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「聴覚刺激で頭の回転が驚くほど速くなる」


  田中孝顕氏著
全317ページ
1800円+税
単行本、CD付

■この本を一言で表すと
「速聴の決定版」

■何故この本を手に取ったか?
「速聴とはどんなものか、効果はいかほどか、
誰でも体得できるものなのか知りたかったから」

■流れ
速聴は全脳を活性化させる

速聴で脳力が上がる

速聴で脳が活性化する理論や実例

速聴で潜在脳力が開拓できる




■レビュー■
速聴というものは、
情報を速習するときに効果があるのはもちろん、
速聴することによって、頭の回転があがってきます。
よって、速聴によって速読にも効果が表れます。

人は普通、読んだ内容を頭の中で発音する
「追唱」という行為をしています。
この際に重要な役割を果たすのが、
ウェルニッケ中枢という部位で、
脳に伝達された情報を追唱し、
これまでの知識、経験などに照らし合わせて
整理、記憶していく働きをします。


『ウェルニッケ中枢は
頭の回転数を早くするゴールデン・スポットだ』(P. 5,6)
つまりは、
ウェルニッケ中枢の活動を活発化できれば、
あなたの学習能力は
著しく向上することが期待できるのです。


『高速道路を100キロで走行し続けると、
やがて体全体がそれに順応してくる。
そのうち、インターチェンジが近づいてきて、
そこで一般道路に出ようとすると、
周囲の情景が非常にゆっくりとしたものとして
目に映ることがある』(P. 69)
これは、本当のことです。
車を運転する人は体験したことがあると思います。
この状態では、
普通のスピードのものがとても遅く感じられます。
頭の回転速度が上昇し、
これに慣れて処理スピードが向上しているからです。

しかし、これは一時的なものでしょう。
なぜなら、高速道路から降りて30分ほど走れば、
今度は、その体感速度が道路の方に慣れてしまうからです。

速聴の威力を使い続けたかったら、
定期的に、というよりも
試験や勉強の直前に速聴するのが良さそうです。

なんだかモーツァルト効果に似ていますね。
(七田眞氏監修「超高速モーツァルト効果」参照)


『一分で一万時読むのは不可能』(P. 90)
それでも一分間で8000字までは、
訓練したら読めるようになるそうです。
十分すごいことだと思います。
おそらく、私にはできません。
ですが、私はまともに追唱するのは、
本当に重要な部分と判断して
熟読することにした箇所に絞っています。
特に理系の人は
学部生のころから実験などでいろいろ忙しいため、
少ない時間をやりくりしなくては
本をたくさん読むことはできません。
また、忙しい社会人も
読書の時間確保に躍起になっています。
時間のない人たちにとって速読は必要なスキルです。


とにかく、たくさん本を読むためには、
追唱していてはだめです。
それをしなければ、
一分で一万字以上の情報に触れられるはずです。
そのとき気になった、
もっと知りたいと思った箇所に線を引くなり、
付箋を貼るなりしておいて、
あとからじっくり追唱すれば、
復習効果も手伝って一石二鳥で記憶に残るのです。



■反論・誤植・注意点など■
『四倍速でも聞き取れる世界唯一の機器』(P. 33)
この機械は一台20万円もするそうです。
それは成功すれば元がとれると思うけれども、
実際にそこまで必要ないかな、と考えてしまいます。


『速読は役に立つが、飽きやすい』(P. 76)
それは単に本の内容が
面白くないだけではないでしょうか?
内容が面白ければ、脳は活発になり
どんどん読みすすめられてしまいます。
そのときは速読をしていることなど忘れています。


『ある段階に達すると、
「追唱」しなくとも意味が取れるようになる』(P. 268)
その通りですよね。
私は追唱の話がでてきたとき、
自分は速読の際に、
追唱などやってないと確信していて
絶対反論で書いてやろうと思っていました。

一応、本書でも
最後あたりでこのように記述されていたので、
あんまり言うこともなくなったのですが、
基本的に頭の中で音読しているようでは、
すぐに限界を迎えます。疲れます。
本を読みたくなくなります。
本を読み始めたかりの頃の私がそうでしたからわかります。

そうではなくて、
一回目の読書では、
文字の雰囲気、イメージをつかむのです。
そうすると何が書いてあるのかくらいは
見た瞬間にわかります。
読んではいけません。見るんです。
このあたりの説明はフォトリーディングに詳しいので
ポール・R・シーリィ氏著「あなたもいままでの10倍速く本が読める」を参考にしてください。



■最後に■
速聴という学習法自体がとても新鮮な内容でした。
昔はレコーダーなどなかったでしょうから
確実に近代ならではの勉強法です。

速聴は3~4倍速で聞くのが良いみたいですが、
速すぎて聞き取りにくいため、
私は1.5~2倍速で勉強しています。
これだと、
普通にオリンパスのボイスレコーダーでできますので、
2万円弱で機器が手に入って
経済的に負担が少なくて済みます。

本書では2倍では効果が薄い、
といったようなことが言われていましたが、
速聴の効果は高速で聞くことによる
ウェルニッケ中枢の活発化で引き起こされるものであるわけですから、
効果がまったくないはずありません。
それに薄くても効果は効果です。
2倍で聞くことで勉強時間が半分になるのは事実で、
得することがありこそすれ、全く損していません。


速聴とはいかなるものか?
それを知ることができるという点において
本書の価値は大変高いと感じます。
しかし、本書は版が比較的古く
手に入れにくいかもしれません。
とはいえ、
速聴に関して新しい本がいくつも出版されています。
とにかく、速聴という概念は
一応、知識として知っておいた方が良いと思います。
速聴というものに触れるという目的ならば、
本書でなくとも構わないと思いますので
速聴関連本を参考にしてみてください。



■評価■


25点/30

①読みやすさ 2点
文章は難しいというわけではないのだけれども
なんだか読みにくかった。

②情報量 4点
120-300min
ページ数が比較的多い

③成長性 4点
試験前の速聴はとても有効であると思われる

④実用期間 5点
一生使える

⑤インパクト 5点
脳力アップのために速聴をするという発想が衝撃的

⑥信頼性 5点
高速な状態に脳は慣れてくるというのは、
高速道路でも時間できる効果である。
また、著者は速聴の第一人者である

レビューNo. 0034
評価年月日:2009年3月10日



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