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「一流の人は空気を読まない」


  堀紘一氏著
全213ページ
705円+税
新書

■この本を一言で表すと
「一流の人は空気を読んでも、
それに従わず新しい空気を創る」

■何故この本を手に取ったか?
「KYという言葉が「空気読め」という意味で普及して
さまざまな場面で使われるようになった。
不思議ちゃんはKYかもしれないが、
大きな目標がある人は他人の空気にばかり
あわせられないので周りから奇異な目でみられる、と
私は思っている。
タイトルから、その点について、
堀紘一氏はどのように考えているのか
意見を詳細に知れると思ったから」

■流れ
「空気」とは何か

空気が読めるだけでは生きていけない時代

会社の中でまずやるべきこと

「同じである」ことをやめる

「人生」を分ける決断



■レビュー■
本書で示された結論から先に書くと
『空気は読めないよりは
読めたほうがいいのに違いはないが、
空気を読んでばかりいては仕方ない』(P. 33)
ということで、そのとおりであると思います。

空気というものは、一種の怪物で、
これに踊らされると、頭の良い人物でも
冷静な判断ができず道を誤ることがあるのです。

だから、空気の流れを読みつつも、
それに乗るばかりでなく、
新しく作り出せるようでなくてはならないのです。

でも、それって実は
とてもむずかしい注文なんですよね。

ゆえに、空気を創りだせるような実力者たちには
大成する人が多いのです。
『「成功者」「時代を変えていけるリーダー」とは、
空気読みの達人では決してない。
実際には「いまの空気をどんなものか」
と読んでいながらも、
その空気には乗らずに
”新しい空気を創っていける人”たち
なのである』(P. 4,5)


ただし、
そういう実力者たちでさえも、
最初から空気を創りだせるような
傑出した人物というわけではありません。

『49歳まではマイナスといえる日々を送ることが
最初から計画されていたのだと考えば、
いろいろつらい思いをしても、気持ちはラクだ』(P. 149)

生まれつきの才能というよりも、
屈辱的な経験をしても、
潰されないタフさが必要なのです。

『質問したときにバカにされ、
頭にきたのは事実である。
しかし、聞かないでいれば
一生の恥になっていたのは間違いない。
それを思えば、バカにされたのは
たいしたことではない』(P. 152)
まさに臥薪嘗胆です。
自分よりも年下にバカされたら
それは相当頭にくることでしょう。
しかし、そこでキレてしまっては、
得られるものも得られません。
自分の状況を客観的に判断して、
まだ戦えないなら耐え忍んで教えを請うのが
賢い人の取るべき道です。
堀紘一氏のようなすごい人にも、
そのような耐え忍んだ過去があったのだな、
と思いました。

ゆえに、いま社内で「できない」という
レッテルを貼られている人も
それの押しつぶされることなく、
自分の実力を磨いて
空気を創りだせるような人になるべきなのです。


『人生において勝負時は
そう何度もあるわけではない。
ここぞという瞬間に瞬発力を発揮しなくてはならない』(P. 158,159)
空気ばかり読んでなにもしないでいると、
人生において数少ない勝負時を逃すことになります。
人と同じことをして、他人よりも成功したいというのは
完全に間違っています。
人と違うことをするから、
良くも悪くも人と違う結果が得られるのです。
人と違う生き方というのは、
短期的につらいことがあるものですが、
長期的に見たら、やってよかった、と
思えるものだと私は考えます。


日本では「エリート」のイメージが
特権階級の人という感じです。
しかし、それは世界の認識と異なるのです。
『一言でエリートを定義するならば、
それは、
”大衆のために犠牲になる精神を持ってる人々”
ということになる』(P. 170)
エリートは年間3000時間以上働いて、
実績を残し、社会貢献している人たちです。
極端にいって、特権階級にいて、
庶民を見下すような人だという
変な誤解があるようなのですが、
まずそんなことはありません。
たとえば、
世間では公務員はラクでいいね、といわれますが、
国家一種にパスした若手官僚たちは特に
昼夜問わず猛烈に働いて
国益のためにがんばっています。
その姿はまさに世界標準からみたエリートにふさわしいものです。
とはいえ、高給官僚は課長クラス以上になると、
仕事は楽になるらしいですけどね。

ちなみに、特殊法人の公務員たちは
世間一般に浸透している公務員像に
あてはまるくらいひどいみたいですね。
(若林アキ氏著「ホージンノススメ」参照)


■反論・誤植・注意点など■
『シロウトが手に入れられる情報は、
プロが扱う情報とは質も量も圧倒的に違う』(P. 169)
これはどのような情報のことを言っているのか分かりませんが、
投資するために必要とされる情報は、
インターネットにつなげる個人投資家ならば
プロと遜色ない情報が得られています。
その分野、業界に精通している人もいるでしょうが、
それはプロの投資家に限ったことではありません。

インサイダー取引をするならば情報が命ですが、
そういう違法取引は
やはり止めておいた方がいいでしょう。

そもそも、株式投資には
膨大な情報など必要ないのです。
(山崎元氏著「お金をふやす本当の常識」参照)

著者のいうとおりネットトレーダーとして
食べていこうなどと
安易に考えるべきではありませんが、
副業として投資するのはアリだと思います。

■最後に■
全体的に仕事に対する姿勢や
覚悟といった話が多いです。
空気を読む話は前半で出尽くした感があります。
内容自体はとても良いことを言っていますので、
読んでムダということはありません。
ビジネス書としては至極まともな本です。


■評価■


19点/30

(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 3点 
仕事のできるビジネスマンの心構えが学べる。

(4)実用期間 5点 
こういう精神論は長期間色褪せない。

(5)インパクト 2点 
至極もっともな内容で衝撃的な話はあまりない。

(6)信頼性 4点 
全体を通して納得いく内容だった。


レビューNo. 0602
評価年月日:2009年5月30日



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