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「千円札は拾うな。」


  安田佳生氏著
全159ページ
1200円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「頑張らなくても結果が出せるように努力せよ」


■何故この本を手に取ったか?
「いやいや千円札が落ちてたら拾うよ、と思って、
タイトルの真意を確かめたくなったから」


■流れ
勤勉なだけでは報われない

時間の使い方

お金の使い方

人の見抜き方

これまでの常識を捨て、本質を見抜く



■レビュー■
『勤勉は悪』(P.19)
『今の時代は、時間で解決できる商品を作っている限り、
長い目で見たときには、同業他社に絶対に勝つことはできない』(P. 21)
人よりもたくさんの時間を仕事に費やすことや、
値引き合戦に応戦することでは、
長期間の勝ちを維持することは不可能です。
体力と時間は有限です。
極一部の者を除いて、多くの人たちは力尽きる時がくるでしょう。
そして努力が報われないと嘆くことになります。

『人と同じことを人より長い時間やることを「努力」とは言わない。
サボらずに真面目に勤めることが「勤勉」ではない』(P. 22)
仕事の世界をよりよく生き抜くためには、
本当にすべき努力とは、
実は、ただ勤勉に長時間働くのではなく、
長時間働かなくても成果が上がるように仕事を組み立てることだと
ここで認識を改めなくてはなりません。。

『人材は育たない』(P. 30)
人材を育てるために、会社では研修会を開いたり
海外に留学させてみたりしてますが、
それでもなかなか人材は育たないといいます。
しかし実は、そういう手段を使わなくても育ちます。
正しくは、人材は勝手に育つそうです。

研修で社員の能力があがったとして、
それはその社員の士気が元々高く、
成長するべき人が成長しているだけなのです。
こういう人は、放っておいても勝手に育っていきます。
逆にそういう人でなければ、何をやっても育ちません。
なぜ、そう言い切れるかといいますと、
仕事のできる人に、手取り足とり教えてもらって
今の状態になったという人はほとんどいないからです。
上司や先輩の指導もあったでしょうが、
それでも仕事の技術を盗む気概のある者でなければ、
デキル人材にはならないのです。

『成長できる人は、間違った階段を上らなかった人ではない。
間違えたと気付いた瞬間に、躊躇せずに今いる階段から
飛び降りることができた人なのだ』(P. 35)
これまでやってきたことが、
間違いであると気付いたときには既に
それなり先行投資をしているはずです。
それがお金だったり、時間だったりします。
その先行投資分を回収したい、または無駄にしたくない一心で
または、間違いを認めたくないために
引き返すことのできない人がたくさんいます。

ゴールドラッシュに穴を掘っていて、
途中であきらめた人が他人にその穴を売ったら、
穴を買った人が一メートル掘っただけで金が出てきた、
だから、あと一メートルを掘れるかどうかが
成功の分かれ道だ、というような
有名な話があります。
しかし、著者はこう言います。
『あと1メートルで金が出る
ということのほうが実際にはまれだ』(P. 145)
その通りだと、私も思います。
誰だってあと一メートルで金がでると分かっていたらあきらめません。
しかし、どこまで掘っても金が出ないかもしれないのです。
そこに希望を持ち続けて、結局人生を無駄にするかもしれません。
このゴールドラッシュで起きた発掘事例の美談は
そういうリスクを、まったく考えていません。
これまで掘った穴を、途中で捨てる勇気こそが見切り千両なのです。

『中小企業が真っ先にしなければいけないのは「借金」である』(P. 81)
作れるときに借金して完済しておき、信用を作っておかねばなりません。
そうしなければ、いよいよ借金が必要になったとき
銀行は貸してくれません。
これまで自前で大丈夫、といっていた会社が急に貸してくれなんて
いってきたら経営が悪化して資金繰りが厳しいことが丸わかりです。
ほんとうに苦しいときに貸してもらえるのは、
資金があるときに信用をつくった会社だけなのです。
不必要なときに借金をしていると、
利子がもったいない気がするのですが、
それは信用を買っているということで、
必要経費みたいなものと割り切るべきかと思います。

『男性は三十歳ぐらいのときに気に入った店に
ずっと通い続ける傾向が強い』(P. 104)
これは初めて知りました。
よく考えるとその通りであると思います。
なぜなら、男性はあんまりショッピングに時間を取ろうとしないからです。
30歳にもなれば仕事に責任も出てきます。
ショッピングをする時間があるなら、
仕事をしていたい人の方が多いでしょう。
となれば、気に入ったものがあったら
満足しているし、時間もないし、それでいいや、と男性は思います。
新しいものなんか求めていないのです。
ゆえに、お気に入りをずーっと使い続けるでしょう。
業種にもよりますが、飲食店や理容室などは
30代男性に気に入られると、
長期間リピーターになってもらえる可能性が高いので
この層をターゲットにすると良いと思います。

『二十代のときに自分の価値を高めることにお金を使っていれば、
貯金はできないが、三十代の収入増という形で、
結果的に何倍にもなって返ってくる』(P. 116)
20代は人生の中で、もっとも大きく成長できるチャンスの時期であると、
著者は主張しています。
そんなときに、「道具」として使うべきお金をためておくだけなんて、
まさに宝の持ち腐れだというのです。
そのとおりであると思います。
ある程度の貯金はしてもいいし、無駄遣いは言語道断ですが、
たとえば、読みたい本があるけど買わないで貯金するとか、
英会話の勉強がしたいけど、学費にせず貯金するとか
捻出できない理由があるならば、仕方ないにせよ
20代の10年間で大きく差がつくことを考えると
貯金のためだけに、成長を遅らせることは避けたいものです。

『別に起業しなかったとしても、
リスクは常につきまとっているのだ』(P. 156)
起業はハイリスクであると認識されています。
そのとおりであると思いますが、
起業しないから安心か、というとそんなこともありません。
公務員ならともかく、現代は大企業でも倒産する時代です。
倒産しなくてもリストラされてしまうかもしれません。

これからは個人の時代が来ます。
他品種少量生産が求められる時代ゆえに、
また、個人がブランドを確立していく時代ゆえに
大企業の優位性が薄れていくでしょう。




■反論・誤植・注意点など■
特になし


■最後に■
千円札は拾うな。といわれても
実際に落ちてたら、普通拾いますよね。
私は1円玉でも拾います。
日本で一番のお金持ちといわれる斎藤一人氏によれば、
道端で人や車に踏まれているお金を助けたら、
5円、10円、50円・・・・と
果ては一万円札までもお礼を言いに来てくれるそうです。

でも、本書の言う「千円札は拾うな」というのは例え話であって、
実際は道に落ちてる千円でなく、
会社でやたら残業して、残業代を稼ぐ(千円札を拾う)のではなく
さっさと仕事を片付けて他に時間を使い
結果として、出世したり、成功したり(一万円札を拾う)すれば
もっと良い結果が得られるという話なのです。

最近は短期での決済が多いので
長期的な計画というものが立てにくいようです。
しかし、長期の計画で一万円札を拾えるのに
近場の千円にしか目が行かない人が多いと指摘しています。

ちなみに、本書は文庫本も出版されています。




■評価■


点数合計 21点/30点満点

(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 4点 
実行に移しやすく、
またそれなりの効果が望める

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 3点 
ハッとさせられる一言が多い

(6)信頼性 4点 
それなりに主観的だけれど
信用に値する内容


レビューNo.0288
評価年月日:2010年8月10日



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