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「取締役になれる人 部課長で終わる人」


  上之郷利昭氏著
全248ページ
800円+税
新書

■この本を一言で表すと
「どんな人が取締役まで昇進できるのかを説明」


■何故この本を手に取ったか?
「サラリーマンであるならば、人事に関して興味のない者はいない。
特に、出世することを希望して頑張っている者は、
最終的に取締役になれるかどうかに並々ならぬ関心がある、
今は若手であっても20年後は、こういう知識が必要になるはずであるから」


■流れ
取締役になれる人、なれない人

取締役に求められる人間的条件

取締役になるまでに学ぶべきこと



■レビュー■
『20代は予選で30代は決勝戦。
これに勝ち残った者が40歳代で上昇気流に乗る。
40歳前後で役員になれるかどうかは決まってしまう』(P. 28)
出世競争に敗れるかどうかは、常日頃から勉強し、
熱心に仕事をしているかどうかにかかっていると思います。
当たり前のことですが、難しいのです。
休みがあれば遊びたいのが普通です。
しかし、仕事のできる人というのは、休みも働いています。
そういう不断の努力はとても大変なものです。
受験勉強だって、勉強しなければいけないと分かっていて、
ついつい遊びたくなることがあったと思います。
そのときに、遊んでしまう人は、
社会に出てもやはり休日に遊んでしまうでしょう。
しかし、頑張れる人は、休日も何かしら仕事をしたり、
仕事のためになる勉強をしたり、と働いているものです。
そこで小さな差がつき、40歳前後で大きな差となって現れるのです。

『運の強さを自認する人というのは、
同じ境遇でも必ず「運が良かった」という状況にもっていく
「何か」を備えているとも考えられる』(P. 45)
出世する人は、運がいいものだそうです。
それに運がいいとおもっていると、実際にいいことが起こるといいます。
(斎藤一人氏著「変な人が書いたツイてる話」参照)

だから、運をひきよせるために、
様々な努力をして、ポジティブに考えることが大事です。
悲観しないようにしていれば、笑顔が出ますし、
その笑顔が人を惹きつけて、人が幸運を運んでくるのだと思います。

『課長への昇進のときは本人と面接し、
部長のときは妻と面接する』(P. 83)
『役員にするときは子供を見る』(P. 84)
仕事を鬼のごとくするのなら、
家庭の協力なしにはやっていけません。
もし、夫婦仲が悪ければ、家庭の問題で仕事に支障がでるかもしれません。
夫婦仲が良いことは、成功のための重要な要素なのです。
松下幸之助氏も、販売代理店の契約を結ぶ時に、
夫婦仲が良いことを条件にしていました。

また、子供をどのように育てているか、
それをみればその人の内心が分かります。
子は親のことをよく見ています。
だから、子供にあってみれば
その人の内心や性格、考え方がよくわかるもの、だそうです。

『リーダーには高い倫理観が必要だ』(P. 101)
リーダーが率先して悪いことをしていたら、
部下から尊敬されることは無いでしょう。
類は友を呼ぶ、といいますように、
不正を働く者の下には、よく似た不正を働く部下がつくものです。
そして、何より困るのは、今まで不正を働かなかった者たちが、
上がやってるんだから、自分たちがやっても問題ないだろう、と
新たに不正を働き始める可能性があることです。
これでは組織の体力がもちません。
しかも悪い慣習は、瞬く間に伝播していくので、
倫理観の低いものは、上に立つべきではありません。

『専門性にプラスして、会社や事業全体を見渡す
広い視野というものが要求される』(P. 111)
深い専門知識+広く浅い全体的な知識が、
取締役として求められる能力だそうです。
専門知識だけの人は、専門バカ扱いされますし、
専門知識のない人は、依ってたつものがない
薄っぺらな人物になってしまいます。
だから、スペシャリストとゼネラリストを兼ね備えた人物が
これからは取締役として求められているのです。

『不遇のときこそ”人間”を見られる』(P. 207)

