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「人生は勉強より「世渡り力」だ!」


  岡野雅行氏著
全199ページ
750円+税
新書

■この本を一言で表すと
「技術力を基礎として営業力も磨け」


■何故この本を手に取ったか?
「日本の技術力の基盤は、
大企業のハイテクに町工場のローテクが合わさって
相乗効果をもたらしたものだと私は考えている。
本書の著者は、そういう町工場の技術者として
有名な人であり、そういう人の考え方を
知ることは勉強になると確信したから」


■流れ
情報の大切さ

人を惹きつける

アピールする

敵から身を守る

遊びからヒントを得る

どこでも生きていけるように自分を鍛える


■レビュー■
『人が寄ってきやすい”スキ”を作れ』(P. 34)
『スキは愛嬌なんだよ』(P. 35)
成功やチャンスは人が運んでくるものです。
だから、常に自分の周りにたくさんの人がいることが
とても重要になってきます。
一度事業に失敗した経営者が不死鳥のごとく
短期間で返り咲くことがあるのは、
会社をなくしても、人脈をなくしていなかったからです。
人が一人でできることは、それほど多くありません。
誰かの力を借りてこそ、仕事の幅を広げられるのです。
だから、とっつきにくい雰囲気でいてはダメなのです。

そんなことをいっても、
常に愛想ふりまくことはできない、という人もいるでしょう。
スキを見せる方法は一つではありません。
なぜかあいつといるとハッピーだな、と
思ってもらえるようにできれば、なんだってよいのです。
これは、媚びるということではありません。
『演出もできないようじゃ、大きくなれないね』(P. 85)
話の上手な人が全員はじめからそうだったか、というと
実はそんなことはありません。
もともと話下手で恥ずかしがりやなトップセールスマンもいます。
彼らは、セールスマンという役割を演じているのです。

『本業以外のプラスアルファを持つことが大事』(P. 37)
自分の仕事の分野だけわかっていればいい、というのでは
ライバルとの差別化は図れません。
専門を強化するだけでなく、別の分野のスキルを磨くのも
人生を豊かにするコツなのです。
その別分野でのスキルがあるからこそ、
注目を浴び、どうせなら、ということで
専門分野での仕事を受注できることも十分考えられます。

『ツキってのは、サイコロの目みたいに
偶然に回ってくるものじゃないんだよ』(P. 43)

成功者は謙遜して、「運がよかった」と良くいいます。
たしかに運も成功の一つの要素であると思います。
しかし、成功者はすべからく運を引き寄せる行動をとっています。
何もしないで待っていたという成功者はいないのです。

『特許なんて個人で取ったって何の意味もないんだよ』(P. 61)
個人で特許をとっても、大企業の専属弁護士団に負けるそうです。
だから、逆にその弁護士団を利用するために、
敢えて大企業と連名で特許を取るのだそうです。
そうすると、これまで個人相手だからと
好き勝手に特許侵害していた会社は、
連名した大企業を相手にしなくてはなりません。
そのため、簡単に特許侵害されなくなるのだといいます。
やはり、組織力がものをいう部分もまだまだ残されているようです。

それでも、これからは大企業であることが
必ずしも有利である時代ではなくなってきました。
『会社を大きくしようと思ったらいくらだってできたけど、
うちは小さいってのが武器なんだ』(P. 82)
小さい会社であるからこそ、仕事を断っても
しばらくやっていける自信があるそうで、
これが従業員100人とかの大所帯だったら、
安い仕事でも請けて、キャッシュフローを太くしなくてはなりません。
そうすれば、嫌な仕事を我慢してしなくてはなりませんし、
第一、楽しくないのです。
規模が小さいからこそ、小回りがきいて有利である、
という時代がやってきたのです。
極端な話、現代はスキルを磨いてシステムを作れば
一人でも稼ぐことができる時代なのです。

『若いうちは、なまじほめられないほうがいいんだよ』(P. 106)
若いころから、ほめられなれていると、天狗になってしまいます。
そうなれば、自分の能力を過信しますし、
他人が愚かに見えてしまうでしょう。
優秀であることはいいことです。
ですが、世の中は学校の成績だけで成り立っているわけではないのです。

『頭がいいのと利口ってのは違うんだ』(P. 148)
学校では知識を教えてくれますが、
知恵を教えてくれるわけではありません。
それどころか、知識にしても生活に必要なものばかりではなく
どちらかと言えば、どうでもいいようなことが多いのです。
そういうところにのみ特化して勉強して優秀だからといって
世間に出て必ずしも成功するわけではないのは自明の理です。

