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「裸でも生きる」


  山口絵理子氏著。
全263ページ
1400円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「懸命に働く女性起業家の奮闘記」


■何故この本を手に取ったか?
「起業関連の本を探していて
アマゾンで選んだ10冊のうちの一冊」


■流れ
猛勉強して大学に合格

国際機関で知る最貧国の真実

途上国でブランドを作る

裏切り

本当のはじまり



■レビュー■
バングラディッシュについて下宿の水道を
通してくれと水道局にいったら、賄賂を要求され(P. 101)

郵便局で荷物を受け取る際に、施しを要求され、
挙句に
「お金持ちのクセに、なんで貧しい俺達を助けないんだ!」(P. 107)
とすごまれる始末。

人が車に跳ねられたので、救急車を呼んであげてくれと
ちかくの警官に頼んだら、ここでも賄賂を要求された(P. 108)

自分の考えたデザインのバッグを
勝手に他人に見せてなおかつ
工場のオーナーが勝手に注文をとってきた(P. 138)

貧困国というところは、
それ相応の理由があって貧困にあえいでいます。
強者が自国の弱者を踏みにじっています。
しかも、裕福な外国人にはたかるのが当たり前。
隙を見せたら、だまされる。
極力相手を信用してはならない。

以上が、最貧国に共通する特徴です。

発展途上国が貧しい理由は先進国にあるという人がいますが、
それは半分以上間違いです。
先進国のせいでなく、先進国に立ち向かえるほど
発展途上国の国民たちの結束が磐石でないことが原因です。
自分だけよければいいという人が多すぎるから、
多少の力を得ても自分のことだけに使う。
それで同朋が貧しくても知らん顔で
先進国が施すのを当然と思って待っているのです。


先進国の国民だって遊んで暮らしてるわけではありません。
特に日本は過労死するほど働くのも珍しくない国です。
先進国でもそうなんだから、
発展途上国ということを盾にして、
先進国にたかろうなんて考えているうちは
貧困など撲滅できようはずもないのです。

諸悪の根源は先進国で自分に非など無いと勘違いしている。
自分は貧しいのだから多少犯罪を犯してもいいと思っている。
騙す人でなく、騙される人が悪いと考えている。

おかしいと思います。

悪いことをするなら、
最低でも自分が悪いと自覚してやるべきです。
世間から色々言われるヤクザだって、
自分が悪いことするときには、悪いことしていると
きちんと自覚してやっているものです。
自分の悪事を決して人のせいにしたりしません。
それなのに、犯罪を犯す途上国の貧民は大抵
良心の呵責からか、こじつけた無根拠の理由を盾に
自分を正当化して犯行におよぶので卑怯であると思うのです。

恒産なくば、拠って恒心無し。
確かに所得が不安定であれば、
人心は荒廃するでしょう。
しかし、犯罪を犯しては、
一時的に豊かになれても持続しません。
それは自分に似たような犯罪を犯すものとつるんで
富を騙し取られるからです。
(稲盛和夫氏著「生き方」参照)

金持ちの多くは誠実です。
それが安定した富の確保につながることを熟知しているからです。
(ドルフ・デ・ルース氏著「お金持ちになれる「超」不動産投資のすすめ」参照)

金持ちケンカせず、という有名な言葉がありますが、
豊かだから心に余裕があってケンカしないというより、
ケンカして、相手の富を非合法に奪っても
最終的に自分のためにならないということが
ケンカの抑止力となっているのだと思います。
また、いたずらにケンカして、相手の不興をかっても
自分が損するだけであるということも熟知しているのでしょう。

多少話はそれてしまいましたが、
とにかく日本では豊かになって犯罪が激減しました。
(パオロ・マッツァリーノ氏著「反社会学講座」参照)

まずは自ら恒常的な収入を確保すること。
貧しい本人達が自らを助く意志なくば、
他人が何をしても無駄なのです。
(S.スマイルズ氏著「自助論」参照)

どの先進国も他国の援助によって大きくなったのではありません。
他国に負けたくない、豊かになりたいという想いで、
たゆまぬ努力を続けてきた結果が現在なのです。
かつて日本だって、貧しい国のひとつだったのです。
特に戦後は国土が焦土と化し、何もないところからスタートしたのです。
どこかの国がかわいそうだからといって助けてくれて
それで先進国になったわけではありません。
むしろ、日本は黄色人種だったために
西欧列強からいじめられ続けてきました。
アメリカなんか一回無償援助でくれた金を貸した金だと言い張って、
いきなり貸しはがしにかかってきたくらいですから、相当なもんですよ。
それでもくじけず戦ってきたからこそ、
現代の日本が残っているのです。

『「バングラディシュ産」「国際貢献」
「貧困撲滅」等々のコンセプトは、
はっきり言って関係ありません。』(P. 165)
これは当然のことです。
哀れみで商品が売れたところで商売は続かないからです。
市場は慈善事業の場ではありません。
つまりは、その商品が欲しいと思う人がいるから売れるわけです。
ブランドをつくるからには、そういう状態にならなければいけません。

『結局、違う世界に私たちは生きているんだ。
日本とバングラディッシュの間にあるものは、
経済的な格差だけじゃない。
精神的なものや、すべてがきっと同じ人間じゃないんだ』(P. 219)
日本人の悪いところは、世界中の人すべてが
日本人のように考えて行動すると勝手に思い込んでいるところです。
これは、これまで日本人は他国の人たちと
日常で触れ合う機会は少なかったために起こった弊害です。
しかし、これからは開かれた国際社会の一員として
世界の中で生きていかなくてはいけません。
ゆえに、相手に対してこれまでとおなじように
接していたら騙されて終わるだけです。
多くの日本人はいい人なのですが、
同時にお人好しなので私はとても心配です。




■反論・誤植・注意点など■
特になし


■最後に■
本書は、世界最貧国のひとつバングラディシュにおいて
著者がチャリティでなく、
利益を追求できる競争力のあるバックをつくり起業する話で、
もちろんノンフィクションです。

この本を読んで、
著者のことをとてもすごい人だと思いました。
それは独学で一流大学に合格したからとか、
人助けをしようとしているからとか、
そんな理由でなくて、
体当たりで人生を切り開いているところがすごいと思ったのです。
しかも、まだ25歳という若さで(2008年現在)
これほど色々な経験をしているなんて
さらに驚きです。




■評価■


点数合計 21点/30点満点

(1)読みやすさ 4点 
読みやすい

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 2点 
最貧国の現状を知るには
良い話だけれども事例が特異すぎる

(4)実用期間 5点 
これからもずっと参考にできる奮闘記

(5)インパクト 5点 
バングラディッシュという治安の悪い国に
よく女性がひとりで暮らそうと考えたものです。
また、カバンの会社を興したり、
自分でそれを作成してくれる工場を探したりして
すごいバイタリティを感じた

(6)信頼性 3点 
著者の自伝のようなものなので
海外で起こったことの真偽は確かめようがない
でも、ウソはいってない雰囲気がある



レビューNo.0189
評価年月日:2011年01月14日



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