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「成功者の告白」


  神田 昌典氏著
全319ページ
1400円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「起業について知っておくべきこと」

■何故この本を手に取ったか?
「起業した者は必ず地雷を踏むが、
これにはパターンがあるというので気になって仕方なかったから」

■流れ
起業初期の問題点

会社の成長期に生じる家庭の歪み

成熟期における会社の管理

組織崩壊の危機と再生



■レビュー■
『パターンを知れば、
パターンから抜け出すことができる』(P. 15)
『知識が無ければ、
我々は感情の奴隷となり、
パターンにはまり込む』(P. 161)
成功者は、地雷を踏んでも、
それは自分個人におきた
特異な問題であると思っているのですが、
おきる問題はすべて酷似しているといいます。
そして残念ながら、
この地雷はすべて避けきることが困難です。
いくつか踏んでしまうことでしょう。
ですが、
起きることが分かっているのとそうでないのとでは、
対処法がまったく異なってきます。
「パターンを知り、己を知れば、地雷危うからず」です。


ビジネスモデルを判断するときに
チェックすべき重要なポイントは三つ。
『第一にビジネス、
商品が成長カーブのどの位置にあるか
第二にライバル社と比較して優位性があるか
第三に十分な粗利が確保できるか』(P. 63、64)

これがきちんと把握できていないと
起業しても大変な目にあうでしょう。
まぐれ当たりを狙うしかなくなりますので、
無謀な賭けになります。

『起業家が失敗するのは、
事業の仕組みについて考えることなく、
好きなことを手がけてしまうから』(P. 65)
とはいえ、
『儲かるからという理由だけで
ビジネスをすると不幸になる。
情熱を傾けられるビジネスじゃないと話にならない』(P. 45)
起業すれば、最低でも数年は、
24時間365日
取り扱う商材について考えることになるのだから、
興味をもてない商材では悲惨です。

好きな分野で、儲かる仕事を探す。
これが起業における必要条件なのです。


『成功すればするほど、
夫婦仲は気まずくなった』(P. 123)
夫が成功したら、妻が喜んでくれて、
大きな家を買って、高級車に乗り、
家族は幸せになれる。みんなそう思っている。
しかしながら、実はそうではないのです。

夫が成功すると、妻は取り残された感じがするので
無意識に反発してしまうといいます。
妻は喜んでくれると思っていた夫には
妻の行動が理解しがたいはずです。
自分は家族のために頑張っているのに、
何故?と思うはずです。
これが一つ目の地雷。


そして二つ目の地雷で、
子供が病気になったり、怪我をしたりします。

それは、夫婦仲が悪いのが原因です。
『子供にとって家庭が世界の全てだ』(P. 139)
子供は自分に何かおきることで、
夫婦が一致団結し、
問題解決に向かうことを無意識に望んでいるのです。


このような事実は、一般的に知りえないことです。
本を読んでいて良かったと思うのは、
このような先達の経験を享受できることです。
この経験疑似体験できることは、
書籍の値段から見て安すぎるくらいです。
この本を読むということは、
途方も無いくらい価値が高い自己投資です。


先ほどのひとつめの地雷の続きになりますが、
事業が軌道に乗りかけた時、妻と気まずくなると
なぜかタイミングよく夫の前に女性が現れます。
『世間の人は性欲の虎を放し飼いにして、
どうするかというと、
その背に乗って滅亡の谷に落ちる』(P. 142)
妻の反抗に不満な夫は、
目の前に現れた女性が魅力的に見え、
浮気してしまうのだそうです。

しかしその関係は長続きせず、
また自分を窮地に追いやるでしょう。
ここで理性をもって、
現れた女性と関係を持たずにいたら、
妻との関係が修復し、
以前より仲むつまじくなれるのだそうです。


フィクションであるが本書の中では、
過度のストレスがたたって
社員が三人メニエール病で倒れている。
メニエール病だけでなく、
鬱病や円形脱毛症などが発生し、
発覚していないだけで多数の社員が
大変なストレスの下で
仕事をしていることが浮き彫りになった。
これは顧客からのクレームが原因であるといいます

『クレームの質が変わってきたことに会社がついていけない』(P. 201)
これが根本的な原因だと指摘されています。
現代の顧客には、商品の品質よりもむしろ
自分を丁寧に扱ってくれなかったということに対する不満があり、
それを電話口の社員に対してぶつけてくるのです。

このときは、社員を傷つけるために
相手は本当に辛らつな言葉を使ってきます。
困ったことですが、
対処法もきちんと説明されています。
しかし、少し長くなりますので、
詳細は本書を手にとって参考にしてください。



『ステップ1 土台作り1:母親の出番
ステップ2 土台作り2:父親の出番
ステップ3 チーム体制の組み立て』(P. 212)
社員10人を越すような規模の会社に成長するとき、
社長は組織全体に目が行き届かなくなります。
このとき、会社に必要なのは組織としての規律です。
詳しくは本書の説明に譲りますが、
簡単にいいますと、社員同士の仲を良くし、
ルールを社員全員で考え、
守ることを徹底する、というものです。



『リーダーが生まれるためには、
起業家も、実務家も、管理者も、
まとめ役も必要になる』(P. 296)
リーダーというと、
ひとりの強力なリーダーを意識します。
しかし、組織というのはそんな単純にできていません。
それぞれの立場の人が、
それぞれの役割を演じて初めて
組織が良い方向に導かれるのです。
それぞれの役割としてのリーダーですから、
リーダーは複数いて当然なのです。
それなのに、
おそらくは起業家タイプの人をリーダーとして認識し、
他の人はサブに回っていると考えてしまいがちです。

商品や会社には成長カーブがあり、
どの地点にいるかによって、
役割の強弱がはっきりします。
だから、適切な時期に適切な役割がリーダーシップをとることが大変重要になります。



■反論・誤植・注意点など■
特になし



■最後に■
起業しようと考えてる人には、
お手本になるとてもよい本です。
文庫版も出ています。

成功することは大変なことですが、
努力の結果、経済的な成功を手に入れても
不幸になる人はたくさんいます。

起業を少しでも考えている方は、
この本を読むことをお勧めします。
これまでの成功者が踏みつづけた地雷を回避するために・・・。



主人公が最後に親父の手紙を読むところは泣けました。

そこで確信したことがあります。
本というものは、あなたに準備ができていなければ
手にとっても本棚に戻される運命にあるのです。
いま、その本を読み、
どうしてあのときに
この本を読んでおかなかったのかと
後悔することはないのです。
遅すぎたのではないのです。
自分にとって読む(情報を受け取る)準備ができたのは、今なのです。

不思議なことに必要になったそのときには、
一度本棚に戻したその書籍を思い出し、
再び手にとることになるのです。



■評価■


25点/30

①読みやすさ 4点
よみやすい。

②情報量 3点
60-120min

③成長性 4点
興味深い話が多く役立つ。

④実用期間 4点
10年くらいは大丈夫そう。
それ以降は、

⑤インパクト 5点
起業について疑似体験できる。

⑥信頼性 5点
他の起業した人の話を調べてみたところ、
確かに当てはまることが多い。

レビューNo. 0078
評価年月日:2009年3月23日



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