo. 0023
評価年月日:2009年3月2日



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