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「若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損をしている!?」


  森川友義氏著
全207ページ
1000円+税
新書

■この本を一言で表すと
「若者の政治リテラシーを一定レベルまで引き上げる本」

■何故この本を手に取ったか?
「若者は選挙に行かないせいで、4000万円損しているという
ショッキングなタイトルに惹かれたことと
ネット上ですこし話題になっていたから」

■流れ
政治によって得する人損する人

政治を裏で動かす「特別利益団体」

官僚主義国家日本


■レビュー■
『たった数十分を惜しんで投票所に行かないがために、
ひとりあたり何千万円という損をしている』(P. 4)
なぜ、このようなことになってしまったのでしょう?
それは、若者が投票に行かないからです。
ただでさえ上の世代に比べて数の少ない若者が、
さらに投票率も低いとなると
政治家にとっては当選に
あまり大きな影響を与える存在ではないのです。

『候補者は、「若者を活かす街づくり」と訴えるよりも、
「お年寄りが安心して暮らせる街づくり」と訴えたほうが
当選する確率が高い』(P. 25)
という一文からも分かるように、
どうしても当選しやすい公約をして実行するようになります。

『国会議員は、各々の選挙区において、
自分を当選させてくれる有権者のために働いている』(P. 79)
投票しにこないなら、
その人たちは政治家にとって重要ではありません。
国会議員の立場から見て、棄権者1000万人は
日本に存在していないのと同じなのです。
その人たちのために何かするわけがありません。
しかし、そのことを責める前に
私たちは投票にいくべきなのです。

それにしても、投票に行っても
どの政治家が良いのかわかりません。
結局、顔がいい、などという
安易な理由で投票してまうのが関の山なのですが、
政治家個人に詳しかったとしても
あまり関係なさそうです。
というのも、
『人物本位で候補者を選ぶというのは
我が国の政党政治の仕組みから考えると
意味をなさない』(P. 60)
と著者は主張しており、
理由は、現在の日本の政党政治は
数で決まる仕組みになっているからだそうです。
直接選挙性の結果選ばれるというのであれば、
政治家個人に詳しくなくてはいけませんが、
日本では政党に詳しい方がよく、
また間違いもないと考えられます。

さらにいえば、
政党がつくるマニフェストは
読む必要はないそうです。(P. 91)
これも当然の話で、
政治では公約なんてやぶってなんぼの世界です。
誰も信用なんてしてませんし、
実際にこれまで守られた試しもありません。
『1970年から約40年の間に
21人の総理大臣が誕生しました』(P. 101)
と、あるように日本では内閣が非常に短命です。
そもそも2年単位で首相が変わって、
内閣改造されてしまっては
成果の出しようもありませんので
しかたないのかもしれません。
ゆえに、マニフェストはみるだけ時間のムダです。


『特別利益団体の国会議員への影響力は絶大です』(P. 116)
これは、組織票と政治献金の賜物です。
組織票に関しては、
これは創価学会などの
宗教団体が有名ですが、(P. 131)
その他にも農協や地方では地元の有力企業などが
組織的に投票しているようです。

政治献金に関しては、
企業から数千万円の政治献金が毎年、
主に自民党に対して行われています。
選挙にはお金が必要なので、
これらの政治献金は大変重要な資金源となります。


『?→国会議員→政策・予算』(P. 138)
本来なら、?は有権者なのですが、
現実は特別利益団体になっているようです。
だから、一般人の生活よりも
圧力をかける団体の方が優遇されるのです。
本来なら圧力をかけて
一部の人が利益を得るというのは
許されるべきことではありません。
しかし、
それは日本国民全体の自業自得の面もあります。
というのも、
『われわれ有権者は、
選挙にあたっては棄権もするし、
政治リテラシーもあまりない、でも他力本願的に、
誰か世の中をよくしてくれないかなと願う動物である』(P. 35)
というような人があまりにも多いのです。
自分たちで何をするでもないのですが、
誰かがやってくれると思っています。
これは大変虫の良い話だと思います。
日々の仕事が忙しいのは誰しも同じです。
だからこそ、選挙の日には数十分だけ
睡眠時間を削ってでも投票しにいくべきなのです。
投票率が上がれば、
政治家の目も若者に向きますので、
それだけの価値がある行為だと思います。


