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「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」


  武田邦彦氏著
全263ページ
952円+税
ペーパーバック

■この本を一言で表すと
「リサイクル=善、という誤った既成概念を壊す革命的な本」

■何故この本を手に取ったか?
「以前からリサイクルに関して
いぶかしいところがあったが、
私は個人で調べることもせずおざなりにしていた。
本書を読むことで、リサイクルの推奨によって
どのような結果になったか知りたかったから」

■流れ
ペットボトルのリサイクルは止めた方が環境にいい

猛毒に仕立て上げられたダイオキシン

地球温暖化における故意の誤報

官営化した紙のリサイクル

環境問題を食いものにする人たち



■レビュー■
ペットボトル
『販売量51万t、再利用3万t』(P. 18)
『回収した24万tのうち21万tは結局ごみとして
リサイクル施設から出て行った。』(P. 21)
『ペットボトルのリサイクルによって、
①資源節約、
②ごみ減少、
③資源を再度利用できる。
と喧伝されてきたが、
①資源消費量7倍に増加、
②ごみ7倍に増加、
③資源の再利用はほとんどなされていない。
というのが実態である。』(P. 19)
リサイクルするから大丈夫と思って
我々はペットボトルを安易に利用するけれど、
『リサイクルするにも資源を使う』(P. 22)
というあたりまえのことを考えないものです。

また、
『資源ごみのペットボトルから
元の透明なペットボトルができるわけじゃありません』(P. 27)
いくらリサイクルしても、
それで全てがリセットできるわけではないのです。
やはり、いま使っている物は
安易にリサイクルできると考えて浪費するよりは、
その場限りの大切なものだと
考えるのがよさそうです。


『リサイクルをしてなかったころ
日本の資源利用効率が
先進国中、断然トップであった。』(P. 54)
という事実があります。
リサイクル=環境にやさしい、
というのは幻想なのです。
リサイクルしても必ずしも資源の節約にはならない
捨てる方がいい事もあるのです。


ダイオキシン
『ダイオキシン騒動はつくられたもの
社会がダイオキシンの幻想を創り上げるときに
われわれ専門家が
あまり力を持っていなかったことが証明された。
科学の敗北である。』(P. 68)
『日本の水田のダイオキシンは20年以上、
ベトナム戦争時に撒かれたダイオキシンに対して
単位面積あたり8倍だった』(P. 73)
ダイオキシンが史上最強の猛毒なら
日本人は全滅に近い状況に
なっているはずなのです。
お米をたくさん食べる日本人が
現代もなお生きていることこそ
ダイオキシンの毒性が
極端に低いことを裏付けています。

さらにダイオキシンは
人間が作ったと報道されていますが、
大嘘です。
数億年前から自然に存在しています。
というのも、発生条件が
「植物か動物」
「塩」
「燃えるときの温度(300~500度)」
の三つだからです。
『ダイオキシンは山火事があれば発生する。』(P. 83)
というわけで、ダイオキシンに対して
あまり過敏になる必要はありません。


『ウソをついても大丈夫だ、
事実を確かめずに報道してもいい。
あとで間違いとわかっても
認識が高まったから
いいじゃないかで通じる。』(P. 106)
これはマスコミ関係者の言葉です。
この一文にプロ意識があるとは思えません。
新聞の発行部数が落ち込んでいるといいますが、
それは多数の人がこういう姿勢に
気付いているからではないでしょうか。

製造業、たとえば自動車では、
ちょっとしたミスが人命を奪います。
あとから間違いとわかったなら
その時訂正すればいい、
という姿勢ではダメなのです。

ウソを報道しない、
真実を客観的に報道することこそ
プロ意識をもったマスコミの真の姿です。
そういう報道なら部数は伸びると思います。


『世の中には正直でちゃんとした人もいるが、
ただ現在の日本では正直な人は報われずに、
社会不安を煽り、故意の誤報をする人が前面に出る。
毒性研究で第一人者の
和田教授がテレビにでなかったのは、
真実を語るからである。
事実や正しい科学的解釈を話す学者は、
現在のマスコミからはお呼びがかからない場合が多い。』(P. 150)
誠に遺憾です。


