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「大人のケンカ必勝法」


  和田秀樹氏著
全191ページ
438円+税
文庫本

■この本を一言で表すと
「現代のサバイバルで必要なケンカのやり方、考え方」


■何故この本を手に取ったか?
「人間が生きている限り、争いごとはある。
それを避けて通れないときに、
どのように対処したら良いのか、
その指針が立てられると思ったから」


■流れ
ケンカしなければならない時代

論理的に負けないための戦術

最高の決着は相手を納得させ、味方にすること

相手の自滅を誘う手もある

ケンカに負けても生き残ることも戦略のひとつ

相手の恨みを買わず、勝ちを有効に活かす




■レビュー■
『泣き寝入りするか否かで明暗が分かれる』(P. 21)
こいつは追い詰めたら言うことを聞くやつだ、と
一度思われてしまったら、
その後も煮え湯を飲まされ続けます。
かならず、屈服させるには高くつくやつだ、と
思わせなくてはなりません。はじめが肝心です。

『ギャラリーを味方につけるということも重要な心理戦の一つだ』(P. 28)
周囲の人たちの雰囲気というのも、ケンカには重要な要素となります。
たとえ、負けたとしても相手の言い方がひどかったり、
やり方がきたなかったりすれば、必ず見ている人がいて、
「あそこまで言わなくても」とか、
「あのやり方はきたないなぁ」とか、思って
勝った相手に反感を抱き、
負けたこちらに同情してくれることがあるのです。

『下手に恨みを買わず、余計な敵をつくらない』(P. 30)
たとえ、こちらが勝てるような状態であっても、
相手の顔をつぶすようなことは絶対に避けた方がよいでしょう。
面子をつぶされたと感じた人は、
執拗にこちらに嫌がらせをしてくる可能性があるからです。
また、その時は大丈夫でも、
人生はいつも平坦ではありませんので、
逆境が訪れる局面もあります。
他人の面子をつぶしてばかりいた場合、
あなたが逆境に苦しんでいるときに
待ってましたとばかりに、積年の恨みを晴らしに
周囲にいる隠れた敵が押し寄せるようになるのです。
泣きっ面に蜂とはこのことでしょう。

また、相手が相応に力のある者の場合、
時を待たずして攻撃されることもあります。
『相手の顔をつぶせば、恨みが残るから
どんな仕返しをしてくるかわからない』(P. 127)
何をしてくるかわからないから、
対処のしようがないのです。
だから、なるべく相手を感情的にさせないようにする
ケンカの仕方というのが本当に重要なのです。

『敵を味方にするのが理想的なケンカの方法』(P. 102)
敵を味方にしていく人というのは、
ほんとうにすごいと思います。
合気道の第一人者である塩田剛三氏が、
武術の極意とは、自分を殺しにきた相手と友人になることである、と弟子に語っていたというのも納得できます。
普通に会った人を味方にするのも大変なのに、
敵すらも味方にするなんて、
現実には難しいと思われることですが、
確かに、それができたら理想的だと思います。

『相手がだんだんと断定的なものの言い方をするようになってきたら、それも反撃のチャンスだ』(P. 52)
世の中に、「常に」とか「必ず」というものは、ほとんどありません。
正誤問題では、これらの単語が入っている設問は、
たいていの場合が、×となります。
そういうことで、断定されることにより、
反例を挙げやすくなるのです。

『「勝ち」の基準を自分で決める』(P. 64)
世間一般の人が思っている勝ちと、自分の勝ちの基準は違います。
周囲の風評に惑わされず、
勝率の高い目標を挙げて公言し、
達成することで成功の実績を作ると良いでしょう。
そうやって目標の達成に成功していれば、
『「大勝」でなくても、「勝った」という実績を
いくつかつくっておけば、それまでの負けは
あまり目立たなくなる』(P. 164)
ということからもわかるように、
失敗が目立たなくなる効果もあり、
周囲の評価は上がっていくのです。

