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「なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?」


  小堺桂悦朗氏著
全195ページ
1400円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「会計についての内容を一般の人に向けて書いた本」

■何故この本を手に取ったか?
「会社で働くときもそうだけれど、
もし会社を持つなら会計に詳しくなくてはならない。
お金持ちの話では簿記を勉強するのは基本である。
会計について経営者の視点から見た知識が学べるかと思ったから」

■流れ
なぜ、社長の車は4ドアの中古ベンツなのか

資金繰りと決算

粉飾してまで税金を払うのは何故か

生命保険は節税に使える


■レビュー■
『耐用年数6年の1200万円ベンツは
毎年200万円が経費になる』(P. 23)
これは4年落ちのものを買えば、
残り二年で落とせます。
6年後まで売り上げが順調に維持できるか
といわれたらとても不安ですよね。
それで、
儲かった年になるべく早く経費で落としたいのが
人情というものです。
ですから、
新車で6年かけて落とすのは嫌なので、
最短で落とせる4年落ちの中古車を狙うのです。

『ローンを使え』(P. 34)
ローンを使えば、「借入金」ではなく「未払い金」として
処理されるため、信用を棄損しません。
銀行の融資を受けようとするときに有利なのです。

『もっと簡単な買い方は「リース」』(P. 36)
多少割高になるのですが、
新車に乗れますし、業績が悪くなれば
リースを止めればよいので
資産計上することによる面倒な原価償却をしなくて済みます。


『会社経営者の給料が
同じ金額をもらうサラリーマンより
実質的に多いことを実質給与といいます』(P. 77)
なんだか誤解を招きそうな文章ですが、
経費でいろいろ使える会社経営者の方が、
サラリーマンよりも実質的な給与は多くなるよ、
ということです。


『税金を払ってまで粉飾決済するのは、
銀行から融資を受けたいから』(P. 112)
なるほど、と思いました。
節税する話なら良く聞くのですが、
なぜ税金を余計に払ってまで
粉飾するのか謎が解けました。
たしかに赤字企業に対して銀行は融資しませんから
素直に赤字決算すると、
さらに資金繰りが悪化してしまう恐れがあります。


『仕事回してやってんだから、
バックマージンよこせ!』(P. 137)
こういうことが日常的にあるのだそうです。
これは、確かにもらう方は面倒がないのでいいです。
しかし、出す方は一苦労です。
帳簿にどうやってつけるか、
それともつけずに
自分のポケットマネーから出すか・・・。
本当に大変です。


『脱税は割に合わない』(P. 148)
脱税は犯罪です。
ですから、
見つかればいろいろとペナルティがあります。
悪質な場合には懲役または罰金になるそうです。

日本一のお金持ち斎藤一人氏は、脱税はもちろん
節税すらしません。
なぜかと言うと税務署のいうことは毎回違うので
自分が節税のつもりでも、税務署がダメっていったら
とたんに脱税扱いされて
犯罪者にされてしまうからだそうです。

ゆえに、斎藤一人氏のように、税務署のいうとおりに
決算して税金をおとなしく払う方が賢明といえます。
節税に頭と時間を使うなら、
もっと稼げるように本業に専念する方が
得だというのです。


『生命保険は経費で落とせる』(P. 149)
これは不思議なことなんですが、
税務署がいいっていうからやれる代表的な節税です。
経費にして課税対象額が低くなるし、
実行税率が約50%になることもあるのに対し、
満期なり中途解約なりして戻ってくるお金は
保険会社に払ったお金の70%くらいです。
この払い戻し金にも課税されるとはいえ、
法人税率の高い日本では、
生命保険は依然として有効な節税措置です。



■反論・誤植・注意点など■
『そいう視点から』(P. 62)
「そういう」の脱字と思われます。


『白色申告なら、損益計算だけでいいから
十分に青色申告してもいい規模なのに
白色のままの個人事業主がいた』(P. 136)
でも、これって年間300万円以上の利益がでたら
強制的に帳簿つくらされて
青色にされるって聞いたことがあるんですが、
明確な基準があるわけではないのかもしれません。



■最後に■
会計の初心者、つまり日ごろ会計とは関係ない人が、
経費で物を買うにはどうしたら良いかという
基本を知るための本です。
実際に会社を経営してる、
またはするために勉強している人には
当たりまえすぎて
何をいまさらという感じがするのは否めないでしょう。


著者も節税の大切さを訴えていますが、
必ずしも節税が会社にとって
いいことではないと言っています。
『節税もお金は出ていく』(P. 161)
まともに税金を払った方が
内部保有率が上がるのです。


■評価■


17点/30

(1)読みやすさ 1点 
ボイスレコーダーに録音後
バイトに文を起こさせたような読みにくさ。
口語調なので読みやすそうに見えるが、
やたらと主語が抜けていて、
そのうえ代名詞を多用しているので、
一瞬で意味を取るのが難しいときがよくある。
内容に直接関係ない修飾語が多用されているのも
口語ならともかく、文章にしたときには大変読みにくい。
さらに、平仮名が多いのに、
句読点を効果的に打ってない箇所があって
これもまた読みにくく感じた。

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 3点 
税金に関して一通りの知識がつく

(4)実用期間 5点 
本書の内容が通用しなくなるほどの
大幅な税法改正は10年以内には無いと思う。

(5)インパクト 2点 
税金に関する話として一度は聞いたことがある話題ばかり

(6)信頼性 4点 
おおかた納得しました。



レビューNo. 0226
評価年月日:2009年5月31日



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