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「理系の人々」


  よしたに氏著
全176ページ
952円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「システムエンジニアの著者の周りにいる理系と文系の面白いミスマッチ」

■何故この本を手に取ったか?
「理系というキーワードにつられて」

■流れ
理系人間の日常を淡々と描く



■レビュー■
『新発売の製品を知ってる前提で話す』(P. 58)
理系全員ではないですけど、
家電製品にとても興味があります。
わくわくするんです。
これは男なら日本人全員そうなんじゃないか?
と思うほどです。
ですから、相手が理系ならなおさら新製品なんて
チェック済みだと確信して話がいきなりはじまります。
それは珍しいことではないですね。


『女の子に理系は
あまりよく思われていない様子』(P. 98)
「よしたにさんって、
理系文系にわけたがりますよねー」
「へーじゃあ、あたしはどっちに見えます?」
これは流れ的に
「理系」といってほしいのかなって思いますね。
それで理系っていうと、
ものずごいショックを受けてる絵、
それを見て爆笑しました。
理系はそんなに嫌かなぁ・・・。
数字でものごとを判断できない人間は
地獄みるらしいですよ?
(金森重樹氏著「お金の味」参照)


『そういうのってどの部分が高いの?』(P. 99)
バッグが8万円すると聞いて、
理系はそう思うというのです。
だいたいあってるw
「職人さんの腕」と「信用」に
お金を払っているんでしょうね。
そういう意味では不当に高いとは言えませんので
かまわないのですが、
理系の人々は個人の出費でも
「コストパフォーマンス」を何より重視します。
だから、彼らが大好きな電化製品の
ブランドでも(一流メーカーとか)いいものはいい、
だめなものはだめといって評価を下します。
ようするに使えてなんぼ、なんですね。
そこが文系の人々と違うなぁって、
私が思うところです。


『青色3号が工業製品っぽい』(P. 129)
気持ちがすごくよく分かるw
ロボットの絵もナイスだった。


『「時速60キロで・・・
残り30キロだから・・・
あと30分か」理学系
「理論値ではな」工学系』(P. 140)
これすごく端的に性質があらわれてますね。
どちらかといえば理学は理論を重視、
工学は実験を重視しますね。


『理系乙女』(P. 145)
動物のお医者さん」の菱沼さんを思い出しました。
あの登場人物こそがまさに理系乙女かと思います。


『(花火で気分いいところなのに、)
そのべたなコメントはないだろー』(P. 147)
これは花火の色に対して、
金属の炎色反応(中学か高校で習ったはず)を
コメントしたときのセリフです。

たしかにベタです。
特に化学系では普通、
誰もが思っても口にできないくらいベタです。
(わかってることをいちいちいうと嫌がられるので)




■反論・誤植・注意点など■
『レギュレーションにうるさい』(P. 108)
これは当然だと思います。
だって、いくらでもずるできるじゃないですか。
そんなの健全な勝負にならないからダメですよ。
そういう風に私も思ってしまいます。


『情報の増えない質問は無益だよな』(P. 119)
『好きとはちゃんと言ってるのになー』(P. 119)
ああ、理系がなぜ女性からもてないのか今わかった気がします。
自分が正しいと確信して、歩みよらないからですね。
文系の人々は空気読むのが上手で
コミュニケーションも総じて理系よりうまい気がします。

理系は正しければ何言ってもいいと
勘違いしている人が割合多いかなと思いますね。

人間は完璧じゃありませんから、
正しいことでも言っちゃいけないことはあります。
(童門冬二氏著「男の器量」参照)


そういうとこの空気が読めないのも、
我々、理系の人々の特徴だと思います。
よく言えば純粋、悪く言えば幼いということです。
同期でも、理系は明らかに幼く、
本社の文系は大人びて見えたと
辻氏は自身の著作「理系の転職」で語っています。


『金も銀もプラチナも所詮は触媒』(P. 110)
それをいったら、鉄、ニッケル、銅、チタン
なんでも触媒になりますよ。
染料にもなるし、いろいろ使えます。

プラチナなんて所詮は触媒だから
俺は興味ないけどあげると
彼女すごくうれしそうな顔するんだ、って
それが理由なら工業製品の生産が
少し落ちたっていいじゃないかと思います。
金もプラチナも触媒に使わずに
リングにしたっていいじゃないですか。
そういう私は理系失格でしょうか?

でもね、工業製品って本当は
私たちが幸せになるために作ってるんですよ。
幸せになるための方法は
工業製品を作ることのみでしか
実現できないわけじゃないと思うのです。
だから、
すべてを合理的しなくてもいいじゃないですか。
女性には女性の考え方があります。
すべてに迎合しなさいとはいいませんが、
まったく歩みよらないのは少し傲慢でしょう。
ただし、白金のすべてが
装飾品になるような風潮でしたら、
もちろん私も文句いいます。
白金しか触媒に使えない事例もありますので。

この本に書かれていることは
ほとんどネタなんでしょうから
あんまり本気で突っ込んでも仕方ない
といえば仕方ないのでしょう。



『非常にに大きく』(P. 108)
誤植です。「に」がひとつ多いです。


■最後に■
さすがSEというだけあって、
ネットやパソコンのネタに詳しいです。
ですが、理系の人々というからには
自身のネタだけじゃなくて、
もっと実験系のネタも入れてほしかったです。

研究室に行けば、たいていどこの学校にも
おかしな奴はいるものです。
そういう人は、
おかしな行動をとることが多いのですが、
何かしら信念や理屈があってやってますので、
聞いてみると納得できることが多いのです。


■評価■


19点/30

(1)読みやすさ 5点 
マンガなのでとても読みやすい

(2)情報量 1点 
30min未満

(3)成長性 2点 
理系に対する扱いが分かるかも

(4)実用期間 5点 
理系はいつの時代もこんなかんじでしょう

(5)インパクト 2点 
理系にとっては普通のことばかりです

(6)信頼性 4点 
SEだからこそというネタが多い
もっと実験ネタとかないのか
化学系の私にはちょっと不満



レビューNo. 1072
評価年月日:2009年7月23日



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