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「セックス格差社会」


  門倉貴史氏著
全192ページ
667円+税
新書

■この本を一言で表すと
「ワーキングプアは結婚どころか女性とお付き合いできない」

■何故この本を手に取ったか?
「少子化の根本的な原因を知るための参考図書の一冊として購入」

■流れ
セックスにも所得格差は影響する

貧困スパイラル

中年童貞と負け犬

人口減少について


■レビュー■
『世の中の84%の女性は、
年収が400万円に届かない独身男性を
恋愛や結婚の対象外と考えている』(P. 19)
しかし、非正規雇用が進み、
年収200万円の若者が急増しました。
その結果、結婚対象外の男性も急増し、
『適齢期の女性が230万人もあぶれる計算に』(P. 21)
なるというのです。
これでは結婚した人が二人子供産んでも、
少子化は食い止められないでしょう。



『セックスからも疎外されるワーキングプア』(P. 32)
年収が低いために、女性に恋愛対象とみてもらえず、
また、風俗に通うような金もないため、
非正規雇用の人は年間セックス回数0回
という人が多数います。(P. 50)
日本人の年間平均セックス回数が少ないのは、
世界基準並みにセックスしている人がいる一方、
まったくセックスできない人がいることが
原因と考えられるそうです。



『子供に受け継がれるワーキングプア』(P. 98)
子育ての際、ワーキングプアの状態では
教育に使えるお金がないため学問ができず、
就職活動で不利になり、
正社員になれない可能性が高くなります。
親がワーキングプアの場合、子供もまた、
非正規雇用になってしまう可能性が高くなります。
こうして、ワーキングプアは連鎖していくのです。


『18歳から34歳の未婚男性の70.3%、
18歳から34歳の未婚女性の76.4%が
パラサイト・シングル』(P. 146)
これだけの人が親と同居していることで、
住宅投資、家具などの耐久消費財の消費低迷や
財布のひもが緩いパラサイト・シングルの
個人消費増大といった影響が
日本経済に少なからず影響を与えると推察されます。


『婚外子を法律的、社会的に
差別しない家族制度を導入すれば、
婚外子の増加を通じて、
出生率が回復する可能性もある』(P. 161)
フランスでは婚外子を認める政策により、
出生率が上がったといいます。
ですから、婚外子を認める政策を打ち出せば、
日本でも同様に出生率が上昇する可能性はあります。



■反論・誤植・注意点など■
『結婚している人の4人に1人は「セックスレス」』(P. 57)
これは、すべての結婚している人たちを
対象にしているのなら
50代以上は年齢が上がってきているため、
そう頻繁にセックスするということは考え難い。
また、
『夫の年収が高くなるほど、
夫婦間のセックスの頻度が低下する』(P. 58)
とあり、この原因は忙しくて元気と時間がないから、
またはEDに悩む男性が増えているからと著者は主張しています。
しかし、
『一分の高収入ホワイトカラー男性は、
結婚した後も女性にモテるため、
妻に隠れて、こっそりと
「不倫」や「浮気」をしている』(P. 79)
というように、他でセックスをしているから満足して、
家では疲れたなどといってセックスしないだけとも
十分に考えられます。
その場合、
セックスの回数を正直にいうわけありませんから、
こういうアンケート調査というのは、
本当に信頼できるものなのか、
疑わしいと考えられます。


『40年後の日本では3000万人の人出不足に』(P. 171)
だから、移民を受け入れなくてはいけない
と著者は主張しています。
日本人の職業は70%ほどが第三次産業、
つまりはサービス業です。
人口が減れば、それに比例して
サービス産業の需要も減ります。
工場などの生産は、
ほとんど工作機械がやってくれますので、
人手はどんどんいらなくなっています。
また、コスト削減のために
工場を海外へ移転する企業はめずらしくありません。

製造業に関しては、海外で労働者を雇うことで、
日本企業へ労働力を供給してもらったことと同じ効果が望めます。
そう考えれば、
治安悪化の原因となるかもしれないのに
わざわざ移民をいれる必要はありません。

そもそも、失業率5%の日本に
日本語がしゃべれない移民を
受け入れても就職口はありません。
最低賃金が設定されているので、
日本語のわからない人を雇うくらいなら、
日本語のわかる人を雇うにきまっているからです。

『労働力を維持するには、
好むと好まざるとにかかわらず、
大量の外国人労働者を受け入れていかざるをえない』(P. 184)
これは、一定の高い基準を
クリアする者に限ってならOKです。
ただし、大量に外国人を受け入れるなら、
現地に工場を作った方が良いです。

私がこうも移民に反対するにはワケがあります。
欧州では移民を排除しようと
現地の住民が暴動を起こす事件が頻発して
治安が悪化しています。

また、日本では外国人の犯罪が多いので、
もし大量移民受け入れ後、彼らが失業したならば、
日本の治安は一気に悪化するでしょう。

さらに、日本が移民を受け入れるとしたら、
中国人、朝鮮人が主になるでしょう。
カナダやオーストラリアでは、
移民として流入した中国人が、
すでに政治の奥深くまで進出し、
徐々に牛耳られてきている事実があるのです。
無邪気に移民を受け入れて、
日本のみが、乗っ取られないでいられるということは考えられません。


■最後に■
所得格差がそのままセックス格差につながり、
また、ワーキングプアは
子供に受け継がれやすいということ
おおまかにいって、予想通りの内容であったため
あんまりインパクトはありませんでした。


■評価■


16点/30

(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 2点 
参考にはなるけれども
一般的に知られている知識が多い

(4)実用期間 4点 
この状況は10年くらいは続くと思う

(5)インパクト 2点 
特におどろくようなことはない

(6)信頼性 3点 
結婚難民に関する前半は疑うべくもないが、
本書終盤の労働者の受け入れの根拠が不明瞭。
外国人労働者を絶対に大量に
日本に入れなければならないという理由に
説得力がない


レビューNo. 0491
評価年月日:2009年9月12日



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