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「「婚活」時代」


  山田昌弘氏、白河桃子氏共著
全199ページ
1000円+税
新書

■この本を一言で表すと
「結婚するためには婚活が必要な時代になった」

■何故この本を手に取ったか?
「婚活という言葉がにわかに脚光を浴びている。
興味がわいてきたので調べようと思った。
ゆえにその言葉を広めたとされる本書を手にとった」


■流れ
婚活時代の到来

結婚したくてもできない時代

婚活の実態

成功する婚活のコツ


■レビュー■
『男女交際に関する規制緩和が起きたがゆえに、
自動的に結婚できない時代が出現』(P. 15)
『今の若者の二十五%以上が
一生結婚しないだろうと予測されています』(P. 18)
これは衝撃的な予測です。
どうしてこんな時代がきてしまったのでしょうか?
それについては本書で詳しく分析していますので、
詳細はそちらに譲るとして、
少子化が進む最大の原因は、
『経済格差による結婚のチャンスの格差も生まれてきている』(P. 20)
からです。

少子化の本当の原因は、経済格差による晩婚化、非婚化です。
どんなに保育所を整備しようが、
女性が働きやすい職場を用意しようが、
男性が女性を養えない状態では、
男女双方の判断は一致していて「結婚などありえない」のです。

『年収二倍の法則』(P. 27)
自分が稼いでいる金額プラスアルファで稼いでほしい、
と思う女性が多いそうです。
よって、結婚して自分が会社を辞めても
現在の生活水準を落とさなくて済むように
自分の年収の倍以上の年収の男性を望む傾向にあるようです。
そうなると一人当たり年間200万円ほど生活費が必要ですから、
最低でも年収400万円以上をもらっていないと
現実問題として女性も言い寄られたって困るでしょうね。
専業主婦になったら生活できませんから。

『合コンは「婚活」としては非効率的』(P. 133)
合コンは話上手な人が人気者になります。
しかし、人間の魅力は話上手な点だけではありません。
ですから、口べただけど誠実で優しい人とか、
女性慣れしていないけれど暴漢から女性を守ってあげる人とか、
そういう人は合コンでは目立たないためモテません。
さらに言うと、合コンは参加者の目的がばらばらですから、
参加者全員が必ずしも彼氏彼女をつくりにきていないということから
結婚まで結びつくことは、意外と少ないようです。

『「育てていこう」というその面倒くさい部分を省いて、
最初から完成品の男性を求めても、そういう男性は滅多にいません。
いたとしてもとっくに狩られています』(P. 64)
女性は常にいい男を探しているといいますが、
いい男は少ないので、すぐに誰かのものになってしまいます。
そこで、まだうだつがあがらないが、
将来性のありそうな男性を育てる戦略を取る、
ということも考えてみたらいかがでしょう。

ある意味、株と同じです。
まだ誰も気づいてない将来性のある株を
安いうちに買いいれておいて、急騰させてしまうのです。

『大学も職場も理系で、
ずっと男ばかりの環境に生きてきた男性たちが
いちばん残ってます』(P. 61)
理系男性は狙い目だと思います。
女性の扱いには慣れてませんが、
逆にいえば、遊んでいないということです。
浮気はまずしないでしょう。
遊んでいない人は結婚してから遊ぶのでは?と思うでしょうが、
遊んでない人がいきなり遊び人になるはずありません。
人間そんな簡単に変われたら苦労しないのです。
たまに、おかしくなる人もいるみたいですが、
それは珍しいからこそ話題になるのです。

逆に、独身時代に遊んでいた人が結婚したら落ち着くとか
変な噂をまことしやかに語り、信じている人がいますが、
都市伝説の類です。
いままで遊んでいた人が、結婚したら浮気しないと
本気で思っているとしたら甘いです。
そういう人は「ああ、やっぱりね」と思われて
話題にすらならないので目立たないだけです。

 

