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「たった3ヵ月で英語の達人」


  志緒野マリ氏著
全255ページ
543円+税
文庫本

■この本を一言で表すと
「英語が上達する方法はやはり地道に勉強するしかない」


■何故この本を手に取ったか?
「「たった三ヶ月で英語の達人になれるものだろうか、と
ちょっと興味を惹かれたため」


■流れ
留学幻想を捨てろ

自分に合った勉強スタイル

留学しなくても英語は上達できる

文法は大事

アバウトでもいいからとにかく話す

海外で英語を話して鍛える



■レビュー■
『英語三大デマ理論
・住めばOK理論
その国に住みさえすれば、赤ちゃんだって英語を話せるようになる
・抜け道理論
画期的な方法論さえあれば、英語をラクラク身につけることができる
・文法悪役理論
英文法なんか、知らなくてもいい』(P. 17)
確かに、英語圏では幼稚園児も英語を話しています。
だから、英語はカンタンなんだと力説している人を見たことあります。
しかし、幼稚園児レベルの英語を
大人の我々が話していたらおかしいですよね。
大人の英会話を短期間で身に着けようとおもうなら、
著者の言うとおり英語圏に住んでるだけではダメです。
だいたいたとえば3年住んで、
3歳児並みの英語しか身につかないとしたら
どちらにせよ、もうちょっと早く学べないものか?と
不満に思うに決まっています。

学問に王道がないように、語学にも王道はありません。
画期的な英語勉強方法があって、それをしたらすぐに話せるようになる
なんていう宣伝がよくありますが、それで話せるようになった人は
それほど多くないんじゃないでしょうか。
少なくとも私の周りには、それで話せるようになった人はいません。

さらに、文法はいらない、という人もいますが、
大人が短期間で語学を身につけるには、
最低限の文法知識が絶対に必要です。
中学英語から基礎固めするのがよいかと思います。

子供が英語を学ぶのは、脳が白紙の状態であり、
赤ちゃんから幼児にかけての脳の構造により成せる技です。
15歳あたりを境にして脳は大きく構造を変化させます。
その時は単純な記憶よりも論理的な記憶の方が
定着しやすい構造になっています。
ですから、ただ英語を聞いてればなんとかなる、とか
外国に住めば大丈夫とか、そういうことはあり得ないのです。

『「学校英語は役に立たない」と言う人は、
学校英語を吸収しなかった人だ』(P. 38)
高校へ行く人が95%以上の日本において、
きちんと英語を勉強していたら、
英検二級、単語4000語レベルの英語力が備わっていることになります。
日常会話では、中学校レベルの英文法が使えたら
あとは単語を付け替えるだけになるので、
相当高レベルな英会話能力をもっているはずなのですが、
英会話に自信がある人は、そう多くはありません。
それはやはり使わずにさび付いてしまったのと、
そもそも最初から勉強していなかったのどちらかでしょう。
いまさら、なんていっていないできっちり基礎固めするのが
もっとも早く英語を身につけるための近道だと考えられます。
いまさら中学英語なんて、とか言って恥ずかしがっていないで、
中学英語の文法から始めていくと良いでしょう。
それから中学英語レベルのフレーズが
しゃべれるようになると良いですね。
ただし、これらの勉強の前に、
発音に自身のない人は発音記号から勉強して、
英語の発音に慣れる練習をしておくべきです。
そんなとこから?
と思うかもしれませんが、
そういう基礎をいままで怠ってきたから
英語がなかなか上達しないのです。
急がば廻れです。

『いちいち日本文を作成してから訳すのではなく、
言いたいことを言語以前のもやもやしたものから
直接英単語に乗せて出す』(P. 134)
英語は日本語と文法つくりがまるで違います。
それなのに、日本語の内容を英語に直すと、
かなりのタイムラグが生じてしまいます。
同時通訳の方は、日本語を英語に訳すとき、
日本語で聞いたことを頭でイメージして、
それを英語で表現して話しているといっていました。
そうでないと、瞬間的に英語にできないのだそうです。
ゆえに、何か写真などを見て、日本語を考えるよりも先に、
英語でしゃべれるようにならないと、瞬時に英語が話せるようになりません。
なによりも、「日本語的な思考でつくられた英語」を話してしまうでしょう。

 

