「東大生が教える超暗記術」
| 池徳田和嘉子氏著 全233ページ 1429円+税 単行本 |
■この本を一言で表すと
「暗記法をわかりやすくまとめた本」
■何故この本を手に取ったか?
「暗記は学習において基礎となる重要な要素である。
やり方は受験の勝ち組である東大生に聞くのがベストであると思ったから」
■流れ
簡単なものの暗記方法
↓
複雑なものの暗記方法
↓
復習について
■レビュー■
『テスト前の勉強自体が、
実際は”引っかかり”を作る作業』(P. 26)
『暗記するにあたって、
アウトプットは絶対に必要な要素』(P. 40)
かならず、思い出せるように
暗記しておかなくてはいけません。
そうしないとテストで使えるかどうか、
また、理解できたかどうかわからないからです。
『手を動かして書く!』(P. 129)
『声も出そう、足も出そう』(P. 134)
暗記するために、手で書いて、
声を出して覚える方法が有効である
と書いてあります。
また、うごき回りながら覚えることで
脳が活性化され、暗記しやすくなります。
これは、安河内氏の「できる人の勉強法」や
また椋木氏の「超「高速」勉強法」でも
同じようなことが書かれており
著者一人の主観的な意見というわけでなく
信頼に値する事実であると考えられます。
『マンガとキャラクターで、項目を分類しておく』(P. 197)
これは新しい発想です。
マンガのふきだし部分を修整液で消し、
自分の覚えたいことをセリフに入れてしまうのです。
マンガはシリアスなものであるほど、
ギャップがあって楽しく
暗記に向いているとのことです。
■反論・誤植・注意点など■
九九をただ意味もなく暗記したわけではないはずです(P. 18)
というけれども、
脳科学者の池谷祐二氏は人はだいたい15歳までは
意味のない丸暗記が得意であると言ってます。
(「高校生の勉強法」参照)
そういうわけで、
文科省は
丸暗記が得意な時期に
九九を詰め込む教育をしているのです。
私は意味もなく呪文のように唱えて暗記しましたし、
わざわざ九九をごろ合わせしてまで暗記したような人はみたことないです。
あれは呪文と同じで、勝手に口からでてくるものです。
『よく学び、よく遊び』(P. 227)
よく遊べの誤植と思われます。
■最後に■
記憶法のまとめとして読むには
たいへん分かりやすくてよいと思います。
イラストが多いのも良いです。
しかし、しっかりとベースとなる知識を得たいなら
池谷裕二氏の「高校生の勉強法」と
ドミニク・オブライエン氏の「試験にパスする画期的テクニック」を
お薦めします。
上記の二冊を読み込んだ人ならば、
本書は特に必要としないでしょう。
ただし、本書はとても読みやすく、分かりやすいので
学習法をてっとりばやく知りたい!という人には
お勧めできるものです。
■評価■
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20点/30
①読みやすさ 5点
図解豊富、読みやすい。
②情報量 2点
30-60min すぐ読める
③成長性 3点
暗記に役立つ
④実用期間 5点
一生使える
⑤インパクト 2点
これまで出版された本にある学習法を理解しやすくまとめた本であって、インパクトはあまりない
⑥信頼性 3点
一定の根拠はあり信用できると思うけれど、
他の暗記学習本と比較したときに
納得のいかないところがたまにある。
レビューNo. 0032
評価年月日:2009年3月21日