理系のいいところは
この大企業でさえ倒産リスクがある不安定な時代にリストラされにくく、
会社がもし倒産したとしても再就職先があるという点です。
年齢が50歳を過ぎてても、理系なら再就職できるようです。
(増田明利氏著「今日、ホームレスになった」参照)

ゆえに、
理系に極度の落ちこぼれはほとんどいません。
(大槻義彦氏著「子供は理系にせよ!」参照)

理系男性を夫に持てば、大金持ちにはなれないかもしれませんが、
それなりに幸せな結婚生活がおくれると思います。

ただし、理系は研究ばっかりやってきた人種なので、
仕事が忙しくて家にほとんどいなかったり、
服装はださいし、女心が分からない人が多いのも事実です。

 

『狙い目は性比が逆のコミュニティ!』(P. 144)
出会いがないというのでしたら、
なにかしらのコミュニティに所属すべきです。
ここで考えるのは、男女比が逆のコミュニティです。
女性でしたら、バイクツーリングとか、釣りサークルとか、
男性でしたら、料理教室とか、英会話教室とか
そういうところにいけば、出会いが増えると言われています。

日本人女性は海外でとてもモテるといわれています。
見た目が若く見えることもあるのでしょうが、
『抜群にモテる。
その理由は、日本女性の場合、
どんなにバリバリのキャリアウーマンでも優しいからです』(P. 147)
確かにそのとおりだと思います。
白人キャリアウーマンは本当にキツイ性格の人が多いです。
男性があそこまでレディファーストなのは、
自発的にしているのではなく、やらないと女性が不機嫌になるからです。
強制されたレディファースト、鬱になりますね・・・。

ところが、日本女性は、
男性になにかしてもらうことを当たりまえと思っていません。
だから、男性が何かしてあげると、ほんとうに喜んでくれます。
白人男性からしてみたら、
「自分はいつも通りのことをしただけなのに、
この娘はすごく喜んでくれた」と、かなりうれしく感じるでしょう。

また、アジア人キャリアウーマンからしてみたら、
まず英語の喋れない男性はサル並みの扱いです。
橘玲氏著「マネーロンダリング」にもそういう女性が出てきます。

語学が苦手な人は、まともに相手してもらえないでしょう。
でも、日本女性は相手が自分よりも英語が苦手でも
別に責めたりしませんし、フォローまでしてくれます。
それでいて男性の面子まで気にしてくれます。

以上の理由により、日本女性がモテるに決まっています。
見た目が若く見えるだけなら、アジア系はみんなそうです。
でも、突出して日本女性がモテるのは、
見た目だけの問題ではありません。
やはり優しいからです。
まず間違いないでしょう。

『中高年の政策担当者や研究者は、
現在若年者の男女交際に起こっている現実を、
まったくといっていいほど理解していません』(P.196)
中高年の方をみていて、
同世代の格差にはとても敏感なのですが、
世代間の格差などどうでもいいと思っているのがよく分かります。
しかし、これは人として仕方ないと思います。
所詮、政策担当者といえども、他人の結婚など自分に関係ない話です。
あんまり当てにしない方がよいでしょう。
結局は、若者は自衛するしかないのです。
国になんとかしてもらおうとしても期待はずれに終わるだけです。
期待せずにいたら、ひょっとしたら
よい政策を施行してくれる時が来るかもしれません。
でも、それをあてにしていたら人生を棒に振ることになります。
こんなこと私に言われなくても、
みなさんよく分かっていることと思いますが。


■反論・誤植・注意点など■
『男性たちが受け身になってしまったかというと、
やはり、傷つくのが怖いからでしょう』(P. 39)
違います。
勝手な想像でものを言わないで頂きたいです。
アンケートをN値5000以上でとって、
そういう傾向が見られたなら納得しますが、
脳内妄想でよくもここまではっきり言えるものです。

