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「グズをなおせば人生はうまくいく」


  斎藤茂太氏著
全237ページ
552円+税
文庫本

■この本を一言で表すと
「物事を先延ばしにすると損をする」


■何故この本を手に取ったか?
「仕事は遅くて巧みなものよりも、
不完全でも速い方がよいといわれることがある。
つまりはぐずぐずしていてはいけないということで、
何事もはやく仕上げる習慣をつけたいとおもっていたから」


■流れ
先延ばしする人たち

まずやってみること、いいわけしないことでグズがなおる

グズを直す人付き合い



■レビュー■
『人間というのは、恥をかいて成長する部分がある』(P. 86)
恥をかくことは、こけて痛い思いをするよりも恐ろしいことです。
(関口房朗氏著「赤っ恥学」参照)

しかし、恥をかくことを怖れてばかりでは
前に進めなくなってしまいます。
恥を知って恐れを知って人は一人前になると私は思うのです。

『勝ち組になる人には、
望んだ通りの好機が訪れるし、それを見逃さない』(P. 162)
「チャンスの神様は、前髪しか生えていない」って
みなさんも聞いたことがあると思います。
これはとても有名なフレーズですね。
意味は、「だから、来たと思ったらすぐつかまないといけない」
という教訓のようなものです。

しかし、きたチャンスをものにできるのは、
日頃からそのことについて考え、
どう動くか綿密かつ正確な計画を
練っている者に限られます。

たとえば、不動産投資が2008年ごろまでブームでしたが、
周囲の人がみんな投資している、私もやらないと!
というような感覚でいて、よさそうな物件が出てきたときに
営業マンの「すぐ買付けをいれないと売れちゃいますよ」
という言葉に踊らされる人はまず間違いなく成功できません。
こういう人はチャンスは来たときにつかまないといけない、
と飛びついてしまうのですが、綿密な計画がないので
うまくいかなくなったときに、
返済計画などがたちまち崩れてしまいます。

勝ち組と言われている人たちは、
最悪の状態のこと、つまりはキャッシュフローが
うまく回らなくなったときのことを考えて、対処法まで用意してから
自分にそれだけの力がないときには、自己研鑽をしながら
その力を蓄え、常にチャンスを待ちかまえているのです。
自己啓発や本業で無理はしていても、彼らは決して無茶はしません。

だから、本当にチャンスがきたときに、
勝ち組になるべき人たちは
綿密な準備や計画ができているので、
それをきちんとつかみ取ることができるのです。

『人生の勝ち組なる人というのは、決して優秀ぶらない』(P. 182)
これは当然です。
自分で自分のことを優秀だなんて、
事実そうだとしても自画自賛に変わりありません。
恥ずかしいことです。
また、そんな人がいたら周囲はイラっとくるでしょう。
それでは協力者が現れません。
「全部自分でやったら?優秀なんでしょ?」とにべもないでしょう。
どんなに優秀であっても、
協力してくれる人がいなければ成功はおぼつきません。

『人から好かれる人は、めったに
”ご機嫌ななめ”な表情は見せない』(P. 224)
自分がどんなに落ち込んでいても、
辛くても、苦しくても、それを相手にぶつけるのは
筋違いだと思うからだそうです。
そのとおりだと思います。
でも、その当たり前のことが、
なかなかできないのも人の難しいところです。
成功する人というのは、
きっとそういう内面のレベルも高い人が多いのでしょうね。


■反論・誤植・注意点など■
いいことがたくさん書いてあったけど、
おや?っと思うことがありました。
それは「一人っ子と長男は兄弟間の葛藤がないため云々」というもの
一人っ子ってわざわざいってるからには
この長男は兄弟いるんじゃないんでしょうか?
で、兄弟いたら長男よりも末っ子の方が
甘ったれになることがあるとは聞いたことあるけども、
長男が傍若無人なんて話は私は聞いたこと無いですね。

たしかに兄弟がいても
なんの葛藤もない人は精神が危ない感じがしますが、
それは長男に限ったことではないように思います。

さらには、自分は長男だけども
そういう面はないと言い切っているところが
なんだかなぁって感じでした。

だったら最初からこの文章ははずすべきでしょう。
自分がすでに反例じゃないですか。
自己矛盾しています。
説得力が全くありません。

 

 

『だいたいにおいて、
ひとりっ子とか長男、長女というのはグズである』(P. 45)
そう主張する理由が、親の愛情を一身に受けて
わがままいっぱいに育っているからだそうです。
ひとりっ子はそうかもしれませんが、
ふつうは、下に弟か妹ができたら
長男、長女というのはほったらかされて
一時期ふてくされるものなんですけど、
著者はひとりっ子なのでしょうか?
そのあたりの認識が多分に主観的かつ独善的すぎるかと思います。

そうおもっていたところ、
『私の場合はひとりっ子といえども、
現代のひとりっ子とはいささか事情が異なる。
両親から放任されて、わがままに育ったクチなのだ』(P. 46)
やはり、ひとりっ子だったようですね。
兄弟がいる場合、長男長女は親に甘えられません。
弟や妹がいる手前、少しくらい怪我しようが、
思い通りにならないことがあろうが、泣くことは滅多にありません。
みっともないからです。
小さな弟にじっと見られている中、
ちょっとしたことで泣いてられますか?
小さな子供にもプライドがあるものです。
私には、著者と違って弟がいるので、
そのあたりの心情がよくわかります。
この著者は、そのあたりの長男長女の心情を何も分かってませんね。

さらなる突っ込みどころは、
ひとりっ子がわがままでグズだと主張したのは
著者自身であり、かつ自分が長男でひとりっ子であるというのに
南アフリカにおける名誉白人みたいな扱いを主張していることです。

要するに、
「ひとりっ子はわがままでグズだけど、
私はみんなとは違う。放任されて育ったから
同じわがままでも一味違う」と言っているととれます。
大変滑稽です。



■最後に■
この本では、勝ち組という単語がひっきりなしに出てきます。
勝ち組は、
本番に強い
目標が明確だからチャンスに敏感
人をひきつける魅力的なキャラクター
好機が訪れた時に逡巡しない、などの特徴があることが分かります。

さらに
忙しいときこそ遊ばなくてはいけない、とありました。
実は忙しいときに遊ぶのが一番たのしく
充実しているのだそうです。
だから、無理やりにでも仕事を終わらせて
旅行にでも、おいしいレストランにでも
行くようにしたほうが良いといいます。
その方が人生の幅も広がるし、
なによりリフレッシュできるのだそうです。


■評価■


点数合計 17点/30点満点

(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 3点 
ぐずぐずしていると損することばかり
仕事は特にそうであることが自覚できる

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 2点 
仕事をしていたらこれくらいの内容は
たいていの人はやっているし、気づいているかと思うが
20代前半の新米社員には良い内容かもしれない

(6)信頼性 2点 
言いたいことはわかるが、
根拠が主観的すぎる



レビューNo.0124
評価年月日:2011年1月2日



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