「年収2000万円の転職術」
| 神川貴実彦氏著 全103ページ 952円+税 単行本 |
■この本を一言で表すと
「コンサルタントに転職して年収2000万円をねらえ!」
■何故この本を手に取ったか?
「転職といえば、一般的に年収が下がることが多いものです。
それなのに2000万円といった高額年収になるというのは
一体どういう仕組みなのか興味が湧いたため」
■流れ
高学歴、中収入、低資産
↓
年収2000万円稼げる仕事はコンサル
↓
コンサルへの転職のための指南
■レビュー■
『学歴にも賞味期限がある』(P. 23)
学歴として使えるのは東京大学のみ。
しかもそれずら使えるのは20代までで、
それ以降は、学歴でなく実績でみられるといいます。
『学歴は武器の一つであるが、それ以外にも武器はある』(P. 37)
学歴だけが日本社会においての武器ではありません。
営業でトップの成績を取り続けたとか、
経理をやらせたら右に出るものはいないとか、
そういう実力を示すことも、武器のひとつなのです。
ほかに難関資格を取ることや、
会社の経営経験がある、なども評価されます。
『志望動機で熱い想いを語るべからず』(P. 67)
転職希望者がついつい陥りがちな落とし穴が
熱い想いをぶつけたら採用してもらえるかもしれない、というもので
す。
普通はやる気がある人の評価が高いので
そう考えても不思議はありません。
しかし、あまり熱く語られると
面接官は何か押し付けがましく思うようなのです。
それに採用に際して重要なのは、
その人が会社にどのようなメリットを与えることができるか、
ということなのです。
ゆえに、熱い想いをただ語るのでなく、
自分はこういうことで御社に貢献できる、と
強く主張できる人が採用されやすいようです。
『自然体で論理的な思考をみせるのが理想』(P. 75)
優秀な人材としてみてもらうには、
自分のもついろいろな武器を効果的に見せる努力が必要です。
面接官との話合いの際、
自分の強みを相手にきちんと伝えることや、
好印象を持ってもらえるような立ち居振る舞いは
練習次第で誰でも身につきます。
そういう努力も大切だといいます。
『社長が採用したいと思っても、不採用になることがある』(P. 83)
会社が社長のワンマンパワーで切り盛りしているならいざ知らず
多数の人間が働く以上、役員たちの意見も無視できないため
社長に気に入られても落ちてしまうということがあるようです。
■反論・誤植・注意点など■
特になし
■最後に■
本書では、転職によって
年収をあげるノウハウが紹介されています。
しかしながら内容は
コンサルティング業界に転職する場合に焦点があてられています。
つまりは、コンサルタントとして活躍できるようになり、
年収2000万円は稼げるようになるというものです。
もっと一般的な事例を期待していたのですが、
はっきりいって、外資系コンサルタントにでもならなければ
年収2000万円なんてありえないですので、
コンサルになって年収2000万円を実現というのは説得力はあります。
ただし、問題は大多数のひとにとって、
外資系の戦略系コンサルタントになるのは困難であるという点です。
そうとう優秀でないと無理です。
■評価■
17点/30
(1)読みやすさ 3点
ふつう
(2)情報量 1点
30min未満
(3)成長性 1点
コンサルタントを目指さない
大多数の人にはあまり必要な情報ではない。
(4)実用期間 5点
コンサルタントの仕事というものや
その面接で重要視されるものが
10年以内に学歴から実力のみに
変化するとは考えにくく、
本書の内容は長期間通用すると考えられる。
(5)インパクト 3点
年収2000万円というのは嘘ではなかった。
(6)信頼性 4点
間違ったことは言っていないし、
主張はまともである。
レビューNo. 0269
評価年月日:2009年5月31日
