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「農業で1000万円稼ぐ法」


  堀口博行氏著
全240ページ
1500円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「農業で1000万円稼ぐための実例を紹介」

■何故この本を手に取ったか?
「食料自給率が40%台という低さになり、
最近、農業に注目が集まっている。
反面、失業率は5%以上であり、
労働人口が第二次、第三次産業に偏っている。
これらを是正し、日本の食を支える第一次産業の荒廃をふせぎ、
各人が経済的自立を果たすために、就農という手段も
頭に入れておくべきであると判断したから」

■流れ
素人でも就農は可能である

1000万円超の収入の勝因

農業についての実例

農業に参入しても良い地域と悪い地域



■レビュー■
『野菜栽培の高収益にびっくり!』(P. 33)
1ヘクタールあたりの収益をみた場合、
麦は30万円の利益
大豆は40万円の利益
米は80万円の利益
長ネギは600万円の利益
といいますから、
野菜がとても収益の高い作物である、
ということがよくわかります。
米は、ある程度の人数と規模があれば、
作付け面積を多くとれますので、
中規模以上の農家にとっては良い作物だと思います。
しかし、これから就農を考えている人には、
とてもじゃありませんが、オススメできる作物ではありません。
それよりは、高収益になりやすい
ピーマン、長ネギ、レタスなどの野菜に
注目すべきのようです。

『農業のフランチャイズには騙されるな!』(P. 37)
著者がみてきた農業のフランチャイズは、
本当に利益がでるのかいぶかしいものが多かったといいます。
そもそもフランチャイズというシステムは、
本部のみが勝つ、といわれるくらい
加盟者には酷な契約ばかりです。
コンビニなどがその最たる例ではないかと思います。
(渡辺仁氏著「起業バカ」参照)

『農家で倒産する原因のほとんどは、
農機具の購入と土地の購入の借金です』(P. 38)
1ヘクタールでこれだけの利益がでるなら
来年はもっと作ろう、と考えるのは人として当然のことです。
しかし、自分の能力以上の作付け面積にまで拡大すると
それで失敗してしまうことが多いのです。
儲けは多少少なくても、経験を積んでいけば、
確実に大きな規模での安定した経営が可能になります。
あまり事を急いてはいけません。

『農家になるには許可が必要』(P. 45)
農業をするには、農地を取得しなくてはなりません。
そのためには、農業委員会の許可が必要になります。
また、農協への加盟も必要になります。

『250万円あれば、農業を始められる』(P. 54)
土地を借りて、軽トラ、トラクターなどの農機具を買ったり借りたりして、
アルバイトを雇ったりした場合で、
250万円必要なのです。
だから、まったく貯金がない、
というような人では無理です。
就農するあたって、
会社勤めを辞めてしまう必要はないので、
はじめは、著者のように勤め人をしながら
農業を始めるのが良いように思います。

そんな時間はない、という人もいるでしょうが、
『農作業は週2~3日で十分』(P. 56)
ですので、週末のみでも十分可能なのです。

しかし、週末まで働いていては
休みがないので大変である、という意見もあります。
ところが、著者は農業と会社勤めが、
いい具合にストレス発散になった、(P. 171)
つまり、違う職種に従事することで
単調な作業というものにメリハリがついたというのです。

もちろん疲れることは確かです。
そのときは、疲労回復できる方法を知っておくと
大変よいと思います。

著者は、
『疲れたら甘いコーヒーやコーラを好きなだけ飲む』(P. 165)
ことで疲労が軽減されたと言っています。
また、著者は
『疲れてきたら、クイックマッサージに行こう!』(P. 168)
と言っています。
クイックマッサージをしてもらうと、
急速に疲労が取れて回復できるのだそうです。
さらに、
『月1回は温泉か銭湯に行く』(P. 170)
ことで、筋肉をほぐし、
疲労回復しているそうです。

『病気を防がなければ、高収益にはならない』(P. 122)
病気というのは作物の病気のことです。
作物が病気でだめになってしまえば、
これまでの労力と使用した肥料や燃料代がすべて無に帰します。
ですから、病気だけは絶対に出してはならないのです。

『独自の研究は手間がかかるのでしてはいけません』(P. 126)
独自の研究は、あたればいいのですが、
そう簡単にいかないのです。
あえて危険を冒す必要があるようには思えません。
これまでの先達の知恵を拝借していけば良いと思います。

『絶対に参入してはいけない地域は、
農協の出荷場があまり整備されていない地域です』(P. 219)
農作物の出荷額というのは、市場によって決まるのかと思えば、
実はそうだとばかりは言えないようです。
農協の担当者の仕事によって、かなり変わってくるようです。
つまりは、自分の地域の農協が整備されていなければ、
あなたの作物は安く買われてしまうのです。
それでは儲けはでません。
ですから、なんでもいいから就農というのはダメで、
絶対にどの地域で参入しようか、
事前に綿密に調査して、シミュレートしておくべきなのです。


■反論・誤植・注意点など■
特になし


■最後に■
著者は、シロウトでも農業はできる、といいますが、
そのためには、かなりの熱意と根気が必要であると思います。
なぜなら、著者は両親が農家であったので、
著者自身は、あまり意識していないかもしれませんが、
長年農家をしてきた人の知識を得て、
また、ベテラン農家である両親がいてくれるという
精神的な安心もかなりプラスされていると考えなくてはいけません。

本書のタイトルを見ると、
いかにも簡単に、
農業で1000万円稼げる!というような
甘い認識をされかねません。

よく言われることですが、
「農業は甘くない」というのは本当です。
私たち人間がいかに努力しようとも、
自然災害の前では、ただただ翻弄され続けるばかりです。

何か成し遂げられなかった場合、
努力が足りなかったからだ、
と分かった風に言う人もいますが、
世の中の全てが努力で解決できるわけではありません。
農業がその例としてふさわしいと思います。
そういう厳しさがある、ということを
十分認識したうえで、就農するか否か判断すべきです。




■評価■


点数合計 22点/30点満点

(1)読みやすさ 4点 
写真が掲載してあり、見やすいし、
文面もかなり読みやすい

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 3点 
就農もアリかなと選択の幅を広げられる

(4)実用期間 5点 
これからの時代にマッチしている

(5)インパクト 4点 
農業で1000万円稼ぐことが可能であることが示された

(6)信頼性 4点 
著者の両親がベテラン農家であることを加味しても、
素人が農業で稼ぐことが可能という
著者の主張は信用できる


レビューNo.1085



評価年月日:2010年3月23日



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