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「お金の味」


  金森重樹氏著
全280ページ
1600円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「借金地獄からの生還記」

■何故この本を手に取ったか?
「金森氏の著作だったから
いわゆる、著者買いということ」

■流れ
転落のわな

社会は格差に満ちている

試練は突然やってくる

再帰のための社会勉強

金持ちになる手がかり、成功法則

取り立て屋との攻防

起死回生


■レビュー■
『人間は、一度地獄に落ちてからでないと、
天国には行けないものではないか』(P. 3)
何の苦労もなく幸せなお金持ちになれたら
どんなにいいでしょうか?
金さえあれば幸せになれると思う人が多いですが、
実際のところ金持ちになっても
不幸せな人はたくさんいます。
(ジョン・オニール氏著「成功して不幸になる人びと」参照)

普通に正社員をして、定年まで勤め上げる。
そういう人生は「あり」だと思います。
安定ということは幸せには不可欠です。

それを念頭においてもやはり、
お金が足りなくては幸せになりにくいのが現状です。
だから人は、成功を目指すのでしょう。

しかし、成功には必ずと言っていいほど
深い落とし穴が直前に待ち構えているもので、
それが深すぎて這い上がってこれない人も多いのです。
それは、落とし穴に落ちてしまったとき、
現状に絶望するからではないでしょうか?

そして、そういう這いあがれない人間をみて
多くの人は、
ああ、自分は安定な職業についていてよかった
と思ってしまうのです。
そして、もう挑戦することができなくなってしまいます。


『やばい状況になっても
寝てしまえばなんとかなる』(P. 54)
自分には、もうどうしようもない状況になったら
いったん寝てしまうというのが、
著者のとる手段だといいます。
こうすることで精神をすり減らすことなく、
むしろ体力を回復して
目覚めたときに
解決に向けて走り出すことができるのです。
また、寝ているときにも脳は働いていますから、
無意識に今まで自分の得た知識、経験をもとにして
解決策を練っているとも考えられます。



『無知が罪とは思ってません。
一方で、知識がないと社会においては
大変な苦難の道を往く場合、
途方もない対価を支払わねばならない場合もあります』(P. 71,72)
『自分の運命のハンドルから
手を放して他人に委ねた人間は、
その他人に人生を無茶苦茶にされても
文句は言えない』(P. 106)
無知は罪と、よく言われる言葉ですが、
著者は、無知ゆえに純粋に物事を
とらえることができる。
それ自体は悪いことではないといいます。
しかし、人生において
自分の行動の責任は自分でとらねばならず、
無知ゆえに負う苦難もまた多いのです。
そうやって、失敗から人は学んでいくのだと思います。

社会に出た以上は、
いつまでも無知ではいられません。
自分の人生には、
自分で責任を持たなくてはなりません。
人任せにしては、当事者意識がなくなり、
人生を棒に振ることになるでしょう。



『メルセデスベンツをせっせと貯金して買うようでは、
一生富の扉は開けません』(P. 74)
まったくもってそのとおりだと思います。
ベンツを買うとして、
自分の貯金で買うのか、会社の経費で買うのかで
実感できる豊かさが全く違うのです。

そもそも、減価償却するのですから、
売上があるうちは、
なるべく早く償却できる4年落ちの
ですが、グレードは高めの
4ドアのベンツが良いでしょうね。
ベンツは会社名義になりますが、全く気になりません。
どうせ個人名義で買っても
自分のものではないのですから。

うそだと思うなら自動車の重量税を払わずに
放置しておいたら私の言う意味がわかると思います。
あなたの車は、
あなたの名義だとしても、実質は国のものなのです。
だったら、名義なんてどうでもいいですね。



『億万長者に出会っても、
その人から一から十まで金持ちになる方法を
教えてもらわなければならないようでは、
金持ちにはなれません』(P. 193)
わからないことは、なんでも人に聞いたらいい、と
思っている人が最近多いのですが間違いです。
聞くのは構いませんが、
答えが必ず返ってくると期待してはいけません。
聞くだけでなくて、自分で考えて
根拠を示して失敗の理由や
成功のコツを検証していくべきです。

何よりもまず
人に聞くからには、
自分で入念な下調べをしておくべきです。
そうでないと、
せっかく億万長者の話を聞いても
何言ってるかわからないはずです。

ポイントがわからないから
効果的にメモもとれないと思います。
ゆえに結局、時間を無駄にすることになるのです。
本田健氏がユダヤ人大富豪に教えられたように
(「ユダヤ人大富豪の教え」参照)
あなたにも直接指導のチャンスがくるかもしれません。
しかし、そこですべて教えてもらえると思っていたら、
とりこぼすことがたくさん出てしまいます。
億万長者もいつまでもあなたのためだけに
時間を割いてはくれないでしょう。
自分で勉強して、人が教えてくれなくても
市場のゆがみに自分で気づく必要があるのです。



■反論・誤植・注意点など■
金森氏の著書は、
これまで何冊か読ませてもらっていますが、
結構、辛口なのです。

私は好きですけどね。
オブラートに包んで
何が言いたいのかわからないより、
本質をずばりとついてくれますから、
変に勘ぐらなくていいのです。

逆に口当たりのいいことばかりいう著者は、
何が目的でこんなこといっているのか?と
本心を探らねばなりません。

その辛口な文章を読んで、
以前から、この人は過去に
大変な目にあったことがあるんじゃないかな、
と ピンと来てました。
しかし、ここまですごい状況になっていたなんて
想像の範囲を超えていました。
私も田舎からでてきた身なので、
このノンフィクションを書物を通して
疑似体験でき、とても参考になりました。



■最後に■
著者は、東大法学部卒業後
年収240万のフリーターとなった。
25歳のときに騙されて5400万円の借金負うが、
マーケティング手法を確立し、
年収300万円といわれる行政書士資格を取得した後
3年以内に年収一億を達成する。
その後、不動産、ホテル再建など幅広く活動し、
10年して自己破産することなく借金を完済したそうです。

普通、ここまでの借金を負うと
自殺してもおかしくないのですが、
著者の胆力がすごいのでしょうね。
完済してしまうなんて本当にすごいです。



■評価■


25点/30

(1)読みやすさ 4点 
よみやすい。

(2)情報量 3点 
60-120min

(3)成長性 4点 
自分の人生を他人に好き勝手にされない生き方が示されている。
自分の人生は自分で切り開いていくしかない。

(4)実用期間 5点
生き方は一生ものの知恵

(5)インパクト 5点
私にとってお金持ちのイメージがある金森氏が
実は若いときに借金で大変な目にあっていたとは
とても驚きました。

(6)信頼性 4点
ころっとだまされてしまう著者の話は
あまりにできすぎていて嘘っぽいのですが、
全部実話です。
いや、むしろ「事実は小説より奇なり」で
騙されるときというのは、こういうものなのでしょう。


レビューNo. 0326
評価年月日:2009年7月12日



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