『下僕ではなく、お上!』(P. 157)
公務員をみると、
やたらに公僕だという人がいますが、
実際のところ、
官僚は日本を動かしている人たちです。
『官僚が法律を作っている』(P. 162)
ということからも、弱い存在ではなく、
むしろ絶大な権力を保持しています。
なにしろ官僚が自分たちに不都合な法律を
つくるはずがありませんから、
それも当然といえば当然です。
妻、子二人の標準的な家庭において、
年間所得が1448万円まで所得税率が23%というのは
官僚で課長級の給与に近いものがあります。
税率が5%→10%→20%→23%→33%→40%
と上がるのを見ると、
23%というのがとても恣意的に感じられてなりません。
官僚たちが自分の給与において
住みよい税率ゾーンを設定した
としか思えないのです。
(吉川英一氏著「億万長者より手取り1000万円が一番幸せ!!」参照)


『権力というものは
ある一定のレベルまでは抑えることができますが、
それを超えると難攻不落になってしまう』(P. 170)
官僚は数が多いし、
何よりも優秀な人たちのあつまりですから
組織としては政治家よりも権力を持っています。
法律までもつくることができるので、
既に難攻不落になっています。



■反論・誤植・注意点など■
組織票の話において、
もっとも大きな組織がおよそ23万人でした。
他の組織も建設で18万、
軍恩連盟で15万となっております。(P. 134)
最近、外国人に参政権を与えようなどと
考えている政党がありますが、恐ろしい事です。
在日韓国朝鮮人は日本に60万人います。
あっという間に、
日本を牛耳る反日外国人組織の誕生です。
在日外国人参政権を唱えている政党は
日本を他国に売り渡そうと
考えているとしか思えません。

それだけでなく、
国旗を切り裂いて自分の政党のマークにしてみたり、
移民を1000万人受け入れると言ったり、
日本は日本人だけのものじゃないと言ったり、
いろいろとひどすぎます。
政権交代が起これば日本終了です。
いまのままでいいとは思いませんが、
改悪されることの方が私は恐ろしいです。



■最後に■
本書は、若者に対して政治に関して
興味をもってもらうことを
コンセプトにしている本です。
若者とは、35歳くらいまでの人のことです。
これは、ビジネスパーソンの若手が
だいたい35歳くらいまでを指すので
著者はそう言っているのだと思います。
その世代の人は、一読して損はない内容です。


本当はもっとつっこんで
書きたいことがあったんだろうなぁ、と
思わずにはいられないところもありましたが、
あんまり専門的なことや
一部団体について書いてしまうと
本書の趣旨がずれてしまうために控えている
といった印象を受けました。
しかし、それがゆえに
著者の意見はある程度含まれているけれども
極端に偏った意見はなく、
かなり客観視できていると感じました。
あとは、
若者が自身で選挙にいくことの重要性に気付き
おおきな流れをつくってくれることを願うばかりです。
もちろんどの政党に投票するかは、
個人の判断ですべきです。
そのための情報はネットで検索すれば
いくらでも出てくると思います。
最近では、YouTubeやニコニコ動画などでも
政治家が動画を通じて
有権者に情報発信している例もあります。
そこでは新聞、テレビだけみていては
知りえない情報がたくさんあります。
一度、検索してみてみると良いと思います。
政治に詳しい一般人の方々が
分かりやすくまとめてくれた動画が
多数ありますのでお勧めですよ。




■評価■


23点/30

(1)読みやすさ 4点 
政治関連本にしてはかなり読みやすい

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 5点 
選挙にいくことで若者は社会に対してもっと発言権を得ることが可能

(4)実用期間 5点 
一生使える

(5)インパクト 3点 
政治家は目立つ存在であるけれど、
実は霞が関が日本の中枢である

(6)信頼性 4点 
信用できる内容


レビューNo. 1086
評価年月日:2009年9月12日



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