「エンジニアよ挑戦せよ。」
| 平強氏著 全255ページ 1800円+税 単行本 |
■この本を一言で表すと
「エンジェル投資家になった日本人エンジニアの実話」
■何故この本を手に取ったか?
「エンジェル投資家という存在について興味があったから」
■流れ
エンジニアがエンジェルになる
↓
エンジェルの仕事
↓
技術の売り方
↓
ベンチャーを育てる
■レビュー■
『米国に行っても、日本流を捨てる必要はありません』(P. 42)
何事も基点がないと必ず行き詰ってしまうものです。
アメリカに行ったからといって、
アメリカ流をやり方だけ真似ても、
失敗することが多いようです。
それはやはり付け焼刃だからでしょう。
日本で生まれ育ち、それが身についてしまった人は、
無理やりそれを変える必要はないのです。
『金を出す方が、もらう方より勉強している』(P. 123)
出資する人は、出資してもらう人よりも
その投資対象についてよく勉強しているそうです。
それは、無策に投資することにより
お金を失うことが怖いからです。
だから、
将来性があると思われるベンチャー企業を見ると
その業種や内容を詳しく勉強するのは
投資家として当然の行為なのでしょう。
『お客さんの反応にはいくつかのタイプがある』(P. 163)
新しい技術を説明したときの対応として大きく三つにわかれるといいます。
一つ目は、
理解もしなければ興味も示さないタイプ
これを猫印、
二つ目は、
金貨を銅貨ぐらいに思っているタイプ
これを犬印、
三つ目は、
これを採用すれば
業界のトップになれるとすぐさま判断できるタイプ
これを馬印、というように
著者は会社のタイプを分けて対応するそうです。
これは、セールスのやり方として
とても賢いと思います。
効率の良いビジネスを行うためには、
優良な見込み客を見つけなくてはいけません。
そのためには、買ってくれそうな客を
自分なりに判断することが求められます。
ここに示された基準は著者の長年の経験に基づくものとして
大変参考になります。
■反論・誤植・注意点など■
『師の「三時間睡眠」にならう』(P. 176)
3時間睡眠をされている方はすごいと思います。
ですが、睡眠時間が4時間を切ったころから
死亡リスクが格段に上がります。
(「快適睡眠のすすめ」参照)
安易に真似するのは考えものです。
■最後に■
エンジェルの実話が読めるのは良いけれど
普通のサラリーマンからしてみれば
縁遠い話ばかりであって、
すぐに使えるといった知識はあまりありませんでした。
■評価■
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15点/30点満点
(1)読みやすさ 2点
技術の話がずーっと続くので
はじめて読む者はとても大変
(2)情報量 2点
30-60min
(3)成長性 2点
ビジネスの実例からいくらか学べることがあった
(4)実用期間 2点
IT関連のビジネスの話であるので
ここで得た知識の賞味期限は、あと数年程度と思う
(5)インパクト 3点
エンジェルの話が読めて良かった
(6)信頼性 4点
実話であり、信用できる内容である
レビューNo.0829
評価年月日:2010年01月01日


