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「とてつもない日本」


  麻生太郎氏著
全191ページ
680円+税
新書

■この本を一言で表すと
「麻生首相が考えるこれからの日本」

■何故この本を手に取ったか?
「2009年3月に「マスコミの内閣支持率はおかしい」
という議論がネット上でわきおこった。
どうしたら内閣支持率が低下しているという
恣意的で疑わしい報道に一石を投じられるか考えたネットの人々は
日時を決めてみんなで本書をアマゾンや紀伊国屋で購入し、
売上ランキングに載せようとした。
その結果、約一週間にわたりアマゾンにて
売上ランキング一位を保持し、
ニュースや新聞などでも取り上げられ、話題になった。
実は、私もそのときに本書を購入した」


■流れ
アジアの先駆者である日本

格差社会、高齢化、地方活性化について

外交のこれからについて

世界に良い影響を与える日本


■レビュー■
『ソート・リーダー』(P. 21)
先駆者という意味で使われるこの言葉から
日本はアジアのソートリーダーであると
麻生氏は主張します。
これは全くその通りで、
アジアで初めて先進国の仲間入りを果たし
いまでもその地位を保っています。


『マンガにはマンガの効用もある。
それも、現在の日本を
左右しかねないほどのパワーである』(P. 53、54)
トッティやジダンにサッカーをはじめたきっかけは何?と聞けば「キャプテン翼だ」というそうです。(P. 60)
また、日本のロボット技術はダントツ世界一ですが、
それもまた、「鉄腕アトム」や「ドラえもん」のような
ロボットアニメによる影響が大きいのです。

『自衛隊は長期にわたり、サマワに駐留したが、
その間、婦女暴行、脱走兵、無銭飲食
といった非行は一切無しである。
一人の犠牲者も出さず、
一発の実弾を撃つこともなく撤収を完了した』(P. 178)
日本人は現地の人たちとの交流を大切にします。
アメリカをはじめとした他国の駐留は進軍と同義で
油田を目当てにしたものでしたが、
日本の場合は違って、
本当に現地のためになることをやっていました。
それがきちんと伝わったのでしょう。
現地人は日本に対してとても友好的でした。
アメリカ軍では数千人が狙撃される中
自衛隊は無傷だったのです。

ちなみに、イラクでも有名なキャプテン翼のロゴが
自衛隊の車に貼ってあったので、
それが日本へのイメージアップにつながったことも
要因のひとつとしてあるようです。


『「今、世界に最も良い影響を与えている国はどこですか?」
という問いに対して、
日本の名を上げた人が最も多かった』(P. 160)
32カ国中31カ国で良い影響を与えてるという人の方が多かったといいます。
このように、イラクだけでなく、
日本は世界中から評価されています。
マスコミはこのことをなぜか、
まったくといっていいほど報道しません。
だから日本人の中には、
世界で孤立しているのではないか、と
心配する人もいますが、
反日教育をしている隣国三ヶ国を除いて
そのような心配は無用です。


『靖国神社が、やかましい議論の対象となったり、
いわんや政治的取引材料になったりすることは、
絶対にあってはならない』(P. 140)
中曽根元首相のときに問題視されるまでは
首相は正式に靖国神社参拝をし続けてきました。
それがなぜ今頃になって問題視されるのでしょうか。
それは中国が外交カードとして使えると判断したからです。
実は、彼らにとっては
別にA級戦犯などどうでもいいのです。
日本を攻撃する手札があれば
別になんでも良かったのです。
そうでなければなぜ、戦後30年以上経ってから
文句をつけてくるのでしょうか?

そもそも我々の祖父たちに参拝して
何が悪いのでしょう。
私たちが祖父たちに手を合わせるのは、
私たちの権利であり子孫としての義務です。
命がけで国を護った人たちに対して
その国の人が参拝すること、
ひいてはその日本人を代表して
首相が参拝することというのは
むしろ当然の行為でしょう。
他国にとやかく言われる筋合いの無いことです。
そもそも内政干渉もいいところでしょう。

個人的な意見ですが、
靖国神社参拝に対して無神経に批判する輩をみるとたいへんな苛立ちを覚えます。


『同じ父母の間に生まれ、
同じ屋根の下で育てられても、
人間は平等には育たない』(P. 61)
自身と弟の例から実感したことだそうです。
同じ状況にあっても人はやはり異なるのです。
だから
『仮に人類がみんな同じような財産を得て、
いわゆる「格差社会」がなくなったとしても、
別の格差が必ず生じる』(P. 66)
ということが言えるのであって、
地位から財産まで、
みんな平等ということにできたとしても
格差是正のために意味があるとは言えません。

それどころか、確実によくないことが起きるでしょう。
イギリスでは長年イギリス病といわれるほど
衰退が進んだ時期がありました。
それは、平等を
何が何でも第一とすることから生じたものです。

『勤勉で成功する物を罰し、
なまけ者を奨励する税制こそが
英国社会の衰退を招いた』(P. 92)
『努力して差がつかなければ、
努力する人の数は減ってしまう。
その結果、
社会から活力が失われてしまうかもしれない』(P. 96)
ゆえに、
大きすぎる格差は別として、
多少のことは許容して、
努力の結果として差をつけて富が配分されなければ
健全で活力ある社会は実現できないでしょう。



■反論・誤植・注意点など■
中国のことを
四千年の歴史を誇るといってますが、(P. 128)
中華人民共和国は建国1949年なので
歴史はまだ70年ほどです。
アメリカよりも若い国です。

国の名前が変わっただけだろうと
反論なさる方もいらっしゃるでしょうが、
100年ほど前にあった
清という国は女真族の国で
支配者は漢民族ではないので
やはりそこでも歴史は途絶えています。
元のときにはモンゴル民族が支配してましたし、
他の時代にも漢民族以外の民族が
中国大陸を支配したことは幾度となくあります。
4000年の歴史というのは、客観的に見て
都合よく解釈しすぎであると断言できます。



■最後に■
ネット上で話題になってから
本書を購入してみたところ、
内容はとても良い本でした。
日本は世界から孤立しているなどと
新聞やテレビなどで頻繁にいわれるので
それを鵜呑みにして
心配している方も多いのではないでしょうか。
しかし、
日本は孤立などしていません。
それどころか大方の国々からは感謝され
良い関係を築けています。

本書では、
日本の特色や問題点、強みなどが
一通り理解できるようになりますので、
読む価値があると思います。

ただし、
国際情勢に詳しい方にとっては
退屈な一冊になるかもしれません。




■評価■


19点/30


(1)読みやすさ 4点 
読みやすい

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 3点 
世界における日本への評価がよくわかる

(4)実用期間 4点 
とりあえず10年くらい先を見据えて書かれている

(5)インパクト 3点 
なるほど、と納得

(6)信頼性 3点 
ウソがあるわけではないが、
あくまで麻生首相の観点


レビューNo. 0784
評価年月日:2009年8月23日



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