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「食品のカラクリ」


  宝島社編
全96ページ
1000円+税
ムック

■この本を一言で表すと
「食品が一般にどのように作られているか分かる」


■何故この本を手に取ったか?
「「食品の裏側」を読んだのがきっかけで、
もっと食品について知りたいと思ったから 」


■流れ
外食に関して

コピー・加工食品について

食品添加物について

健康食品について



■レビュー■
『そばは小麦粉より2倍高いのに「同じ値段」、
要するにほとんど小麦粉』(P. 9)
着色料で染めてまで、そば風にしているらしいのですが、
でも、やっぱり構成材料のほとんどが小麦粉なのです。
ゆえに、うどんかそばか、で悩んだら
気分の問題であるので、どちらでもいいから
さっさと決めて食べたほうが時間が節約できて良いみたいです。
そばの方が健康にいいとか悪いとか、
どっちも小麦であんまり関係ないですからね。

『たいていのネギトロは赤身+ラード類』(P. 23)
コンビニに行けば、ネギトロ巻きが126円で食べられる。
しかし、トロがそんなに安いわけがありません。
絶対に裏があるはず、と思っていたら、
やはりありましたね。
赤身といっても、マグロの赤身なわけがありません。
イワシやサンマの赤身に、マーガリンを混ぜた後、
化学調味料、添加物など加えて
風味、色合いを調製しているとのことです。
安かった赤身魚が日本人好みのネギトロに大変身で
革命的な発明だと絶賛されているそうです。

コーヒーの抽出にも添加物が大活躍です。
『通常の3倍もの抽出が可能』(P. 26)
さらに、風味を添加物で整えてやれば、
安くておいしいコーヒーの出来上がりです。
なるほど、それであんなに安く提供できるのか、と
妙に納得できました。
体に悪いわけでないなら、私は気にしません。
企業努力であると解します。

びっくりなのは、温泉たまごです。
温泉たまごは、お湯すら使いません。
遠赤外線で大量生産します。
そうでなければ、あんなに安くは出せません。
それでも、
『温泉たまごの定義は何もないから、問題はない』(P. 38)
と言われているそうです。
たしかにその通りです。
すこし、意外でしたが・・・、
違法でないなら、発泡酒や第3のビールと同じで
企業努力と解すべきです。


■反論・誤植・注意点など■
『今は、酵母の研究が進んでいて、
香りを出す酵母が開発されています。
薬剤で公募に突然変異を起こして作るんですが、
それを添加して香りを出すことが行われています』(P. 60)
これを読むと、何やら怪しげな薬品漬けにして、
酵母を改造しているような印象を与えようと必死な感じがします。
これはたんに、香り豊かな遺伝子を導入しただけのことでしょう。
いわゆる遺伝子組み換えというやつです。
素人にはわからんだろう、くらいに思って
テキトーなこと言ってる感じがして大変不快です。

また、「それを添加って」、
なにを添加していると言いたいのでしょうか?
そこをはっきりしていただきたいのですが、
おそらくこれは、文脈から「遺伝子組み換えをした酵母」を
指しているものと思われます。
こうやって読み手に努力させる文章にはイラッときます。
書き手の怠慢であり、
また文責を避けようとしているようにも感じます。

添加っていったら悪い感じがしますが、
酵母菌は日本酒には、普通に入っています。
そういう意味で日本酒は生きています。
焼酎に5年寝かせたものがあるのに
日本酒にはないのは、鮮度が命だからです。
焼酎は、蒸留しているので酵母菌は死滅しています。
アルコール濃度が高いので、簡単には腐敗しません。
だから、常温でも長期保存が可能なのです。
ちょっと話がそれてしまいましたので戻します。

『酒造りの最初の段階に入れて
いろいろな香りをつけるわけです』(P. 60)
香り高い遺伝子を導入した酵母というものを作ったとして、
それを使って酒造りして何が悪いのでしょうか?
いまいち、この文章だけ読んでいると、
何を言いたいのかはっきりしませんので、
こちらも憶測で物を言わなくてはならないのですが、
とにかく、この記事を書いた者の本意は、
「遺伝子導入して作られた酵母は気に入らない」、
の一言に尽きると思います。
はっきりいって、そんなの我々読者には関係ありません。
新しいお酒の作り方があってもいいと思います。
飲む人が遺伝子導入の酒がイヤということであれば、
そういう酒は自然と消滅していきます。
問題があるとすれば、遺伝子導入の酵母を使った酒であると知らずに
消費者が買っていることくらいでしょう。
遺伝子組み換え大豆が嫌がられているくらいの
反発はあるかもしれません。

先ほど私は、テキトーなことを言っていると批判しましたが、
うそを言っていないというなら、
もっと分かりやすい文体をこころがけるべきだと思います。

私はまさに、企業と共同研究して
ここに載っているようなお酒を造るための酵母を作っている
(桜の香りを酵母に導入している)先生の
生物化学の講義を受講しましたし(化学系ですから)、
K7酵母を用いた遺伝子導入実験(香り高い遺伝子導入の実験)もしました。
さらに、お酒造りの現場を見るために
近くの蔵元にも見学にいきました。
その私が読んでも、何を言っているのかよくわからない文章では、
とてもじゃありませんが、一般の方はちんぷんかんぷんでしょう。
ゆえに、テキトーなことを言っていると批判した次第です。



■最後に■
本書は、食品がどのように作られているかに焦点を当てているようで、
内容は、危険な食品や製造方法が人工的すぎるものが
特別に記載されていたように思います。
そういった意味で、
添加物などの詳細を表した本が紹介されていました。
『ベストセラーになった「食品の裏側」』(P. 76)
こちらも是非一読していただきたい本です。


■評価■


点数合計 17点/30点満点

(1)読みやすさ 2点 
文意が取りにくいところを
なんとかしてほしい

(2)情報量 1点 
30min未満

(3)成長性 3点 
食品の裏側の方がためになるかな、と思った

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 2点 
大方予想通りの展開

(6)信頼性 4点 
だいたい信用できる


レビューNo.0183
評価年月日:2010年9月22日



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