『「文法」「発音」「語彙」という
英語の三大カテゴリーが重要』(P. 136)
『「読」「書」「聴」「話」を意識して、
四つのなかのどれに重点をおくか分析してみよう』(P. 137)
これらを意識して、自分の仕事に使うところを重点的に攻めていくのが
もっとも早く上達するための戦略になります。
英語の文献をひたすら読むなら、「読」を最重要にして「書」もやる。
留学生の相手をすることが多いなら、「聴」と「話」を重点的にやる。
そういうポイントをきちんと抑えてやることが大切です。
すべてのスキルをまんべんなく上げていくのもありですが、
短期間で結果はでませんので挫折しやすいのです。
さしあたって、就職活動中の学生、会社勤めの方は、
TOEICを受ける機会が多いでしょうから、
それに即した「聴」「読」に重点をおいて勉強してみるとよいでしょう。

 

『なぜ、いつまでたっても話せないのか。
その答えは、「話さないから」』(P. 177)
日本人は完璧主義な方が多いです。
英語が何不自由なく話せるようになるまで
恥ずかしくてしゃべれない、という気持ちがあります。
それは理解できるのですが、恥を忍んでしゃべりましょう。
間違ってもよいのです。

『実践的でない些細な点をつっつきまくる文法など、
百害あって一利なしだ』(P. 140)
というように、要は相手に間違いなく伝えられたらよいのです。
少しくらい前置詞の使い方が違うくらいなんでもありません。
とにかく話す、それが上達への第一歩です。

『会話学校の占める位置はなんなのかというと、
それは、「アウトプットの場を提供してくれる」ということ』(P. 162、163)
ゆえに、沈黙は悪と思って話しましょう。
もちろん、きちんと勉強してインプットしていることが前提です。

英会話学校では間違いがあればその場で訂正してもらえますので、
一人でCDを聞きながらシャドイングした成果を試せます。
それが英会話学校の他にない最大の魅力です。

上級者はネイティブスピーカーと話すのがよいでしょうが、
英会話に自信がない人は、絶対に日本人講師がよいです。
なぜか?
それは日本人特有の間違いを指摘してくれ、
かつ、どうしてそのように間違えているのか
日本人講師のほうがネイティブスピーカーよりも
良くわかっているからです。
指摘が的確なのです。
逆にネイティブスピーカーには、
なぜ日本人が英語を間違えるのか
日本語特有の間違いをしてもよくわからないのです。
というわけで英語苦手な方は迷わず日本人講師を選択しましょう。


■反論・誤植・注意点など■
『今後、日本製品はしだいに競争力を失っていき、
日本は世界の富裕国の座を守ることができなくなるだろう』(P. 212)
将来日本が富裕国でなくなる可能性はありますが、
それは日本製品が競争力を失うからではありません。
政治家の無策、売国と既得権団体などの汚職によってです。
はっきりいいまして、日本の部品はすごいです。
工業に興味ない人には実感ないかもしれませんが、
中国やアメリカだって、日本の部品メーカーがあればこそ
製造できる工業製品がたくさんあります。
日本の技術者はいい意味で変態揃いです。
技術オタクです。
はっきりいってお金のためだけにあそこまでできません。
工学という一種の宗教なんじゃないかと思うくらい妥協しません。
他の国で日本人技術者みたいな人って少ないですよ。
工学にはハッタリやごまかしはききませんから、
結局、地道に研究開発している国が最後に勝つんです。
私がみてるかぎり、工業製品において
日本製品は高くても相応の付加価値があるので
使用せざるを得ないものとなって生き残り、
相当の競争力を持つものと考えています。


■最後に■
結局、何事もスキルを磨くには
努力が必要であるということです。
3ヶ月の勉強で上達したという根性は賞賛に値します。

英語の習得方法を
『ミーハー・コースとキャリア・コース』(P. 32)
にわけて考えていくべきなのだというのは納得でした。
「ミーハーコース」は楽しんで、あせらず続けること。
「キャリアコース」は習うより働いてものにせよ。
そんな感じでした。
もちろん、キャリアコースはバリバリやるし、
結構勉強に本腰入れてやるから相当の覚悟が必要であると思います。
その分、短期間で英語がものにできます。
結局は、どちらのコースも一定のレベルになるまでは
勉強時間を総計したら同じくらいかかるということなのでしょう。



■評価■


点数合計 22点/30点満点

(1)読みやすさ 4点 
読みやすい

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 4点 
日本国内できっちり英語を勉強したら
必ずしも海外留学しなくてもよいと確信できた
語学留学のためだけに一~二年無駄にせずに済んだことは大きい

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 3点 
留学しただけでは英語はものにできない、
留学しなくても英語はものにできるという事実に
ちょっとした衝撃を受けた

(6)信頼性 4点 
信用できる内容

レビューNo.0110
評価年月日:2011年1月2日



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