左遷されたときなどに、腐ってしまってはダメです。
ぐっとこらえて、仕事や勉強に集中しましょう。
それが次に飛翔するチャンスをつかむ原動力になるのです。
また、そういう不遇においてなお、
真面目に仕事をする人は、周囲の信頼が厚くなります。
そういうところを誰かが必ず見ているものです。

『「麻雀」「カラオケ」「ゴルフ」をやめるように勧告している。
この三つは過去のサラリーマンの遊びであり、新人類たちはやらない』(P. 230)
今は、ゴルフはやらなければならない、みたいな風潮があります。
しかし、これからのビジネスでは、
ゴルフをやっている余裕はないかもしれません。
麻雀もいつ終わるか分からないので、時間の読めない遊びとして
ビジネスパーソンからしてみたらやっかいなものです。
カラオケも、接待やストレス発散ならともかく
なあなあの付き合いでいっていると、
時間の浪費以外のなにものでもありません。

これらのたしなみがないと、
意思疎通ができないのではないか?と思われるかもしれません。
しかし、コミュニケーションの方法は他にもあります。
現代ではパワーランチなどがその例です。
昼休みしかない、ということで時間が限られており、
長引かせることができないので、仕事に支障をきたしません。
そういう風に今後は、仕事に支障がでないコミュニケーションが
主流となっていくと思います。

『どんなに優れた人間でも、
健康を害して倒れてしまったらただの人』(P. 236)
気をつけるべきは、やはり健康です。
20代を過ぎたなら、健康を害するほど仕事にのめり込んではいけません。
体への無理は、40代以降に出てきます。
健康を害してしまっては、十分な仕事ができず、
とても取締役など務まりません。
ですから、世の中の仕事できる人たちは、
健康にとても気をつかっているのです。
(山本ケイイチ氏著「仕事ができる人はなぜ、筋トレをするのか」参照)



■反論・誤植・注意点など■
部下の扱いについての質問に、
『なんでもまず、自分がやってみせます』(P. 118)
と答えた課長が、上司に
『君は管理者失格だ』(P. 118)
と叱られたといいます。
なるほど、確かに自分にできることしか頼まないのであれば、
ある分野では、課長以上の仕事ができる社員がいても、
能力が飼殺されてしまいます。

しかし、逆にいつも手本を見せずにやらせるだけであったとして、
はたして社員の士気はあがるでしょうか?
上はいっつも口だけじゃないか、たまには自分でやってみろよ、
そしたら現場の苦しみがちっとは理解できるんじゃないか?などと
部下は文句たらたらかもしれませんよ。

山本五十六元帥は、
「やってみせて、言ってきかせて、やらせてみて、
褒めてやらねば、人は動かじ」と言っています。
全ての分野でやってみせる必要なんてありません。
できることだけ、部下にやって見せてやればいいのです。

ただし、自分にできないことだから、
部下に支持できないし、まかせられない、というのであれば、
上司のいうとおり、管理者失格であると思います。


■最後に■
取締役になりたいと考えている人は、本書必読であると思います。
仕事ができると、ついガンガンやりすぎて上司の反感を買い、
部長のまま、子会社へ出向させられてしまうかもしれません。
本書を読んで、若手のうちから、
その対処法を学ぶと良いと思います。



■評価■


点数合計 21点/30点満点

(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 3点 
60-120min

(3)成長性 3点 
取締役になれそうなところまで行けた人には価値がある本

(4)実用期間 4点 
取締役の一人が反対しただけで、
部長の取締役昇進がなくなってしまうような人事は、
今後減っていくと考えられる。

(5)インパクト 4点 
部長まではガンガン仕事して、
部長になったら波風たてずに仕事するという
身代りのはやさが重要だということに衝撃を覚えた。
というよりも、取締役の一人が反対しただけで
取締役に昇進できないという事実にビックリした。

(6)信頼性 4点 
信用できる内容


レビューNo.0684
評価年月日:2010年11月14日



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