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「意外に日本人だけ知らない日本史」


  デュラン・れい子氏著
全219ページ
876円+税
新書

■この本を一言で表すと
「日本人が知るべき日本のすごさ」


■何故この本を手に取ったか?
「日本人だけが意外に知らない日本の歴史というタイトルに惹かれて
書店で手に取った」


■流れ
世界に影響を与えた日本

日本とフランス

世界一のエコ大国だった江戸時代の日本

日本人の感性


■レビュー■
『ともかく名前も知らなかった日本という小さな国が、
長年私たちを苦しめていた、あの残忍で強いロシアを破ったんですから、
私たちチェコ人は驚いたものです。
だから子供のころの私は、日本が怖かった』(P. 25)
私たちからしてみたら、なんで?と思うのですが、
当時最強であったロシアの強大さを思い知らされている小国にとって
よく知らないしかも黄色人種の日本人がロシアに勝ったというのですから、
さぞや驚嘆したことでしょう。
我々が日本人だから、日本人の行ってきたことを
過小評価している可能性もあります。
そう考えて、たとえば、
全く知らない小さな国がアメリカを戦争で倒した、と
考えてみると、それは確かに恐ろしい国があるものだと、
興味が沸いてしかたありませんね。
おそろしく思うのも無理からぬことです。

しかし、著者のいうとおり、
日露戦争の勝利はぎりぎりの辛勝でした。
ロシア軍はとても強く、また物量も圧倒的でしたので、
ロシア革命が起きなければ、
または、バルチック艦隊を撃破できなければ、
または、アメリカが仲裁に入ってくれなければ、
日本は長期戦になって
逆に負けていたかもしれないのです。

それにしても、恐れるのではなく、おなじ小さな国として
日本には希望を見て欲しいとおもいます。
たとえば、トルコは長年自分たちを苦しめたロシアを
同じアジア勢である日本が破ったと聞き、
東郷通りが街中に出現、
また子供に東郷の名をつける人まであらわれました。
敵の敵は味方という言葉通り、トルコは一気に親日となりました。
国によって反応が違うんですね。
日本人は基本的に相手とうまくやっていこう、
騙すのは卑怯者のすることだ、と考えており、
もともと正直で、コツコツと努力する農耕民族であって、
決して好戦的な民族ではありません。
だから、よく知りもしないで怖がり、遠ざけるよりは、
仲良くする方が両国にとってメリットがあると思います。
すべての国々に、日本と共栄していく道を模索してほしいです。
日本と戦争しても得られるものなんて多くありません。
しかし、仲良くなれば、
資金援助してもらえるし、
技術供与してくれるし、
その他にも、いろいろと文化的な交流などができます。
日本とは争わず、仲良くなったほうが絶対に得なのです。

 

『「人種差別撤廃」を提案した日本』(P. 41)
明治・大正・昭和初期の日本はとてもすばらしく、
戦争に負けはしたけれども、正義は日本にあったと言えます。
日本が中国大陸に侵攻したのは事実ですが、
それは中国がアメリカの援助をうけて代理戦争をしていたからであり、
そのまま放っておけば、必ずアメリカが中国に基地をつくり、
そこを拠点にして日本に侵攻してくることが明白であったので、
先に押さえておく必要があったのです。
だから、主要都市をいち早く占領し、点と線の進軍と揶揄されても
連合軍に先駆けて中国への侵攻を急いだのです。

旧日本軍というと、歴史教科書に洗脳された人たちは
「軍部が暴走して戦争を起こし悪いことをした」と判を押して答えるのですが、
20歳を超えてるのなら自国の歴史をもう一度調べなおしてみるべきです。
いまのところ参考文献がしっかりしておりオススメできるのが、

西尾幹二氏著「国民の歴史
小林よしのり氏著「戦争論
竹本忠雄氏著「再審「南京大虐殺」

以上三冊です。

お金をかけたくない、手っ取り早く調べたいというのであれば、
嘘を嘘と見抜ける力が要求されますが、
インターネットで情報を収集するという手もあります。

『世界は1919年の日本提案通りに動いているのです。
この事実に日本人が誇りを持たない、
それどころか知らない人が多いのは残念ですね』(P. 46)
今でも人種差別は根強く残っていますが、
当時は今とは比較にならないほどの差別がありました。
その中で、日本がパリ講和条約で人種差別撤廃の提案をし、
結局、反対にあって通りませんでしたが、
100年の時を経て、いまそのように世界が動いているというのは、
なんとも感慨深いものがあります。
当時日本が掲げていた「八紘一宇」が本気であることがよくわかります。
日本はたくさんいいこともしたのですが、
現在では、戦争は無条件で悪、という風潮のもと
そのような話は「戦争を美化するつもりか!」といった
ステレオタイプの言論弾圧フレーズを前に雲散霧消してしまいます。
そこで頑張ってしまうと、漏れなく右翼のレッテルを張られ、
かつ、何故か人種差別主義者に認定されてしまうのです。
おそろしいですね。

ご覧の通り、「人種差別撤廃」を提案した戦前の日本は中道にあります。
右翼のレッテルを張ってくる人たちは、
日本を貶めるために確信的にレッテルを張っているか、
自分たちが左端にいて、そこから見たら真ん中も右だ
ということに気付いていないだけなのでしょう。

『今、フランスの若者がいちばんなりたがるのは公務員』(P. 138)
転職の限界が35歳であったり、本音と建前が存在していたりと
日本と欧州は精神的、構造的に結構近いのですね。
また、公務員が人気というのも、不況の日本では特にそうであって、
なんだか親近感が急に沸いてきました。





