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「成功する男はみな、非情である。」


  角川いつか氏著
全235ページ
648円+税
文庫本

■この本を一言で表すと
「成功する男は非情な一面を隠しもっている」

■何故この本を手に取ったか?
「聖人君子を全面に押し出したような
自己啓発本が多数存在する中、
そうでなくても成功している人がいる事実がある。
非情な一面も成功に必要なのかもしれない、と思ったから」

■流れ
成功する男がいかに非情かを散文的に紹介



■レビュー■
『成功したいなら平和な幸せは求めるな』(P. 20)
成功すると法律関連のトラブルに巻き込まれたり、
税務上の措置や、
会社のキャッシュフローに関することなどで
弁護士、税理士、公認会計士などの
いわゆるサムライ業の方たちと付き合うことが多くなります。


『心の中では何を考えていてもいい、
ただ「強者の外見」を徹底的に磨いておけ』(P. 30)
たとえば、嫌いな相手にも
深く頭を下げることがそれにあたります。
嫌いだから相手と付き合わないというのは、
子どもの世界でしか通用しません。
成功者はつきあう相手をよく吟味しています。
そして好き嫌いは別にして付き合っているのです。
これが「強者の外見」です。

『成功者は無駄な付き合いはしない一方で、
有益な「出逢い」は見逃さない』(P. 199)
という一文からもわかるように、
成功者は人とのつながりが大切であることを
十分に知っています。
成功につながる有益な人間関係を
かぎ分けることができるのです。


『どこでどうつながっているかわからないから
とりあえず褒めておく』(P. 203)
先ほどにあったように、人とのつながりは重要です。
人物の評価を聞かれて、
好き嫌いをはっきり言っていてはダメです。
意外なところで人間はつながっていますし、
評価を聞かれるということは、
裏を返せば、
良くも悪くもつながりがあるということです。


『どんな大物が相手でも、
卑屈にならない態度を養え』(P. 159)
これはもちろん横柄になるということではなく、
堂々としているということです。
卑屈になると声が小さくなります。
はっきりものを喋らない人は、
相手に不快感を与えます。
そんなことで不快感を持たれてはたまりません。
ですから、どんな大物を相手にしても
委縮せず声は
大きくはっきりとしゃべることが大切になります。


『成功者は嘘つく』(P. 100)
ウソもつき通せば本当になります。
それだけではなく、ウソも方便です。
ウソのない会話というのは関係がおかしくなります。
だから、全くウソを言わないというのも考えものです。

さらに言えば、
成功者は嘘をつくかもしれませんが、
約束は必ず守る人が多いと思います。
信用を失ってしまうからです。


『成功する人間は、貸し借りにうるさい』(P. 39)
貸し借りは相手とのつながりを持つ行為です。
貸しを作れば、今度はこちらからなにか頼みごとをできます。
スティーブン・R・コヴィー氏著「7つの習慣」では、
これを相互依存と呼んでいます。


『逆境に陥ったら、誰も助けてくれないと思え』(P. 79)
多少の不運であれば、
手を貸してくれる人は大勢います。
しかし逆境に陥ると、それまでそばにいた人たちが
潮がひくようにいなくなります。
誰も助けてくれません。
それを知っているからこそ、
成功者は孤独を感じているのだと思います。
最後まで信用できるのは
自分自身以外にないことを知っているのです。


『成功者って案外、コンプレックスのかたまり!』(P. 217)
大物も負の歴史を持っています。
ひとつの分野に長じれば、
その分、他のことはおろそかになります。
また、成功者は生まれた時から成功者だったわけではありませんので
いくつもの失敗をしたり、
夢破れたりしているものです。
どんな成功者でも、
かならず何か手に入れられないものがあるそうです。
それがコンプレックスとなるのです。




■反論・誤植・注意点など■
『すべてを蹴散らしてでも生き残ることだ』(P. 136)
生き残る希望があるのに、
それを放棄してしまうのは駄目だと思います。
そのとおりです。生きてこそ咲かせる花もあります。

しかし、人には散り際、引き際があります。
これを知らずに醜態をさらすのは避けなくてはいけません。

細川ガラシャの辞世
「ちりぬべき ときしりてこそ 世の中の
花も花なり 人も人なり」
は、結構有名です。

また、
本書で持ち出されている潜水艦の話ですが、(P. 135)
海中で魚雷にやられたのなら、
船体を浮上させるために
各自持ち場できちんと仕事をやるべきです。
日本人はあきらめて死んだのではなくて
全員で生き残る最善策をとった結果
残念にも間に合わなかったのではないでしょうか。

逆にアメリカ人は海中で
潜水艦からどうやって逃げる気だったのでしょう?
パニックに陥って
正常な判断ができてないだけじゃないでしょうか?
洋上の艦船ならば
助かるかもしれない行動ですが・・・。

よって、この場合
日本人はあきらめて死んだのではなく
冷静に最後まで操船して死んだと考えられます。
誰かの犠牲になって死んだという例として
これを取り上げるのはちょっと変ですね。



■最後に■
タイトルが「成功する男はみな非情である」
とあるのでとてもひどいことばかりしているように
思ってしまいますが、
非情な一面があるということで、
別に常日頃から非情ではありません。
確かに、組織をまとめる立場にあるならば
恐れられることは必要な要素です。
そうでなければ組織は統率がとれません。

しかしそれと同時に、
人を惹きつけることも大切です。
夢を語り、情けをかけ、
たとえ目下の人間であっても
一人の人間として尊重することが大切だと思います。
非情なだけでは人は付いてきません。



■評価■


18点/30

(1)読みやすさ 2点 
文章自体は読みやすいが
流れがたまにわからなくなる。
文章のつながりが悪いということ。
もうちょっと全体に流れが欲しい。

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 3点 
非情になれるだけの地位についてからでないと
こういう行動はとれないと思うが、
知識として知っておいて損はない。

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 2点 
男は実際こういう非情なこと考えていて不思議はない。

(6)信頼性 4点 
成功者には非情な一面があるもの。
ここに書かれている内容に間違いないでしょう。



レビューNo. 0656
評価年月日:2009年7月31日



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