女性にアプローチする男性が減ったのは
やはり収入に関係していると考えられます。
年収400万円以下では、女性を養っていけない。
だから、経済的に考えて、結婚できるだけの力を得るまで
自己研鑽に励もうとする人が増えたのだと思います。
昔はのんびりしていても、誰でもそれなりに給与が増える時代でした。
見切り発車で結婚しても、男性は最終的には、
年収600~800万円くらいまで上がっていたので、
若い時に年収が低くても、それを見越して結婚できました。
現在はそうじゃありません。
若者の7割が平社員で終わるともいわれる時代です。
そんな中で抜きんでようと思ったら、
どれだけ努力を強いられか分かりそうなものです。
女性と付き合う前にやるべきことが山積しているのです。

『お隣の韓国では、十回倒して倒れない木はない、という
格言があるほど、男性の押しが強い』(P. 85)
それをやらないから日本男性はナイーブ、
とか思っているのでしたら勘違いです。
10回以上断られてもつきまとっているなんて、
それを日本では「ストーカー」という名称で呼びます。

警察沙汰になってもおかしくありません。
それをやれというのはあんまりでしょう。
というよりも、
2、3回ならともかく、10回断られてもアプローチするとか
どれだけ相手にとって迷惑なのか、もう少し考えて行動すべきです。
私が女性の立場だったらまず間違いなく友人に相談の後、
大事をとって警察に一報いれておくと思います。
いまのご時世とても怖い事件が多いので、これくらい当然です。

『今の日本人男性は、一回でも断られたら、もうそれで終わり。
二度と接触してこないと思います』(P. 86)
その気がない相手につきまとっても
お互いにためにならないので、
他の女性に声をかけにいっているだけの話ではないのでしょうか?
だいたい、その気があるのなら、なぜ断るのです?
自分の価値を上げるためとか、一度断るのが礼儀とか
そういうこと考えているのでしたら、
男性を責める前に自省すべきではないでしょうか?

春乃れぃ氏は、自身の著作「モテれ。」で、

一回目のデートは断る?との質問に、
「絶対にことわんなよっ。
一回目のデートは断ってじらしましょうなどと書いてあるが、
それはウソだ。行けよ。行け。絶対に行け。
一回目だけは、いけええぇぇ!」と絶叫しておられます。
全くもってそのとおりです。
男性の方から誘ったんだからおごってもらえると思いますし、
一回くらい食事してみたらいいじゃないですか。
嫌だったら、二回目で断わればいいだけです。
なぜ、一回は断るということになるのでしょうか?
断られた男性は、「じゃあ別の女性を誘おう」と普通は思いますよ。
それって男性が悪いのでしょうか?

『日本もほんとうに離婚が多くなりました』(P. 173)
これは短期的な見方です。
ここ二、三十年のデータだけ見ていると考えられます。
実は現在の離婚率は明治時代よりも低いのです。
(パオロ・マッツァリーノ氏著「反社会学講座」参照)



■最後に■
データがそれなりの載っているのですが、
解釈に主観が入りすぎかと思います。
意外に主観的な感じの本でした。

とはいえ、全体的には良い本です。
傾向として間違ったことは言っていないように思います。

ちなみに、この書評に書いたことは、
万人の傾向としとそうだ、という話です。
白人キャリアウーマンにもとても優しい人はいるでしょうし、
きっつい日本人キャリアウーマンもいるかもしれません。
でも、そんな例外的なことまでいちいち取り上げていたら
話がすすまないので、ここではマイノリティは取り上げてません。
ご了承ください。


■評価■


点数合計 19点/30点満点

(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 3点 
少子化の原因の要因がよく分かる

(4)実用期間 4点 
10年後は・・・もっとひどくなってるかも

(5)インパクト 4点 
本書により婚活という造語が定着

(6)信頼性 3点 
ところどころ主観的に思う
根拠のない話は極力せず、
データから客観的に言えることだけを示してほしい

レビューNo. 0473
評価年月日:2011年1月14日



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