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「ひとりで儲ける時代」


  天野雅博氏著
全211ページ
1400円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「起業家としてのプロ意識と潰されない強い精神」

■何故この本を手に取ったか?
「これからは大きなヒットがなくなり、
本当に自分が欲しいものしか買わない時代がくる。
そういうときは、機敏に動ける小さな組織の方が強い。
もし、一人で動けたら機敏さにかけては最強である。
ゆえに「ひとりで儲ける」という言葉に惹かれた」

■流れ
子供時代から培われた起業精神

起業に必要な5つの能力

実践することの重要性

天野流金銭哲学

個人が勝つ時代へ


■レビュー■
『起業家がビジネスを
失敗させてしまう原因の多くが深追い』(P. 60)
『代理店が600店舗になったとき、
僕は酸素事業を売却した』(P. 87)
『大きな損失を出さずに済んだのは、
見切りどきが良かったためだ』(P. 150)
絶好調の時ほど足場をしっかり固める時です。
「人生万事塞翁ヶ馬」
良い状況と思う時期にこそ
気を引き締めていかねばなりません。
これは、どの立場の人にも
当てはまる訓示だと思います。
早めの見切りは身を助けます。


『報酬が伴えば、
仕事がきついとは思わないものだ』(P. 108)
年収が高いと仕事がきつくてもやめません。
安い給与のために、
社員の不平不満に
気をつかわなければならなくなります。
ビジネスは人でするものなのですから、
気をつかうのならば、
お金を使うべきだと著者は言います。


『ビジネスをやるのに手段を選んではならない。
しっかり選ばなくてはならないのは人』(P. 92)
成功するためには、
求められる仕事をすることが大切です。
そのためには業種を選り好みしているのは得策でないのです。
本当に必要な選定は人選です。


■反論・誤植・注意点など■
よけいなお世話かもしれませんが、
よほど腹に据えかねてのことと思うけれども、
人を騙して票を集めたら政治家になるとか(P. 42)
相手をわざわざ怒らせるようなことを言わなくても良いと思います。



『僕は一勝九敗ですよ。失敗ばっかり。
でも起業ってそんなもんですよ』(P. 45)
と、言っているのですが、
『自分と家族、ビジネスでかかわる人や
その家族を背負うので失敗は許されない』(P. 66)
とも言っています。
これでは、本音はどっちだ?と読み手は混乱します。


『金がないにもかかわらず高級車を乗り回し、
高級マンションに住み、
夜のクラブ活動も楽しんでいる』(P. 49)
借金してまで遊ぶようになったら終わりだと思います。
小遣いの範囲内で遊ぶべきです。

質素で成功している人も大勢います。
むしろそちらの方が多いのではないかと思います。

贅沢することが人生の目的というのなら、
『ただ「金持ちになっていい暮らしがしたい」のならば、
サラリーマンになって安定した基盤の上で出世し、
社長を目指すほうがよっぽど賢い』(P. 62)
ということで、起業すべきではないと思いますし、
そもそも仕事がなにより楽しい、
と本気で思っている人の人生の目的が
夜のクラブ活動だとは思えません。

『僕は起業家だ。僕にはOFFなどない』(P. 65)
それは仕事よりも楽しいものがないからだ、
とも言ってますので
やはり成功者は明確な目的をもって
仕事に打ち込むことが
必要条件であると考えられます。
著者本人も仕事が楽しいと言っているのですから、
借金してまでの消費活動を
肯定すべきではないと思います。



『大富豪への階段』(P. 104)
このグラフには、何の根拠も示されていません。
どういった理由で、
ビジネス継続年数を2の乗数とした数字が
従業員数と等しくなるのかもわからないし、
さらに従業員数に比例して
売り上げが伸びているのもおかしいです。
グラフを示すからには、
どういう仮定で検証した結果なのかを
まずは示さなくては誰も納得しないし、できない。


『他人の成功談は役に立たない』(P. 126)
「ビジネスで成功する法」などという
タイトルの本がたくさん売られているが、
この類の本を読んで、
本当にお金持ちになった人を
見たことも聞いたこともないと
著者は言います。
そういう成功本を
暗に批判しているともとれるのですが、
本書の表紙には、
『「雇用なき経営」で成功する法教えます』
と書いてあります。
タイトルを見たところ成功本の類に見えますし、
内容もその他の成功本と
全く異なるものでもありません。
この矛盾をいかに説明するのでしょうか。


私は、他人の成功談は役に立つと思っています。
成功に至るまでの過程を知ることは、
人生の疑似体験となるからです。



■最後に■
矛盾点が多いし、
私の見解から反論したいこともあります。
問答できれば解決できるのだろうけれど、
本で出す以上、想定される反論に対して
あらかじめ説明しておく義務が
著者にはあるのにそれができていないと感じます。



■評価■


16点/30

①読みやすさ 2点
文章自体は平易で良いけれど、
矛盾すると感じる箇所が多くて気になる。
速読していて混乱する。

②情報量 2点
30-60min

③成長性 2点
私は参考になると思うけれども、
他人の成功をそのまま真似ることはできないというのが
著者の見解のようなので。

④実用期間 4点
時代を10年先取りした内容。

⑤インパクト 4点
熱意と根性を感じる。

⑥信頼性 2点
内容に矛盾点が多々あるように思う。
どちらかに意見を一貫させるか、
反対の意見は例外として示すなどの配慮がほしい。
またグラフを示すからには他の参考文献など根拠を示すべき。

レビューNo. 0399
評価年月日:2009年4月28日



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