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「日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法」


  藤沢晃治氏著
全175ページ
533円+税
文庫本

■この本を一言で表すと
「高効率英語勉強法指南書」


■何故この本を手に取ったか?
「英語を勉強するなら効率よく語学が学べる方法を
しっておいた方がよいということがあって
本書がそのために有用であると人づてに聞いたから」


■流れ
勉強計画と進行具合把握

ある日突然英語がわかる時がくる

発音できたら聞こえるようになる

英作文がきちんとかけるようになれば話せるようになる

英検・TOEICについて


■レビュー■
『私たち大人が幼児の言語習得法を
そっくり真似るのはとんでもない勘違い』(P. 107)
巷では、聞き流すだけで英語が分かるようになるとか、
画期的な学習法でラクラク英語がモノにできるといった
耳障りのよい言葉がたくさん流れています。
その中でも一番よく聞くのが、
幼児と同じ過程で学習していく、というものです。
確かに、ネイティブと同じように一から学ぶというのは
一見もっともらしい学習方法なのですね。
しかし、幼児と大人では脳の構造や機能が大幅に変わっています。
極端な話をすれば、中学生までは無意味な暗記が簡単にできたのに、
高校生以降になると論理的に覚えなければ記憶が定着しなくなるのです。
(池谷祐二氏著「高校生の勉強法」参照)

ゆえに、単に英語を大量に聞き流しているだけでは、
脳はそれらを全て雑音として処理するため、身につくことはありません。
そうやって学習できるのは中学生までが限界であると考えてください。
脳の機能を無視した学習法では、どんなにがんばっても結果が伴わないでしょう。

『一定レベルの英語力を目指す限り、
語彙力増強の辛い作業は避けて通れない』(P. 34)
結局、地道に勉強していくしか英語をモノにできる方法はない、と
腹を括って勉強した者のみが目標を達成できるのです。
安易に近道をしようとしたら、かえって時間を食うはめになります。

『「例文のまるごと暗記」で語彙力を!』(P. 120)
また、単語をそのまま覚えて良いのは、名詞くらいだと思います。
動詞や副詞、形容詞は、例文の中で覚えないとニュアンスが分からず
英作しようとしたときに困ることになります。
私も単語の意味は分かるし、スペルも書ける動詞を
この文章で使ってよいものだろうか、と
何度も辞書を引きなおした経験があります。
例文で覚えていれば、こんな二度手間は必要なかったでしょう。

 

『私の考えでは、一つの新しい英単語を覚えるには、
四つのことを同時に習得できなければならない』(P. 48)
スペル+意味+正しく発音できる+聞いたときその単語だと分かる
この四つを同時に習得しなくては、その単語を使いこなせません。
相手の発音が正しいにも関わらず、自分が正しい発音を知らないために
認識できないので聞き取れないのです。

よって、その状態でいくらリスニングして英語を聞き流しても
元から聞き取れていないのですからダメに決まってます。
先ほど記述しましたように、
雑音として処理されて頭に残ることはありません。

『カナ音目盛りしか持たない人がたとえ
1000時間、英語のヒアリングをしたとしても、
その人の英語ヒアリング合計時間は、ゼロ時間なのです』(P. 63)
日本語のカナでしか、英語が聞こえてこない状態では、
長時間英語を聞き続けたとしても、無駄です。

ゆえに、英語音として聞こえるように、
自分を矯正しなくてはなりません。
その方法こそが、「発音記号」であると著者は主張しています。

地道に勉強しているのに、いっこうに点数が上がらない、
英会話が上達しない、という状況にあわてる人も多いでしょう。
それで途中であきらめてしまう人がいますが、もったいないです。
『分からない間はまったく分からないままの状態なのに、
正体が分かる瞬間には、突然、完全に分かってしまう』(P. 38)
ということからも分かるように、
爆発的に理解が進む時が必ず訪れます。
これは英語に限った話ではなくて、学習関連の本にはよく出てくる話です。
著者は「臨界点」と読んでいますが、「知識の爆発」ともいいます。
一度なんらかの科目で良い点を取った人が、
他の科目でも成績が上がっていくのは、
これを体験し、他の科目でも
この爆発点まであきらめずがんばれるからです。

『「学校英語」+α』(P. 66)
書く、読む、聞く、話す
この四つの能力が言語習得の柱となります。
これは英語を教えている人たちが常に意識している項目です。
(志緒野マリ氏著「たった3ヶ月で英語の達人」参照)