地球温暖化
『地球温暖化によって南極の氷は増える』(P. 121)
と言い説明しているが、
ここは正誤判断しにくいのですが、
でも北極の氷はとけても水位に影響はありません。
そうでなければ
アルキメデスの原理がウソになるからです。

古生代の平均気温は35度。
生物の95%が絶滅した第一氷河期でも平均22度。
現在の平均気温15度より7度も高いのです。
現在叫ばれている地球温暖化は
平均気温17度になると言われています。
これって大問題なのでしょうか?
『問題があるとしたら急激に変わること。』(P. 154)

『地球温暖化問題と言うが、理想的な気温は何度か?
これまで地球は10度単位で
平均気温が変化してきたが、
今後その理想気温からずれることがあれば、
人為的に環境を調節していかなくてはならないのか?』(P. 155)
異論ある人はこの問いに
まず答えるべきではないでしょうか。

『京都議定書は
地球温暖化に対して無意味である』(P. 160)
温度上昇を1度から0.993度にできるくらいである。


なぜ「故意の誤報」が相次ぐのでしょうか?
それは環境問題が金になるからです。
『先進国中、日本だけがペットボトルを
「焼却してもリサイクル」となっている』(P.29)
『自治体は助かり、業者は潤う一方で、
国民だけが分別し、税金を払う』(P. 33)
『ペットボトルリサイクルに投じた金額は
少なくとも5000億円、推定1兆円』(P. 42~43)
また、ダイオキシンは
年600~1800億円(P.89)の税金が無駄とわかり、
国民に広く知られて糾弾されでもすれば
誰かが責任を取らされます。
いまさら猛毒じゃありませんでした
とは言えないのでしょう。

『ごみは分けても資源にならない』(P. 46)
なぜなら日本のごみの90%が
汚泥、家畜の糞尿、がれきと灰塵だからである。
分別したといって、
再利用できるものではないことは明白です。
だが、リサイクルと言えば国民は簡単に納得し、
金になるのです。
疑うこともなく、必要以上にお金を払ってくれます。
かつては、自治体が500円~1000円くらいで
引き取ってくれていたテレビや冷蔵庫が
いまや家電リサイクル料として3000~5000円に、
搬送料までプラスで徴収されます。
いままでの料金から大幅にアップした理由は、
本当にリサイクル料金だけなんでしょうか?
不遜ながら、リサイクル業者と、
行政の癒着構造がとっても気になります。



■反論・誤植・注意点など■
『砂糖の入った飲料をペットボトルに入れると
ペットボトルの材料と砂糖が
反応して新しい化合物ができる』(P. 26)
何ができるのか
まったく書いてないので調べられません。
プラスチック製品は総じて
普通は微生物に分解できないものだから
自然に存在するといつまでも残ってしまうと
聞いたことがあるのですが、
自然界に多く存在する糖に反応するなら
きっとペットボトルを分解できる微生物は
多数存在するでしょう。
著者が嘘を言っているようにも思えないのですが、
根拠となる論文などがしめされておらず、
この点においては鵜呑みにできません。
本当にペットボトルは反応するのでしょうか。
また、そうならばどういった物質ができて
健康に影響があるのでしょうか?
そういったことも書いてあったらよかったです。


■最後に■
所々、主観的でありますが、
現代日本人には必読の本だと思います。

我々日本国民は
国をあげての茶番劇に付き合わされています。
いや、投じられた血税の額面を考えたら、
茶番では済まされません。
だからこそ、政府は利権団体とグルになって
この事実を隠すことに躍起になっているのでしょう。
この本を根拠なく批判する人がいたら、
利権を享受している側の人間としか思えません。

普通に考えて一般国民には大きな力はありません。
ですが、知識を持った人たちの行動は
やがてうねりとなって悪しき制度を打ち破るでしょう。
我々にできる行動は、
環境問題を一部の人たちの
金儲けに悪用されないように
まずは知ることなのです。


■評価■


23点/30

(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 3点 
60-120min

(3)成長性 4点 
リサイクルすることが善だという
思い込みを正せる。

(4)実用期間 4点 
10年以内に本当に環境を考えた
よい変化がみられると期待する

(5)インパクト 5点 
リサイクルに関する問題点にびっくり

(6)信頼性 4点 
妄信はできませんが、信用に足る内容だと思います。


レビューNo. 0339
評価年月日:2009年7月23日



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