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「夢を力に」


  本田宗一郎氏著
全271ページ
648円+税
文庫本

■この本を一言で表すと
「本田宗一郎氏の偉業を再編さんしたもの」

■何故この本を手に取ったか?
「日本を代表する起業家本田宗一郎についてしりたかったから」

■流れ
本田宗一郎氏の少年時代

22歳で独立

2輪製造

4輪製造

本田宗一郎氏社長退任

本田宗一郎語録


■レビュー■
天皇陛下から本田氏の発明・工夫への
のねぎらいの言葉がかけられた折、
『人さまから見れば苦しいようでも
本人は楽しんでいる』(P. 76)
と答えている場面があります。
好きなことを仕事にして、
ガンガンやっていると、
表彰されることになって驚いたというのです。
「好きなことを仕事にする」 と成功する好例といえます。


『低公害、低燃費「シビック」がヒット』(P. 146)
CVCCエンジン搭載のシビックは有名です。
しかし、はじめて知ったときには、
70年代にはもうすでに、
環境対策が始まっていたのかと驚きました。

CVCCはカリフォルニア州のマスキー法に
最も早く適合した技術であり、
全世界にHONDAの名をとどろかせました。


『モノ作りは本田、カネの工面は藤沢』(P. 159)
初対面でも惹かれあったのは、
お互いにないものを相手が持っていたからだそうです。
SONYの盛田昭夫氏と井深大氏のように
HONDAも技術と資金の面で
それぞれ舵取り役がいたのです。


『世界の中で競争してこなかった業種が今苦しんでいる』(P. 197)
不動産、銀行、保険などの業界は、
これまで日本国内だけで勝負していたので、
法律に護られていたのです。
特に、銀行が外資に乗っ取られてはまずい、という
政府の思惑もあって、いまだに閉鎖的です。
最近少し規制緩和されたとはいえ、
早速乗り込んできた米国資本の銀行あたりが、
ぶーぶー文句言っています。


『人のえらさは、
世の中に貢献する度合のいかんにある』(P. 224)
これはまさにその通りだと思います。
世の中には様々な職業が存在しています。
それらを比較して、一概にこの職業はいいが
あの職業はだめ、などと決められません。
社会的地位なのか、経済的なものか
またはやりがいのある仕事かどうか、など
評価基準が人によって異なるからです。

しかし、
どの職業もどれだけ多くの影響を与えたか、
つまりはどれだけ多くの人たちに貢献したかで
評価されるべきだと思うのです。


『500ページ読んでも必要なのは1ページくらいだ』(P. 234)
ここまで極端ではないと思いますが、
真実です。
本は伝えたいコアの部分の説明や証明に
その大部分のページを割いています。
ですから、納得できるなら
すべて読む必要はないのです。
実際のところ、
私が本を読んでいて、
重要だと思うところは、
普通で全体の10%弱、多くて20%です。


『前世紀の考え方から
一歩も出られないようなオトナから
「いい子」だなんて言われてるようじゃ、
そのオトナ以上に伸びやしない』(P. 243)
時代の移り変わりを機敏に読んできた
HONDAの指導者らしい発言です。
本田氏はどちらかと言えば、
偉大な起業家たちの中では異端児だと思います。
好き嫌いがはっきりしていて、
周囲に反発されても、
自分が正しいと信じたことを完遂する人は、
これからの時代にとても有望です。
インターネットが普及した時代は
めまぐるしく世の中のことが変化します。
新しい考え方が次々に生まれてくるのです。
それについていく人は、
考え方の古い人の反対に会うのですが、
新しいものと古いものが対立したときには、
常に古いほうが負けているものです。



『自分の為に働くのが、絶対条件だ』(P. 250)
HONDAはいまでも社員に
自分の為に働けというそうです。
それは、自分の為に働くことが、
ひいては会社の為になるという想いを持っているからです。
社員を使い捨てにする会社が増えてきた昨今では、
従業員にとって良い会社に違いありません。


『一言に電気といっても
一生かかっても覚えきれません』(P. 258)
学者というのは、
自分のやっている分野に関しては
世界有数の識者です。
しかし、そこ以外の分野にいくと
科学的なことを理解する基礎能力は高いとはいえ
知識的には一般人と変わりません。

なぜそんなことになるかというと、
科学分野は宇宙のように広大で
すべて理解するなんてことは
とてもできるものではないからです。

ゆえに、基礎を抑えた上で、
専門分野に特化するしかないのです。
学者にとっては、それが正しい戦略であり、
それ以外に生き残る方法はありません。

これはオンリーワンになりやすい反面
とてもリスキーなのです。

自分の勉強している分野が
世間に必要とされているうちは良いのですが、
技術革新によって、まったく新しい技法が
まったく別の分野によってもたらされたとき
これまで研究してきた内容は
意味を為さなくなるのです。


■反論・誤植・注意点など■
特になし

■最後に■
本田宗一郎氏の人生の軌跡がかかれた自叙伝です。
この本を読んでびっくりしたのが
私の予想に反して、すごく破天荒な人だったことです。


これほど有名な経営者ですから
かなりの松下幸之助氏のような
人格者であろうと思っていたのですが
若くして成功したため、世間の妬みもあってか、
芸者遊びなどしてひんしゅくを買っています。
私が勝手に抱いていたイメージとはかけ離れていて
かなりびっくりしました。

これは後からたくさん本を読んで
わかったことなのですが、
世の偉大な経営者は
大きく二種類に分かれているようです。
それは松下幸之助氏、稲盛和夫氏のような
節制するタイプと
松永安左衛門氏や本田宗一郎氏のような
派手に遊ぶタイプです。


HONDAといえば、
今日では誰もが知る自動車メーカーです。
二輪の歴史が長いとはいえ、
世界のHONDAを作り上げるまでに
20年かかっていないとは驚きです。

それを考えると
今、日本中にあるHONDAの
取り扱い店の数は異常です。
どれほど急速に伸びていったかがよく分かります。



■評価■


21点/30

(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 2点 
30-60min 車を多少知ってれば早く読めます。
全く知らない方は部品名や技術的な言葉がわからず
予想以上に時間がかかるかもしれません。

(3)成長性 2点 
HONDAについて詳しくなれる。

(4)実用期間 5点 
歴史的なことなので一生変わらない事実。

(5)インパクト 4点 
本田宗一郎氏の考え方はとても独特

(6)信頼性 5点 
客観的に事実を述べていることが多い。


レビューNo. 0106
評価年月日:2009年5月21日



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