しかし、日本の学校教育現場では、
読み、書きに特に重点がおかれています。
その分、聞く、話すという教育は
おろそかになっているといわざるを得ません。
しかし、
『「書けるから話せる」という絶対法則』(P. 96)
というものがあるようです。
英文を大量に書いていき、英語で小説がかけるようになったとき
英語が話せるようになっていると予測できます。
なぜなら、日本に来たことのない外国人が
日本語で小説をかけるようになったとき日本語が話せるようになっていた、
という記述があるからです。
ゆえに、学校で教わった英作文能力は、
英語を話すための基礎として十分だったのです。
決して、無駄な勉強ではありません。
というよりも、学校の英語をきちんと勉強してなかった人が
自分を正当化する意味を込めて
「学校教育は無駄だった」といっているに過ぎません。
日常会話で使う英文法は中学校レベルの英語がきちんと身についていれば
後は、話す練習さえすればよいだけの話です。
それができないのは、中学レベルの英語をおろそかにしたまま
つまりしっかり基礎の勉強をしないまま卒業している、
あるいは、卒業後に、勉強したことを忘れてしまうほど復習していないからです。

学校のカリキュラムが完全ではないのは確かですが、
それなら話す、聞くという能力は、
必要だと思った人が、自分で補ってやれば済む話です。
完全じゃないから全部駄目だ、ということにはなりません。
日本の学校における英語教育は、
読み書きの点において、かなり優れているのです。
さらにいえば、中学英語は会話するにはとても良い例文が多数含まれています。
だから、中学英語教科書を買ってきて、例文が暗唱できるようになれば、結構話せるようになると思います。
しかし、英語のできない人ほど、中学レベルの英語を軽視する傾向があるようです。
もちろん、英語が苦手だと言っても、
中学レベルの英語が書かれてれば、
大卒の人なら大概わかると思います。
けど、話せますか?
読んで理解することと、
聞いて理解することは違いますし、
簡単な英文といっても、
とっさに口に出せるレベルとなると
これは結構上達しないと難しいでしょう。
中学英語って結構侮れないのです。

『英会話スクールは、自分の会話力の評価や問題発見の場として
補助的に利用するものです』(P. 95)
ゆえに、英会話学校に行っても
それだけで上達することはありません。
英会話学校では自分がこれまでインプットしたものを
アウトプットして使えるかどうか確認しにいくところです。
早く、上達したければ、やはり独学でこつこつ勉強していくしかありません。



■反論・誤植・注意点など■
『英語の文字スペルが完全な表音文字ではない、
という不運から、私たち日本人は、英語を覚えるために、
外国人が日本語を学習する際の二倍の努力をしなければなりません』(P. 54)
外国人から見たら、日本語は確かにひらがなだけなら簡単に学べて良いでしょう。
しかし、カタカナ、ローマ字、そして漢字まで存在し、
一般的なレベルの日本語を習得するまでに、
相当な時間を労力を費やすことになります。

ただし、これは読み書きの場合であって
話し言葉のみ勉強する場合、
日本語はとても簡単です。
「てにをは」さえ間違えなかったら、
大体通じるからです。
ある中国人留学生が日本語は難しくない、
と言っていたですが、
それは会話のことをいっていたのだと思います。
文法的に英語と同じ語順で単語を並べても
助詞さえ間違えなければ、きれいに通じますし、
多少語順が前後したところで
だれも気にしませんからね。

『町の書店で見かける大量のTOEIC教材が錯覚させるような
「TOEIC英語」というようなものは存在しない』(P. 156)
TOEICはビジネス英語のレベル判定を目的として作られている試験ですから、
やはりTOEICに頻出する言い回し、 単語は存在します。
TOEICの勉強だけしてスコアが900以上あるのに
満足に英会話ができず、
いつも無口な人が実際に存在するのはそのためです。

ただ、TOEICで使う表現は、
多分に日常会話でも使用でき、
大幅にかぶっているためTOEICの勉強が、
そのまま英会話能力の向上に
一役買っていることは間違いないでしょう。
基礎あってのTOEIC、といった感じなので、
英語をきちんと勉強したうえで、TOEICに出やすい単語を攻めていくのがTOEICのスコアを上げるための戦略として正しい、と考えられます。


■最後に■
著者は、もし発音記号がどうしても無理というなら、
英語にカタカナをあててもいい、といっています。
池谷祐二氏の「魔法のカタカナ英語」がお勧めです。

とはいっても、
それは最終手段なので、
やはりきちんと発音記号を覚えたほうが
良いことには変わりありません。
4000語の単語を覚えようと覚悟を決めた人ならば、
40個程度の発音記号を
暗記できないわけがありません。
きっと習得可能であると思います。



■評価■


点数合計 23点/30点満点

(1)読みやすさ 4点 
イラストなどがあり、
文章も平易で読みやすい

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 4点 
英語を学ぶ上で断然役立つ知識である

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 3点 
全ての説明が腑に落ちる

(6)信頼性 5点 
信頼できる内容


レビューNo.0293
評価年月日:2011年1月2日



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