『まず相手の言い分を聞いてから反論すること』(P. 99)
反射的に反論しても、感情的になるだけで、
まともなことは言えておらず、
逆に墓穴を掘ってしまうこともあります。
まずは、相手の反論を良く聞き、
情報を集めるのが先決です。
情報を手に入れられれば、相手の望みもわかり、
落とし所の見当がつけやすいのです。
また、
『自滅を待っていれば、
たいていのケンカは勝てる』(P. 122)
というように、しゃべらせていたら、
勝手に自滅していったということもあります。
はじめはたくさんしゃべっている方が有利なように見えますが、
最終的には冷静な人の方に、形勢は傾くものです。

『「勝つ人間」よりも「負けない人間」が勝ち残る』(P. 142)
九勝一敗でも、消えていく人は消えていきます。
しかし、一勝九分けならば、負けません。
そういう堅実な考えがある人が、
市場から退場させられることもなく、
成功するまで存在していられるのです。

『ストーカー型の人間を見抜けるか
見抜けないかというのは、
勝負をするうえでは重要な要素の一つになっている』(P. 176)
ストーカー型の人間と付き合うと大変だそうです。
自分の何気ない言葉に、過敏に反応してくるようで、
仲の良い時は無害だけれど、
いったん仲が悪くなると、執拗に攻めてくるので
本当に性質が悪いのだそうです。

このストーカー型の人間を見分ける方法が二つあります。
一つ目は、簡単に人を神聖視し、
かつ初対面からなぜか
馴れ馴れしい態度をとってくるのだそうです。
二つ目は、他人とケンカしたときの
その人の怒り方に特徴があるのだそうです。
尋常じゃないキレ方をしている人は、
まず間違いなくストーカー型の人でしょう。



■反論・誤植・注意点など■
『得意な分野に持ち込んで勝負する』(P. 66)
むこうから仕掛けてきた場合は、
相手の有利な条件で戦う必要は全くありませんので、
もちろんこれで良いと思いまので、
得意な分野に持ち込んで勝負するのは良いと思います。
しかし、これはあくまでも自分が攻められた場合です。
相手に対抗して、自分の得意分野を持ちだして勝負する、
たとえば、
Aさんは頭はいいかもしれないけど、
運動は私の方ができる、とか
そういうことを自分から言うのは、
大変かっこわるい行為であると思います。
相手を認めたくなくて屁理屈こねているだけです。

素直に、「勉強できるんだ、賢いんだね」とか
「走るのはやいなー、かっこいい」とか
言える人は、とても魅力的です。



■最後に■
著者は年間30~50冊も本を出すそうで
どれがどの本か分からなくなりそうです。
とりあえず、この本は「大人のケンカ」を題材に
暴力ではない方法で争う事を前提に書かれています。

これまで日本は事なかれ主義で
争うということはあまりしなくてもよかったのですが、
現在は何もしなければカモにされる時代です。

争わなければ「抵抗する前から負け続ける」といいます。
しかも、そういう人ほど損をする時代です。
しっかりとケンカする心構えをしていたほうが良いです。

「感情的になった方が自滅する」
「相手の心理ニーズを満たしてやれ」
「ギャラリーを見方にしろ」
「勝っても威張るな」
「実績を残せ」
などなど
なるほどと思わせる内容です。

それからやはり勝っても恨まれては駄目です。
相手の良いところをすかさず褒めて
味方になってもらうのです。
あなたを苦しめるくらいの能力者ですから
当然味方になってもらった方がいいに決まってます。
また、敗者を褒める余裕と度量の広さに
ギャラリーまでも、ますますあなたの評価を上げるでしょう。


■評価■


点数合計 23点/30点満点

(1)読みやすさ 4点 
読みやすい

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 5点 
交渉、ケンカ、議論に強くなれる
それだけでなく、負け方も考えている
良い負け方ができる人は、
最終的に人生で勝つことができるだろう

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 3点 
なるほど、そうか!と思える

(6)信頼性 4点 
信用できる内容


レビューNo.0213
評価年月日:2010年5月27日



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