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「35歳までに必ずやるべきこと」


  重茂達氏著
全221ページ
1400円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「若手ビジネスパーソンが一流になるためにやるべきこと」


■何故この本を手に取ったか?
「35歳までにすべきことはたくさんあるけれど、
いったい何が必要なのか最初は漠然としていて分かりづらい
時間は有限なので、優先順位の高いものからやらねばならないので
重要なことを知るきっかけになれば、と思って」


■流れ
自分自身の「やらないこと」を決める

リーダーとして「やらないこと」を決める

経営者として「やらないこと」を決める

常識の中から「やらないこと」を決める

IT関連で「やらないこと」を決める



■レビュー■
『武器を拾いながら走る』(P. 18)
ここで武器というのは、ご飯が食べられるほどのスキルをいいます。
そういった武器は社会人になったら、
仕事をしながら身につけていかねばなりません。
これを、走りながら武器を拾う、と表現しているのです。
もちろん、武器を拾うのも簡単ではありません。
ですが、武器を拾わないでいるならば、
無手もしくは古い武器を持ったまま戦場に赴くことになり、
この上なく不利な戦いを強いられることになるでしょう。

『そうか、面白いか。だったら給料はいらないね。
むしろ入場料でも貰うか。
キミね、仕事というのは最初はつまらないものだよ。
でもね、いつまでも面白くないというのは本人の責任だ。
仕事の面白さは自分で探し出すものだ』(P. 20)
仕事が面白いか?と聞く社長がいれば、
面白いと言うのが空気の読める人間というものです。
しかし、空気を読んで「面白い」と答えると、
そう言われたのだそうです。
元来、仕事はお金を払ってでも、
誰かにやって欲しいことですから、
確かに面白いはずがないのです。
しかし、
『どんな仕事でもとことんつきあってみれば、
そこに何か必ず楽しみというものが見いだせる』(P. 51)
とありますように、
仕事というのは、必ず創意工夫の余地があります。
ですから、そういうかゆい所に手を届かせる努力をすることが
そのうちとてもおもしろく、
やりがいが生まれてくることになるのです。
そういう気持ちがいつまでも持てないというのなら、
それはその人の仕事に対する情熱が欠けているからだと思います。
ゆえに、仕事が面白くない場合は、
今一度自分の仕事に対する姿勢を問い直す必要があります。

『プラスアルファの能力を身に付けることにより、
希少価値が生まれます。』(P. 28)
何か秀でた能力を持っているとしても、
それがただ一つというのでは希少価値が高くなりません。
たとえば、弁護士の資格を持っていても、
ただそれだけなら何万人も日本には存在します。
しかし、英語がとても上手な弁護士だったらどうでしょう、
在日アメリカ人が日本で訴訟に巻き込まれた場合、
または日本での法人を立ち上げたアメリカ企業などにとって、
英語ができる弁護士というのは、とても魅力的に映るはずです。
そうやって、スキルを掛け合わせていくと、
その人の希少価値がグッと上がります。
(午堂登紀雄氏著「30代で差をつける人生戦略ノート」参照)

『仕事から逃げても逃げ切れない』(P. 32)
仕事から逃げて無事に済むならそれでいいのですが、
そうはいかないのが世の中です。
この世の中では、本人のレベルに合った問題が起きます。
それをクリアすると成長できるのですが、
そうするとまたひとつ上のレベルの問題が起きます。
そうやって、階段をのぼるかのように成長していくのです。
ところが、そういった問題から常に逃げている人は、成長することができません。
ゆえに、ずっと同じレベルにとどまったまま、
同じような問題にずっと悩まされ続けることになります。

『ほとんどのチャンスはチャンスの顔をして現れるわけではない』(P. 63)
それはピンチの顔して現れることが圧倒的多数なのです。
だから、嫌なことや困ったことから逃げだしてばかりいる人は、
多くのチャンスをみすみす逃していることになります。
それはとても残念なことです。

『ケタ外れの努力が本当の努力』(P. 64)
『何かで成功したり、立派な業績を上げた人を見ていると、
物事に取り組んだときは、恐ろしいくらい
徹底的に取り組んでいるものです』(P. 65)
成功する人は、ものすごい努力をしています。
それこそ、寝食を忘れて取り組んでいる時期があるのです。
本当なら、そういう状態にいつのまにかなっていた、というのが理想ですが、
努力することは、頑張ってできることですので、
生活の全てを捧げてもやりぬくというような覚悟があれば大丈夫だと思います。

もちろんそうでないと息切れしてしまうので長い目でみると
いたずらに長い期間尋常ならざる努力をするのは良くありません。
集中する期間はひとつの目標に対して1~3年程度あれば十分です。
人生において多くの目標は、
大体そのくらいの期間があれば達成できるものです。

