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「ラクをしないと成果は出ない」


  日垣隆氏著
全239ページ
1429円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「仕事に根を詰めすぎるとかえって成長できない」


■何故この本を手に取ったか?
「成果を高効率に上げるためには、余裕が必要です。
ゆえに、ラクをするというのは怠けるという意味ではなく、
自分の本当にすべき仕事に集中して、
苦手なところは人に頼むという風にしなくてはいけません。
書店で表紙を見た後にしばらく立ち読みして、
解釈が間違ってないことを確認したのちに買いました」


■流れ
仕事の基本

インプット

継続すること

組織について

時間の使い方

アウトプット



■レビュー■
著者は自身が普通の働き手であり、ジャーナリストであるため、
『経営コンサルタントが書くような本を書いていいのだろうか?
もちろん、いいのです』(P. 2)
と自問自答しています。
仕事が最初からバリバリできて、
失敗を知らない超エリートというのは、
それはそれで人を惹きつける力をもっています。
しかし、そうではない普通の人が挫折を味わいながらも
積み重ねた努力によって実力を増すということも
大多数の人たちが天才ではありませんから
共感され、手本にされるはずです。

『「ゼロから築く」のは、通常大いなる無駄である』(P. 17)
すでにあるパターンを組み合わせて新しいものをつくる。
これが発明の基本だと思います。
全く新しい発想とういうのは、天才にしかできないもので、
この世にあるものの8割以上はパターン化され、
先達の知恵を拝借して成り立っています。
何もないところから何かを創るという行為は、
天才以外の人の場合、自己満足なのです。

『自分にできないことをしている人を、素朴に尊敬する』(P. 20)
違う指標を持ち出して理屈をこねない。
あの人は仕事速いけど、おれの方が英語ができるとか、
あの人はパソコンに詳しいけど、おれの方が車の運転がうまいとか、
そういう自分の勝てる領域や分野を持ち出して
勝った気でいるというのは大変愚かしいことです。
自分にできないことをしている人がいたら、
素直にすごいと褒められる度量の広さがほしいものです。

『周りの人が誰も話題にしないニュースというのは、
何の意味もないし、は知らなくていい話』(P. 41)
新聞はもうやめよう、と著者はいいます。
新聞は重要な事件があるときもないときも、
一定の広さの欄を埋めなくてはいけない。
そのこと自体が、重要な情報を効率よく集めるという観点からして
すでに理にかなわないのです。

『本棚一本の本がたまったら、新しい分野を開拓できる』(P. 48)
20冊読めばその分野の専門家になれる、ともいわれます。
300冊の本を読めば、どんな人でも本が書けると著者は主張しますが、
あながち間違いでもないでしょう。
そんなにも一つの分野で本を読んでいる人というのは稀なのですから。
だから、何も天才である必要はありません。
自分の興味がある分野を特定して、
300冊の本を読み漁れば、あなたは立派な専門家です。

『クレームは、成長に不可欠なもの(一割)と、
無駄(九割)に分かれる』(P. 92)
クレームをやたらありがたそうに感じている人がいます。
私はこれに疑問を感じていました。
どう考えても難癖つけているようにしか思えない、
そんな人を何人も見てきたからです。
相手の成長を願っていう言葉か
それともただ文句が言いたいだけなのかくらいは
誰にだってわかります。

商売をしているならば、
自分の気付かないところで何か問題が発生している可能性もあります。
一度目はどんなクレームに対しても真摯に対応する方がいいでしょう。
だが、二度目からはそれが切り捨ててよいクレームかどうか
判断してから対処するとよいでしょう。
難癖つけているだけのクレームに真摯に対応する必要はないのです。

『出欠を迷うイベントには行かない』(P. 184)
どうしても行きたいイベントは、「行って良かった」と思うはずです。
ですが、行くこと自体を迷うようなイベントというのは
たいてい大した成果や満足は得られないのが世の常です。
イベント会場までいくことが時間と体力を使うのに、
さらにつまらないとあってはたまらないのです。
私もこれまでの経験上、行くことをためらったイベントは
結局、寝てた方がマシだったな、と後で後悔する確率が高かったのです。
時間は貴重な資源ですから、浪費しないようにしたいものです。


■反論・誤植・注意点など■
特になし


■最後に■
ビジネス書を熱心に読むような人たちは、
真面目で努力家な方々です。
基本的にラクをしようと思って本を読んでいるのではなく、
空回りしている気力と根性を効率よく使いたいと思っている人たちです。

ラクをしなくてはいけない。
しっかり寝てから仕事をした方が効率がいい。
というような言葉がよく書面に踊っています。
本書にもそう書いてあります。
また、こういう本を読んだ人から、
効率わるいんじゃないの?というような
批判もされることがあるでしょう。
ですが、そんな人の言葉に惑わされてはいけません。

睡眠時間すら削って仕事をしている人がたくさんいます。
そうせざるを得ない状況だということが痛いほどわかります。
極限まで忙しいと、効率が悪いと分かっていても
仕事を完遂しなくてはならないのです。
なぜなら、期限は絶対だからです。
効率が悪くなろうが、しんどかろうが、
締切には間に合わせるのがビジネスパーソンとしての
最後のプライドではないでしょうか。
だから、若いうちは気力と根性で乗り切って良いのです。

ただし、そのうち手を抜いていいところ
きちんとしなくてはならないところが分かるならなくてはいけません。
そうしないと、体力の落ちてくる40代になっても
20代の頃のように我武者羅に仕事をしていたのでは、
あなたの体が持たないからです。
過労死には十分気をつけなくてはいけません。

とはいえ、40代になるまでには、
あなたはかなり成長しているのですから、
無理に無理を重ねて自分を変えなくていいと思います。
実のところ、自然と力の抜き方が分かって、
仕事の要点もつかめていると思います。
ゆえに、本書も肩ひじ張って読むのではなく、
取り入れられるところと取り入れていく、
というスタンスで無理やり自分の仕事に当てはめる必要はありません。





■評価■


点数合計 21点/30点満点

(1)読みやすさ 4点 
読みやすい

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 4点 
本書の内容を実践できたら
相応の成長が見込める

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 3点 
なるほど、根拠はなっとくできる

(6)信頼性 3点 
内容については、正しいかどうかは別として
個人的に意見が分かれるところがある


レビューNo.0270
評価年月日:2010年11月14日



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