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「転職は1億円を損をする」


  石渡嶺司氏著
全195ページ
705円+税
新書

■この本を一言で表すと
「現代でも一般的に転職は不利であることを示す」

■何故この本を手に取ったか?
「転職することが日常的に聞かれる社会になったけれど
実際はどうなのか実態を知りたかったから」

■流れ
早期退職者の失敗

転職は1億円損をする

人材ビジネスのカラクリ

転職サバイバル


■レビュー■
本書は、転職の闇の部分に焦点をあてたものである。
最近、3年で会社を辞める若者が増えたことや、
中途採用が珍しいことではなくなったことから
転職する者が急激に増加した。
そのため、転職業界が活性化している。

だが、
『転職は損をする』(P. 9)
『転職は1億円損をする』(P. 73)
転職することによって年収があがることは少ない。
はっきりいって最初の一社目で人生はほぼ決まる。

また、転職先の雇用形態によっては
健康保険に加入できなかったり、
長く勤めれば勤めるほど有利な
退職金制度の恩恵が受けられなくなります。
若い時に数年で転職すると
定年退職する時期になって
数百万円は確実に損をするでしょう。


『早期退職者は欲しくない』(P. 36)
3年以内に早期退職した者は、
また3年以内に辞めるかもしれないと
企業側は当然思うでしょう。
新人は普通3年ほどかけて
仕事ができるようになります。
それまでに企業は先行投資しているのです。
先行投資分を回収する前に会社を飛び出されては
企業はかなり損をする羽目になります。
さらに、
『企業側の理屈で言えば先に1000万円払っている』(P. 38)
つまりは、3年で辞められたら先行投資分だけでなく
採用にかかった費用も無駄になります。
即戦力になるような人材ならいざ知らず、
新卒から3年以内に辞職するような人は
専門知識や技術など
身についていないのが実情であり、
企業もそこに期待などできません。
だから、第二新卒がもてはやされてはいますが、
プロパーの社員より大事にされることは
まずないのでしょう。
転職者というのはプロパーの社員と比較されれば、
昇進に不利であることは明白です。
ビジネスパーソンたる者、
そういうところまで理解して
転職を考えなくてはいけません。


『年収以外にも失うものがある』(P. 48)
転職を繰り返すことで
所属したことのある組織が増え、
これを履歴書が汚れるともいいます。
また、転職したばかりでは銀行の融資も通りません。
となると、住宅ローンが組めないので、
いろいろと人生設計の変更が強いられてしまいます。


『逆の立場なら転職しないというヘッドハンター』(P. 175)
この一文だけでも転職によって
人生を好転させることが
困難であると理解してもらえると思います。
転職して成功する人もいるけれども、
それはほんの一部で大半は失敗しているのです。



■反論・誤植・注意点など■
『定年退職組と転職組の損得勘定』(P. 74)
差額が1億9349万4000円になっています。
これは極端な例だと思います。
ですが、
平均的に一億円くらい損をするというのも
あながちうそではないとは思います。

ただし、
どういう転職をするのかは
個人の力量が関係ありますので、
退職金以外ではあまり差が出ないかもしれません。
そうなると転職は不利だとは言え、
一億円の損とまではいかないでしょう。



■最後に■
転職するということが人生を変えることは確かです。
何も考えずに楽観的に転職してしまうと
損をしてしまうでしょう。
人生設計ができてない人は
転職すべきではありません。
転職が不利なことは確実ですから、
務めていた会社が倒産した、
などの理由がなければ
不利を跳ね返してあまりある実力者のみが転職すべきです。



■評価■


21点/30

(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 3点 
転職が世間でいうような有利なものではないことが分かる

(4)実用期間 5点 
一生使える知識だろうと思う

(5)インパクト 4点 
実は転職は不利だった

(6)信頼性 4点 
ケースバイケースとはいえ、
著者の主張する傾向は間違いない



レビューNo. 0260
評価年月日:2009年9月12日



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