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「汗をかかずにトップを奪え!」


  三田紀房氏著
全199ページ
1200円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「仕事がデキル人の仕事観」


■何故この本を手に取ったか?
「ドラゴン桜の作者が仕事についての本を書いていたので」


■流れ
格差社会の現実

仕事の正体

デキル人の仕事術

目標は指名される社員



■レビュー■
『転職のデッドラインは30歳だ』(P. 43)
30歳を超えると生え抜きの社員たちの
人間関係を崩しかねないし、
また、給与の面から言っても経営者側にあまり旨みがありません。
だから、敬遠されやすいようです。
しかし、本当に必要な技術を持っている人なら
35歳を過ぎても転職は可能だと思います。
ただ、この場合でも、人間関係を考慮されるのは当然で、
いくら即戦力ならば問題ないといっても、
やはり年齢が若いうちの方が転職はしやすいみたいです。

『即戦力を求めているということは、
生え抜きのエリートが育っておらず、
またこれから育てる余裕もない、ということの裏返しなのだ』(P. 46)
中途採用をしょっちゅう行っている会社には
社員を育てる風土はないと考えてよさそうです。
つまりは、条件があまりよくないから
若手社員が辞めていくという会社の可能性が高いといえます。
ゆえに、いつでも中途採用の枠があり、
そこで社員を補てんしないと会社が成り立たないのです。
中途採用の枠が少ない企業は自社で社員を育てる風土があり、
社員を大切にしていると推察できます。
ゆえに、転職する場合には中途採用の少ない会社を狙うのも
ひとつの見極めのポイントとして考えてもよさそうです。

『「いつでも辞められる準備」をしておく』(P. 53)
仕事や会社が嫌だからという理由だけで辞めることばかり考えていては
人生の選択肢を狭めてしまう結果になります。
重要なのはアーリーリタイヤも視野にいれて、
いつでも辞められるように準備をしておくことです。
そもそも会社がいつまでもあるという保証はないのです。
山一証券という名門企業が突然破たんする世の中なのですから。
もし会社が破たんしたとして
そのとき会社を辞めてもやっていけるだけの準備ができていないなら
会社とともに心中しなくてはいけません。
あるいは会社から首を宣告されることの方が確率は高いかもしれませんね。
そのとき準備のできていない人は、
会社を追い出されたときに何もできずに悔しい思いをして終わるでしょう。
準備を始めるのはいまからでも遅くないのです。
もちろん、辞めなくて済むならそれに越したことはありません。
要するに、会社に振り回される人生にならないよう、
自分にできる対策は全てやっておきましょう、ということなのです。

『仕事は決して誰かに「やらされている」わけではない』(P. 59)
『仮に何十億もの大金があったとしても、
人はやはり働いてしまう』(P. 60)
仕事が嫌だという人は、その理由が本当に仕事の内容なのか
今一度考えてみる必要があります。
というのも実際のところ、人間の悩みはほとんど人間関係だからです。
これで悩まない人はいないといっていいでしょう。
会社が嫌になる理由は仕事そのものでなくて
人間関係にあるのだとしたら、転職したとしても変わりません。
そこで同じように人間関係がまずくなり、
また仕事が嫌になるだけなのです。
まずは、現在の半径5mの人間関係を改善していく方が
転職するよりもよほど重要なことです。

『いま必要なのは、
目の前の仕事を片っ端から片付づけることだ』(P. 88)
社会人にもなれば、実績のない人間を誰も信用しません。
仕事のできない人間と思われたら、ほとんどゴミ扱いされます。
仕事がデキなければ人格まで否定されかねません。
目の前の仕事を片付けて、実績を積み上げていくことで
あなたは必ず周囲の信頼を勝ち取ることができます。
『指名されること、それこそが会社員の「ゴール」だ』(P. 169)
つまりは、会社に依存しなくてもやっていけるような
個人ブランドの構築のためには、いまやっている自分の仕事で
高い実績を上げることが急務なのです。

『仕事はHighとLow』(P. 132)
仕事がデキル人は、完全にOnとOffにはできません。
遊んでいても仕事の内容がいつも頭に浮かんでいます。
それは他人には見えないのでわからないだけです。
仕事もその人を形成する要素の一つなのだから、
休みの日に完全にOffにならなくても良いのです。

