「超高速勉強法」
| 椋木修三氏著 全247ページ 1333円+税 単行本 |
■この本を一言で表すと
「高速学習法の手引き」
■何故この本を手に取ったか?
「書店で何気なく手に取った」
■流れ
長時間の損に気づくこと
↓
自信をつけることの大切さ
↓
教科書より問題集
↓
脳の活用方法
■レビュー■
『限界は挑戦目標ではなくて、調整目安』(P. 62)
目標を設定すると、
無茶な計画を立ててしまうのが人というものです。
実行できるはずもないような、
詰め込んだスケジュールなど
三日坊主になって当然です。
しかし、自分の体力や、
勉強に充てられる時間を考えたら
どのくらいできるかなんて、
自ずと決定されるはずです。
理想ではもっともっと時間を割いて
じっくりやりたいと思うでしょうが、
それが現実的には無理なので、
現状できるところまで
その中でも最上級の結果を出す、
というのが賢い人のやり方です。
『問題集一冊を徹底してやる具体的な方法』(P. 144)
この方法では、問題集を5回反復させて、
最小限の努力と時間で
試験に合格することを目的としています。
この方法なら確かに、
マークシート式の試験であれば
80%くらいはとれるようになるでしょうから、
合格可能性が急上昇するでしょう。
ただ、論文形式などの記述式となると
これだけでは無理です。
『二桁数字換算表』(P. 161)は、
記憶力世界チャンピオンの
ドミニク・オブライエン氏が提唱する記憶
術(「試験にパスする画期的テクニック」参照)と
全く同じ手法です。
確か、栗田昌裕氏著
「記憶力がいままでの10倍よくなる法」
でも同じような換算表を推奨していました。
ということは、この表は記憶術にとって、
かなり重要な要素であるといえます。
この換算表は、
自分で作らないと効力が発揮しにくいので
著者の表を参考にしつつも、
自分なりの表を作成するのが良いでしょう。
『早く理解するには早く図解せよ』(P. 176)
右脳はイメージをつかさどるのですが、
その処理速度は、
文字を理解するときの10倍にもなるといいます。
ですから、イメージに結びつけて覚えることは、
とても重要なことです。
図解することで、
イメージと関連づけて覚えることが容易になります。
自分で図解してみることは
絶好の記憶術といえそうです。
■反論・誤植・注意点など■
勉強にはやり方があります。
人間が脳を発達させた経緯がありますから
それに沿って勉強しなければ
どんなにがんばっても努力は報われません。
じっくりやることとさらっとやることと
どちらがいいかというと
この本ではさらっとやる方がいいとかいてあります。
まったくそのとおりです。
ですが、じつは科目によって実態はことなります。
数学初学者が高等数学の本をさらっと読んでも
すぐには理解できません。
これと同じように、物理や化学などもさらっと読んだだけで
できるという人はまずいません。
これは物理など科学系の話は
日常の常識を超えることがしばしばで
さらっと読んだだけでは見当がつかないからです。
全体を通して知るために、
一度さらっと流すというのは構いません。
しかし、これら科学系の知識を活用したければ熟読が必要です。
科目によって勉強方法は異なります。
同じ方法では必ず不得意科目ができるでしょう。
■最後に■
本書の一年前に出版された
『超「高速」勉強法』という本と
内容はほとんど同じでした。
本書の内容自体はとても良いものですが、
そちらを読んでいたので、
別段この本を読む必要はなかったように思います。
参考にしたい方は、どちらか一冊読めば十分です。
■評価■
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23点/30
①読みやすさ 3点
ふつう
②情報量 3点
60-120min
③成長性 4点
学習にかなり役立つ。
④実用期間 5点
一生使える。
⑤インパクト 3点
良い本なんだけれども
『超「高速」勉強法』を読んでいたの
インパクトはあまり強くなかった。
⑥信頼性 4点
盲信はよくないが信用できる。
レビューNo. 0033
評価年月日:2009年3月1日


