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「普通の人がこうして億万長者になった」


  本田健氏著
全227ページ
1500円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「日本の億万長者の考え方がよくわかる本」


■何故この本を手に取ったか?
「億万長者の考え方が知りたかったから」


■流れ
億万長者のタイプ

ミリオネアメンタリティー

幸運を引き寄せる、危機を乗り越える

周囲から応援される、メンターを持つ

パートナーを大切にする、子供に金銭教育をする

長期的な視野と信念

億万長者への道



■レビュー■
『億万長者の6タイプ』(P. 29)
億万長者には、
ビジネスオーナータイプ
専門家タイプ
会社役員タイプ
相続タイプ
不動産タイプ
有名人タイプ
以上の6つのタイプがあります。

これらの結果をみると、
一般にお金持ちのイメージがある有名人たちは、
意外にお金持ちの中では少数派だということがわかりました。

『億万長者になれる職業・役職と、
億万長者になりにくい職業・役職がある』(P. 45)
アンケートに協力してくれた億万長者約1000名の中には
公務員は一人もいなかったそうです。
また、金融機関で働く人はたった22名だったそうです。

公務員は副業を禁止されていますので、
週末起業がしにくいですし、
こっそり始めた副業がもし儲かったなら、
公務員を辞めるか、副業を止めるか、
二者択一となり、公務員でいることを選んだなら、
公務員の給与のみとなるので億万長者になれません。
ゆえに、公務員になったら億万長者になれないのではなくて
億万長者になるために公務員を辞めざるを得ないのだと思います。

さらに、金融機関で働く人は、
そこそこ良い給料をもらいますので、
小金持ちになれる確率が高いと思います。
そのかわり、高い給与に見合う激務に耐えねばならず、
忙しさにかまけて、自身の投資には、
なかなか手が回せない状態になるのだと思います。

『億万長者の多くが一代で富を築いている』(P. 54)
億万長者の5人のうち4人までもが、
一代でその富を築いた人たちであることがわかりました。
さらに、現代はインターネットの発達により、
一人でも十分成功できるだけの素地が整っています。
ゆえに、一代で成功する人の比率は、
これからさらに高まっていくものと考えられます。

 

『成功するために必要だと思う要素』(P. 70、71)
億万長者の多くが共通してあげている項目は、
『誠実である』(P. 71)
『健康である』(P. 71)
『幸運である』(P. 71)
『人よりも勤勉に働く』(P. 71)
『支えてくれる配偶者がいる』(P. 71)
などです。

さらに言えば、
『一流大学に行く』(P. 70)
『優秀な成績で卒業する』(P. 70)
というのは、成功にほとんど関係ないことが
このアンケートから判断できます。

『億万長者には、自然展開型と目標達成型がいる』(P. 83)
目標は成功には邪魔なだけだ、という億万長者がいれば
目標がなくてどうするんだ、という億万長者もいます。
どちらも大変成功している人たちで、
納得できる根拠を示しています。
これを聞いたら戸惑うでしょうが、
どちらも正しいとしか言いようがありません。
どちらを選択しても、億万長者にはなれる、ということだけ
理解できていたらそれで良いと思います。

『億万長者も「絶望」「挫折」を経験している』(P. 101)
億万長者の83%が挫折を経験しています。
また、人生に絶望した億万長者は30%にのぼります。
億万長者は絶望する状況にあってなお、
それに真っ向から立ち向かい、
解決してきた人たちだということもわかりました。

『億万長者は、お金よりも知恵を残す』(P. 161)
億万長者は子供に必要以上のお金を残さないそうです。
それよりも、お金を稼ぐ方法を教えることに熱心だといいます。
そうすれば、その子はどこへいってもお金を稼いで
自分の力で生き残ることができるからです。
『億万長者は、お金のパワーをよく知っている』(P. 191)
お金が集まると大きなパワーを持ちます。
それは、お金の教育が不十分な人にとっては凶器となります。
うまくつかいこなせなくて、不幸になるのです。



■反論・誤植・注意点など■
『普通の人は、失敗したらダメだと考えます。
一方で、億万長者は、失敗しなければダメだと考えます』(P. 106)
失敗しなければダメだと考えると、
失敗してもいいや、という甘い考えになってしまいます。
失敗しないように万全を期して、
それでもなお結果として失敗することもある、と考えて
それを受け入れる覚悟を持つとした方がよいでしょう。
失敗してもいいや、と思ってした失敗は絶対に血肉とならないからです。

『ウォーレン・バフェット氏は、
長期的視野で投資することの大切さを、
私たちに教えてくれます』(P. 174)
長期投資は安全性が高いと思われていますが、
そんなことは全くありません。
普通に長期投資のみを考えているとしましょう。
明日の株価と、1年後の株価、
どちらが予測しやすいと思いますか?
保有期間が長くなればなるほどリスクが高まります。
よって、むしろ長期投資の方が危ないといえます。

実際のところ、ウォーレン・バフェット氏の投資は、
不当に安く据え置かれている成長が見込まれる企業の株を
安値で買いあさって適正価格まで上がるのを待つ手法です。
上がるまでは株を持っていなくてはなりません。
ゆえに、長期投資になることが多いだけです。

『多くの投資家が、インターネットバブルの崩壊とともに、
大きな痛手を被りました』(P. 174)
これは見切りが悪かったとしかいいようがありません。
1985年から起きたバブルでも、多くの人が損をしたといいますが、
その逆に儲けた人も相当数いるのです。
しかし、儲けた人は自分から儲かったなんていいません。
そんなこと言っても税務署にマークされたり、
近所から妬まれたり、詐欺師に狙われたりして
不幸になるだけだから、黙っているのです。
「見切り」ができるならば、
バブル期に投資することは悪いことではありません。


■最後に■
本書は、日本の億万長者に焦点を当てた本として貴重です。
このような大規模なアンケートを実施した結果を掲載した本は
これまで出版されたことがなかったからです。
本書を読むことで、身近に億万長者がおらず、
彼らの考え方を学ぶことができないでいた人たちにとって、
とてもよい自己研鑽となること間違いありません。
ビジネスパーソンに、是非お勧めしたい本です。

本書と同ジャンルに、
日本のお金持ち研究」という本もあるので、
興味のある方は、そちらも参考にしてみると良いでしょう。




■評価■


点数合計 25点/30点満点

(1)読みやすさ 4点 
読みやすい

(2)情報量 3点 
60-120min

(3)成長性 5点 
億万長者の行動や考え方がよくわかる

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 4点 
億万長者は意外と質素で倹約家

(6)信頼性 4点 
有効回答数が1000を超えること、
また他の著作などを参考にして
信用に足る内容と考えられる
しかし、1万2000名のうちの10%にも満たないことから
偏向ももちろんあると考えられる



レビューNo.0881
評価年月日:2010年9月22日



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