『いい部下とは、なによりも先に
「管理しやすい部下」のこと』(P. 100)
仕事がずば抜けてできる部下というよりも、
コンスタントに、確実に仕事をして
反抗しない部下ならば良いそうです。
それだけで、上司のお気に入りリストに
入れてもらえるのだそうです。

『笑えない奴は出世しない』(P. 176)
笑顔は万難排し、福を呼ぶ。
ニコニコしている奴とみんな一緒にいたいものです。
だから、なるべく笑顔を心がけたい。
しかし、これがかなり難しいことです。
体調が悪い時、不安を抱えている時、
誰かと喧嘩している時など
ほとんどの人が笑顔ではいられません。
そこを敢えて笑顔でいけるかが勝負なのです。
いつもニコニコしているというのは、
実はともてすごい人格者でなくてはできないことです。




■反論・誤植・注意点など■
デキル奴について、
『ビジネス成功法や人生の指南書なども一切読まない』(P. 5)
と言いきっていますが、それは極論です。
確かに読まない人もいるでしょうが、
仕事がデキる人の中には
ビジネス書を読む人はたくさんいます。

実際のところ、企業の経営者、役員といった
ビジネスエリート達はよく本を読みます。
それはより良い仕事を行うためのヒントを
他人の考えから学びたいからです。
いま仕事が出来ているから本を読む暇がない、
とはいっても、本なんて読むだけなら
そんなに時間はかかりません。
過労死一歩手前の生活でなければ
一週間に1冊くらいの本は簡単に読めます。

不動産投資家の加藤ひとゆき氏は、
不動産で成功している大家さんは、みんな勉強熱心で
「あの本に書いてあったことだけど」というと
必ず読んでいて、すぐに話題についてくる、と言っています。
(加藤ひろゆき氏著「借金ナシではじめる激安アパート経営」参照)

また、IT企業のGMO創業者、熊谷正寿氏は、
「サルと人間の違いは、人が本を読むこと」と言っています。
(熊谷正寿氏著「一冊の手帳で夢は必ずかなう」参照)

さらに、世界的な不動産投資家の
ドルフ・デ・ルース博士は、
「読まぬ者、読む者に勝ることなし」と言っています。
せっかく不動産に関する著作があるのだから
全部自分でやるなんて意地を張らずに有効活用したらよいのです。
(ドルフ・デ・ルース氏著「お金持ちになれる「超」不動産投資のすすめ」参照)

これでも、「俺は仕事がデキルから本は読まない」というなら、
良い大人が持つ個人の考えなので別に構いはしませんが、
それは例えるなら人生のフィールドに転がっている使い勝手の良い武器に
気付かないで戦場をかけめぐっているようなもので、大損確定です。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
本を読めば、先人の人生を疑似体験できます。
つまりは、人の歴史が学べるのです。
仕事がデキて、成功までしてしまう人は
そのことに気付いているのです。

『ひとりでできる仕事などない!』(P. 96)
そのことを知っているからこそ、
いわゆる「できる人」は謙虚なのだ』(P. 97)
確かにその通りですが、
仕事できる人が全員謙虚とは思えません。
仕事ができると何をやっても許される風土が日本にはあります。
ですから、実績があがっている人の中には
傲慢な人も多々見受けられます。



■最後に■
ドラゴン桜のビジネス書判です。
汗をかかずにトップを奪え!って
このタイトルはあんまり意味ない気がします。
内容は結構ガチンコ勝負推奨でしたので、
実行すればかなりの汗をかくでしょう。

著者はかなり決め付けた感じの意見をばんばん書いています。
その中でそれは違うんじゃないか?と思うこともありますが、
基本的にこういう歯切れの良い論調は好きです。
一読の価値はあるかと思います。




■評価■


点数合計 21点/30点満点

(1)読みやすさ 4点 
読みやすい

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 4点 
実行に移しやすい

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 2点 
ビジネス書としては
ありきたりといえば、
ありきたりな内容だった

(6)信頼性 4点 
主観いっぱいの内容だが、
的外れというわけでもない


レビューNo.0135
評価年月日:2010年11月14日



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