『他人と仲良くしようと思ったら、
まず自分とうまくやれる自分になることです』(P. 83)
これは一つの真理であると思います。

この言葉と似て非なるものに
自分を好きになれ、というのがありますが、
根拠もなく自分が好きな人はただのナルシストです。
健全な精神の持ち主は、自分のことが好きというよりも、
自分がどのような人間であるのか、ということをメタ認知しており、
うまいこと折り合いをつけているのです。
だから、他人と関わる場合に分をわきまえた行動がとれるのです。

しかし、教育の現場などでは、
「自分を好きになりましょう。
だって、自分を好きでない人を
他人が好きになってくれるはずがないのだから」
などといっています。
順番が逆じゃないか、と思います。
好きだといってくれる人がいるから、
自信をもって自分を好きになれるんじゃないでしょうか。
だから、そんなこと言われても無理、と思うのは当然です。
しかし、いじけているわけにもいきませんよね。
だからこそ、はじめは自分とうまくつきあうことが大切になるのです。

自分とうまく折り合いをつけてうまく生きている人は魅力的です。
それが人を惹きつけます。
自分のことを好きだといってくれる人が現れるまでは、
折り合いをつけて生きている自分でいいと思うのです。

自分とうまく折り合いをつける

魅力が増す

好きだと言ってくれる人が現れる

自信を持って自分を好きになれる

ますます魅力的になる

おそらくこういう順番です。
そういった意味では、
自分を好きでいる人間は魅力的であるといえるので、
世間の評判は間違っていないのですが、
そこに至る過程が直接的すぎます。
誰でも、いきなり自分を好きになれる、と
思い込んでいる人は多いですが、
それなら大多数の人は人間関係でこんなに苦労はしませんよ。

『人から何かしてもらうと、とてもうれしいので、
その気持ちを素直に表していました。
すると、不思議なことに、
本当に嫌な人とか嫌な目にあまり縁がないのです』(P. 104)
ありがとう、という言葉には何か言霊があるように思えてなりません。
それも、嬉しそうにいうと、効果が倍増し、
言った本人にツキが巡ってきます。
もちろんありがとうと言うだけでなくて、お返しも大切です。

『どこで人が自分のことを見ているかわからないのだから、
外にいるときはいつでも誰から見られても、
楽しい明るい雰囲気を持っているように努めなければ』(P. 108,109)
外に出ると、意外と誰かと遭遇することがあります。
人口100万の都市でも街中を歩いていれば
結構な確率で、偶然に知り合いと出会ったりします。
それが人口の少ない都市ともなれば、さらに確率があがります。
これはもう外では誰かに見られていると思った方が良いでしょう。

『人の悪口を聞かされる側は、悪口を言う人が、
自分のことも他人に同じように言うかもしれないと思うものです』(P. 121)
私が友人たちの会話の中で絶対にしないと決めているのが他人の悪口です。
悪口を言う人は、絶対に信用されません。
人から好かれたりしません。

悪口というものは、言う方はすっきりするのですが、
聞く人の心を汚すため、相手を不快にさせることが多いです。
相手もその人が嫌いだった場合は、悪口で盛り上がることもあるでしょうが、
それはどちらも悪口を言ってストレス発散ができているだけです。

そもそも私個人がどう思っているかなど、どうでもいいことです。
こういうことは、言わぬが華、ですね。

『こういう勉強はもし会社に勤めていないで習得したいと思ったら、
専門学校や塾などにお金を払って教わりにいかなければならないことです』(P. 137)
給与の低い会社だから、と文句をいっているだけでは、
ビジネスパーソンとして失格です。
むしろ、給与の多寡を憂うよりも、
何が学べるのか、と真剣に考えてみるべきです。
専門学校で学ぶとお金がかかりますし、実際の仕事に関連するものが
必ずしも勉強できるわけではありません。
高度に専門的なことは、OJTで学ぶのが一番です。
だから、仕事を選ぶのであれば、何ができるか、
仕事を通じて何が学べるのかを明確にしてからすべきです。



■反論・誤植・注意点など■
特になし


■最後に■
本書に書いてあることもとても良い内容でした。
文句なく良書の類であると思います。
ただし、対象が35歳以下の
若手ビジネスパーソンに絞られているため
ビジネス書を読み慣れている人や、
ベテランのビジネスパーソンにとっては、
物足りないかもしれません。


■評価■


点数合計 20点/30点満点

(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 4点 
誰しも大方実行可能な内容であるので、
是非35歳までに色々と実行してほしいと思う

(4)実用期間 5点 
一生使える知識

(5)インパクト 2点 
聞いてみたらそれなりに当たり前のことが多いので
大きなインパクトがあるわけではなかった

(6)信頼性 4点 
著者の経験から得られた教訓なので
多少の主観が混ざっているけれど
信用できる内容と思う


レビューNo.0650
評価年月日:2010年10月17日



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