■反論・誤植・注意点など■
軍隊をもたない国と地域は世界に27あるといいます。(P. 52)
有名どころでは、パラオ、サモア、ソロモン諸島、
ヴァチカン、モナコ、アイスランド、ドミニカ、
パナマ、コスタリカ、ヴァヌアツといったところでしょうか。
これを見て、「これらはみんな小さい国ですよね」という答えが
一様に返ってきて著者は以下のように憤慨したそうです。
『小さい国だから、大きい国だからということは問題ないでしょ?
小さな国でも国連では一票持っています。
今原爆を持っている大きい国が、
すぐ放棄するわけがないじゃないですか!』(P. 53)

本書を読む限り、これは軍隊を持つか持たないかの話で、
それらの国の国力や戦略的価値の話をする流れだと思うのですが、
なぜ、国連での票の話が出てくるのか分かりませんし、
突然、原爆の話が出てくるのも脈絡がないため理解に苦しみます。

これは小さい国だから軍隊を持たないのでなくて、
経済的に持てないのではないでしょうか。
また、戦略的に価値が低いので
侵攻されにくいと考えているから、ということもあります。
こういう意図で「小さい国ですよね」と
みなさんは答えているのだと考えられます。
すくなくともこれらの国々が軍を持たないのは、
日本の憲法9条に共感したからではないと思います。

『日本の政府がいけないと私は思うわ。
日本は工業大国だから、需要があると、
どんどん家電製品や自動車を造るわけでしょ?
そして同じように需要があるからと、
どんどんグラフィック・デザイナーの学校も作った』(P. 82)
国公立のデザインが学べる学校って、そんなに多かったでしょうか?
私の知る限りでは、
巷でみかけるグラフィック関係の専門学校は、すべて民間です。
日本では専門学校が大学にいかないが
就職もしないという者の受け皿として機能しており、
特に、かっこいい感じのするグラフィック・デザイナーは人気です。
だから、学生が学びたいという需要があるので、
政府が主導したわけでなく、民間が勝手に大量に作っただけだと思います。
日本政府がつくったというなら、政府機関が発行する白書なり
要綱なり、きちんと示して欲しいです。
少なくとも私は、政府がデザイナー養成に力を入れる、
などという政策を大々的に練っているなんて情報は見たことないです。

『日本人は新しいものを発明するよりも、
あるものを改良していったほうがいいものを作る』(P. 174)
これはそのとおりなんですが、
ひとつだけ誤解しないでいただきたいことがあります。
日本人は新しいものを発明するのも決して苦手ではありません。
その証拠に、日本人の発明には乾電池、しょうゆちゅるちゅる(石油ポンプ)、
磁気記録媒体(フロッピーなど)、「柳に風」工法(免震設計)、
刀、ローソク足チャート(株式などの指標)などなど
たくさんの日本人がつくった発明品があります。

具体的には世界で申請される特許数を
他国と見比べてみたら良いかと思います。
特許は新規性のあるものでないといけませんので、
発明能力を測るひとつの指標となると考えられます。

しかし、それ以上に、日本人は
今あるものをよりよく使うために
いろんな発想をする民族なので、
改良をやらせたら世界一なのです。

だから、日本人が改良すれば
液晶は、白黒がカラーになるし、
発光ダイオードも青色が追加されて白色ができちゃいます。

そういった工業製品のみならず、
既存の漢字を参考にあたらしい文字(ひらがな、カタカナ)をつくり
日本特有の文化にまで発展させています。
日本は他国の人類学者をして
「世界で唯一、一国で文化圏を形成した」と言わしめるほどの
魔改造が得意な民族なのです。




■最後に■
これまで、
日本人が日本に誇りを持つような歴史は、
真実を捻じ曲げてでもないものとし、
酷い時には、逆に悪いことをしたことになっていたり、
やってもいない悪事をしたこととされ濡れ衣をきせられてきました。

そういった捏造自虐史で、日本人として誇りを持てない状況から
今の日本は脱却しようとしています。

著者は政治的な意図があるわけでなく、
普通に欧州の人たちと接していく上で、
歴史の真実に気がついていったのだと思います。

日本人が日本の歴史について勉強しようとした時に、
一筋縄ではいきません。
専門家の間でさえ、意見がわれていることが多く、
それは、日本が「正義」もしくは「悪」の
どちらかのスタンスで論じられています。

どちらが本当のことを言っているのか、
素人目にはよくわからないものです。
学校の歴史教科書は「日本は悪」の立場で教えています。
(本来なら学術的に見解が分かれているものは、両方教えるべきです)

 

半年くらいで十分です。
ネットや本をじーっと見て行ってください。
情報は必ずどこかでつながっています。
そのうち、集めたたくさんの情報がつながって真実が見えはじめます。

今現在でもネットに検閲がかかっており、
「天安門事件」と検索するとエラーが出る国の言うことと、
何の検閲もかかっていない国の言うこと、
これだけでも、どちらが真実を語っているか、
勘のいい人なら気づくでしょうね。



■評価■


点数合計 14点/30点満点

(1)読みやすさ 2点 
読みやすいとはいえない

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 1点 
本書を読んだだけでは雑学が一つ増えたにすぎない

(4)実用期間 5点 
10年以上はつかえる知識

(5)インパクト 1点 
日本人が自国の歴史を勉強するきっかけになればいいと思う
この本に書かれていることは、たいてい知っていることだったので
私にとってはインパクトはほとんどなかった

(6)信頼性 3点 
巻末に一応参考文献が載っている
そのわりに、「かもしれない」という不明瞭な言いまわし、
「思う」といった主観的発言が目立つのが残念
きちんと調べたというのなら、「である」と言いきって欲しい

レビューNo.1126
評価年月日:2011年2月9日



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