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「デッドライン仕事術」


  吉越浩一郎氏著
全197ページ
740円+税
新書

■この本を一言で表すと
「仕事は締切が命」

■何故この本を手に取ったか?
「タイトルがかっこよかったから」

■流れ
残業することは罪

仕事は即断即決が重要

技を盗んでキャリアアップすべし



■レビュー■
デッドライン仕事術というタイトルであるから
その内容は予測しやすい。
ポイントは二つ
『毎日仕事の締切時間を決めて仕事すること(残業しない)
すべての仕事に締切日を入れること』(P. 8)
これらについて、なぜそうするか
詳細が本書で述べてあるので、
興味のある方は一読の価値ありです。


『朝から夕方まで八時間、
クタクタになるまで集中して働き
家に帰ってからリラックスした時間を過ごすのが
本来あるべき姿』(P. 30)
日本人は長時間仕事することを
美徳する風潮があるようです。

ですから、だらだらと仕事をして残業するようになり
自分が思うより実際の仕事の効率は悪いようです。
それは本来なら家でとるべきリラックスタイムを
仕事場で取っているからなのです。
これは日本の職場が欧米と違い、
社員に個室が与えられず
わいがやでやっていることが原因のひとつです。
集中してひとつの仕事に没頭できない弊害です。

また、一人だけ定時で上がるという行為に
後ろめたさを感じてしまうのも
残業してしまう原因です。
本来なら定時で上がれないことに対して
後ろめたさを感じなければならないはずなのです。


『仕事の効率が悪くて残業ばかりする人には
「朝の始動」が遅いという共通点がある』(P. 64)
朝一番に出勤すると、混雑がさけられて
なおかつ、新しい情報がいち早く得られます。
朝早く来る人と周囲に対して印象づけられたなら、
定時で帰宅しても、あいつは朝型だから、と
理解してもらいやすくなります。

また、定時であがるなら帰宅の際の電車もまた
早朝と同様満員というわけでなく、快適である。
ビジネス書を読むスペースが確保できるだろう。
いいことづくめである。


『現役時代に
「ワーク」を通じて築いた人間関係というのは、
まず定年後の「ライフ」のほうには待ちこめない』(P. 115)
仕事を通じて知り合った人というのは
よほど特殊な事情がない限りは、
仕事のみのつきあいとなるそうです。
仕事人間だった人が、定年退職したら
一気に暇になるのは、
仕事以外のつきあいが希薄で
老後に自分を訪ねてくる人が少ないからです。



『社員教育は無駄である』(P. 123)
2-6-2の法則でこれを指摘しています。
どの組織においてもよくできる人、
普通、できない人の割合が
常にこの比率であり、
できる人ばかり集めてチームを組ませても
最終的にはこの法則に従うことが報告されています。
ゆえに、社員教育をしてもしなくても
優秀な人というのは
一定数しか存在しえないのである。
だから、経費をかけて
研修などを行っても実は無駄なのだ。

『優秀な人間は
自分で仕事のやり方を身につけてきた』(P. 125)
誰もが認める仕事のできる人間にきけば、
誰かに手取り足取り教えてもらったという答えはかえってこない。
彼らは有益だと思うなら自費でも自己研鑽に励む。
だれかに手取り足取り教えてもらったということはまずないのです。

というわけで、
人材はほおっておいても育つし、
育てようとしても育てられない。
本人の意識と資質次第ということになるのです。



『仕事を盗めない人間は伸びない』(P. 128)
昔から技は盗むものと決まっている。
寿司屋さんに修行にきて、皿洗いをしてても
それにばかり集中していてはいけない。
皿を洗いながらも先輩板前の包丁さばきを盗み見て
自分で夜な夜な自宅でそれを真似て練習するのだ。
そうしているうちにある日突然呼ばれて
魚をおろしてみろといわれるだろう。
その時、魚がおろせなかったら
まだ皿洗いのままである。

例えるなら、
部長になってから
部長の仕事ができるようになるのでは遅い。
部長になる前から部長足り得なくては、
部長に昇進できない、
ということなのです。


■反論・誤植・注意点など■
著者は誰かに
ワンマン経営者と言われたのでしょうか、
自分はワンマンではないと強く否定しています。
それは構わないのだけれど、
『情報を隠すのがワンマン経営者のやり方だが』(P. 80)
というのは、ちょっとおかしい。
ワンマン経営者というのは、
すべての決定権をもつ経営者のことである。
情報を開示していようが、
決定権を一人で掌握していれば
それでもうワンマン経営者だ。

というか、
ワンマンで何がいけないのだろう?
中小企業の良いところは、
大企業がついてこれないほどの小回りの良さである。
それを為し得るのも、ワンマン経営者が
トップダウンで決定するからこそなのだ。
ならば、中小企業はワンマン経営者がいるからこそ
生き残ることができるのである。
(柳井正氏著「一勝九敗」参照)


『ブレインストーミングは、時間の無駄』(P. 154)
仕事は個人の営みだから、
一人で考えるほうが良いと著者は主著しています。

しかし、
個人で悶々と考えていては、
視野が狭くなってしまいます。
私は月に一度くらいは
自分の専門外の人と仕事の話をすべきと思います。

そうすることで新しい発想が生まれやすくなるのです。
常にわいがやで仕事をしているわけではないでしょうから
もちろん一人で仕事する時間の確保は十分できます。
ブレインストーミングはやり方次第です。
全面禁止するのはもったいない手法です。

■最後に■
トリンプという会社を
19年連続増収増益にした実績を持っている著者が
自身の仕事術とその考え方を本書で述べている。

本書の内容は、若手ビジネスパーソンはもちろん
特に社会人になったばかりの人には
ぜひ読んでほしいものだと思います。

ですが、
ベテランの社会人には、あたりまえすぎて
ちょっと物足りないでしょう。


■評価■


20点/30


(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 3点 
仕事をはじめたばかりの人は
とりあえず本書を読むべき。
ベテランになった人には
必要ないかと思う。

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 3点 
仕事をしている人なら
締切は常に意識しているもので
別段、驚くような内容ではない。

(6)信頼性 4点 
19年連続増収増益の実績があるからこそ
著者の言葉に信用が生まれている。

レビューNo. 0269
評価年月日:2009年6月12日



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