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「徹底抗戦」


  堀江貴文氏著
全215ページ
952円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「ライブドア事件に関しての堀江氏の言い分」

■何故この本を手に取ったか?
「ライブドア事件は
日本中で大きく取り上げられた事件である。
堀江氏がどのような罪で起訴されたのか
気になっていた。
本書により本人の告白によって知ることができるから」


■流れ
堀江氏逮捕前の話

逮捕勾留中の話

釈放されてからの裁判までの話

堀江氏の言い分


■レビュー■
一連のライブドア関連の事件で
違法性が指摘され起訴された内容を見てみると、
『具体的な容疑は、
「偽計及び風説の流布」と
「有価証券報告書虚偽記載」の二つ』(P. 138)

具体的にいえば、

ライブドアの子会社であった
買収済みであるマネーライフ社を
ライブドア子会社の社員が
過大評価して株式交換を決めたこと、

株式交換比率は子会社社員が決めたのに
第三者が決めたかのように
虚偽の内容を発表したこと、

ライブドアの子会社が架空売り上げを計上して
完全黒字化を達成したという
虚偽事実を公表したこと、

というのが違法であるということだそうです。

しかし、
本書を読んで堀江氏の言い分を聞いてみると
彼の言うことは間違っていません。
違法であったと断定でき、
東証一部上場企業を
上場廃止にまでもっていくだけの
正当な理由があるようには思えません。

『細かく見ていけば、
不正をしていない企業などは、
ほんのわずかだ』(P. 165)
これはまったくそのとおりで、
企業側は節税のつもりでやっていることも
税務署が脱税といったら脱税にされてしまうくらい
税法はグレーゾーンが広いのです。
だから、たとえば日本で一番税金を納めている
大金持ちの斎藤一人氏は、
捕まるかもしれないのに節税するのは馬鹿らしい
といって、節税をまったくせずに
正直に納税しています。
(斎藤一人氏著「変な人が書いた成功法則」参照)

こういった背景も考えると、
やはりこのライブドア事件に関する騒動は、
プロ野球球団の買収やテレビ局買収を企て、
かつ、現在の権力者が多い年配の世代を
「老害」といって批判する
生意気な堀江氏への制裁である
と考えるのが妥当です。

『検察庁の場合は、警察よりもタチが悪い。
検察官は捜査権限と起訴権限を
両方持つからである』(P. 165)
どの企業も多かれ少なかれ
グレーゾーンのことをしている。
というよりも日本の法律は
グレーゾーンが広くとられていて
そこに足を踏み入れないことには経営ができない、
という方が正しいのではないか、と思います。
だから、大抵の場合は
つつけば何か埃が出るようになっていて
その気になれば
たいしたことでなくても検挙できるのです。
『つまり彼らの胸先三寸で、
事件化されるかどうかが決まる』(P. 165)
ということです。
これは経営者でないような
一般のサラリーマンにとっても、
とても恐ろしいことです。

ちなみに、
ヤメ検の田中森一氏も自身の著作「反転」にて
古巣批判をしたところ
後に別件で逮捕されてしまったそうです。
バブルのころに
闇社会の守護神とまで呼ばれた人ですから
一概に検察の陰謀とも言い難いのですが、
別件逮捕は事実のようです。

『勾留と懲役、どちらを選ぶといわれたら
私は間違いなく後者を選ぶ』(P. 109)
何もしない生活というのは
本当に耐えがたい苦痛です。
暇で日がな一日寝ていたいというのは、
たまにだからこそ楽しいものです。
いつ終わるかも分からない勾留生活が続くと
他者との接点がほとんどないため会話もなく
やることもないので退屈で退屈で、
精神的に参ってしまうのだそうです。


■反論・誤植・注意点など■
『実を言うと、テレビ放送に
ライブドアのURLを貼り付けるのが、
私がしたかった唯一のこと』(P. 26)
これは嘘だろうと思います。
堀江氏のような有能な経営者がそれだけのために
テレビ局を買収しようとするわけありません。
URLを貼り付けるだけなら、
買収をするよりもCMなどのスポンサーになった方が
安くつくし、難なく目的も果たせるからです。


■最後に■
ライブドア事件は、
素人目にも権力者からの圧力で
生意気な堀江氏をつぶしにかかった、と
簡単にわかる事件でした。

ライブドアよりも
よほど性の悪い粉飾決算をしている会社など
日本にはゴマンとあります。
たとえば、建設業界では黒字でないと
公共事業に入札できないので、
建設会社は赤字になりそうな時は粉飾してでも
無理やり黒字化するそうです。

さらにはライブドアの場合は粉飾といっても
脱税のようにひどいものではなく、
むしろ、この程度で上場廃止にされてしまったことに
驚きがかくせません。

堀江氏を擁護するわけではないのですが、
検察の胸先三寸で
国民がしょっぴかれてしまうという事実は
恐ろしいので改めて欲しいと思います

■評価■


14点/30点満点

(1)読みやすさ 2点 
文面は平易であるのに
意外に読みやすいとは思わなかった。

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 2点 
ビジネスで話題になることがあると思うが、
ゴシップ的な要素が強いため必須の知識というわけではない

(4)実用期間 2点 
この事件が話題になるのは
持って一年くらいと思う

(5)インパクト 2点 
大筋で思ってた通り

(6)信頼性 4点 
自分に都合のいいように言っているのだろうけど
本人の告白としては信用できる。


レビューNo. 0533
評価年月日:2009年11月9日



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