知識は無いよりはあったほうがいいに決まってます。
しかし、知識のみあっても、
それを有効活用できる知恵がなければ
人生において成功はできないのです。
そういう知恵の大半は、
だれかに教えてもらえるものではありませんので、
仕事や人間関係の中で独学していくしかありません。

『何かしてもらったらお礼を4回言え』(P. 122)
『何かしてもらってお礼のひとつも言えないようじゃ、
自分が損するんだよ』(P. 123)
ご飯をおごってもらっても
お礼を言わない人が多くなったといいます。
別に四回もいわなくてはならないわけではないですが、
「ご馳走さまでした。ありがとうございます」は絶対に言うべきです。
ご飯を奢ってもらったなら
ご馳走さまでした、というのは最低限のルールだと思います。
それを言わないならば、
おごってもらうのは当然だくらいに思ってるんじゃないか、
マナーがなってない、
なんて生意気なヤツだ、
などと思われてもしかたありません。
自分にその気がなくても、そうとられてしまいます。
もちろんおごってくれた相手は何も言いませんよ。
でも、お礼の一言もいえないのでは、
そういう風に思われている可能性が高いことを肝に銘じておくべきです。
よって、ご馳走してもらってもお礼を言わないということが、
どれほど自分にとって損なのかよくわかると思います。

『一流を知るってことは、ただの贅沢じゃないんだよ。
一流には一流たらしめている理由が必ずある』(P. 139)
『二流、三流は、「目からウロコ」をもたらしちゃくれない。
一流だけが目を開かせてくれるんだ』(P. 139)
一流になりたければ、一流のものに触れることが大事です。
そうでなければ、参考にならないからです。
一流というものは、一朝一夕で成り立つものではありません。
また、一流であり続けるためにも相当の労力を要します。
そのため、一流の人には、独特の雰囲気があります。
まずはその一流の雰囲気を感じることが大事なのです。
つまりは、自分がやりたい仕事における
一流の人を探して会い、徹底的に真似てみることが重要ということです。

『「いつか報われればいい」じゃダメだ!』(P. 193)
これに同意です。
いつまでにこれだけの収入を得る!とか、
この年までにこういうビジネスを立ち上げる!など
なるべく具体的な目標を立てるべきです。
そうしないと、そのうちそのうちと言っているうちに
人生は終わりに近づき、
あるかどうかもわからない来世に期待することになるでしょう。


■反論・誤植・注意点など■
『十のものを百にも千にも言えるか』(P. 76)
ゼロを100にいうと詐欺だけど、
1を100にいうのは大風呂敷だそうです。
これは確かにそうですが、
実力がなければ言わないほうがいいでしょう。
「できる」といっておいて
「やっぱりだめだったよ」なんていったら
あいつはうそつきだなどと吹聴されて
信用を損なう恐れがあるからです。

著者は、金型をつくる実力があるから
大風呂敷をひろげても、実行できるのです。
自分に大風呂敷を広げることができるだけの
基礎的な実力があるかどうか見極めてから
どのくらいまで話を膨らませるか決めたほうがよいでしょう。

『技術力に営業力が備わって、ほんものの世渡り力になるんだ』(P. 161)
と著者は主張しています。
世渡り力というと口先のみでわたっていくようなイメージがあり、
勘違いされやすいのですが、それは違います。
技術力だけで勝負できる時代は終わったから、
これからは実力をきちんと認めてもらうためには、
営業力もつけとかないとだめなんだよ、と言っているのです。
『人よりすぐれたものを手に入れるには、
ガッチリ基礎がためしておくことなんだ』(P. 176)
世渡り力の礎は、やはり基本となる技術力なのです。



■最後に■
岡野氏の本は世の中を渡ってきた先達として
とても重要で示唆にとんだ言葉が多いため
本書を読む価値はあると思います。

特に、20代の若い世代は、圧倒的に経験が足りませんから
こういう本は、よい成長の糧となるでしょう。
人生経験の少ない若手でも
本書を一読して一年後にまた読んでみると、
人生経験が増した分だけ、
岡野氏の言葉の意味がよくわかると思います。




■評価■


点数合計 24点/30点満点

(1)読みやすさ 4点 
読みやすい
写真がついているのも
著者の雰囲気がわかってよかった

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 4点 
誰にでも実行可能だけれど
有効性の高い人生の指針
忘れないように何度も読み返していれば
仕事と遊びを通じて心身ともに成長できると思う

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 4点 
著者の明快な人生訓は、
当たり前のようで奥が深い
ハッとさせられる

(6)信頼性 5点 
信頼できる内容


レビューNo.0636
評価年月日:2010年8月10日



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