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「鈍感力」


  渡辺淳一氏著
全240ページ
400円+税
文庫本

■この本を一言で表すと
「人生を豊かにする鈍感力の凄さ」


■何故この本を手に取ったか?
「鈍感力という、聞き慣れない言葉に惹かれて」


■流れ
鈍感力とは

鈍感である方が良い例

鈍感力を磨いて幸せに生きよう



■レビュー■
鈍感力とは、一体どういう定義でそう読んでいるのでしょうか。
そう思う読者が多いと思います。
それで著者は最初に、
『気が落ち込むときにもそのまま崩れず、
また立ち上がって前へ向かって明るくすすんでいく。
そういうしたたかな力を鈍感力といっている』(P. 3)
と、一応の定義を示しています。
つまりは、鈍感力のある人というのは、
単なる鈍い人であるというよりも、
タフな人である、と考えていいようです。

『どんなに優秀で才能のある子供でも、また大人でも、
「お前は駄目だ」「お前は馬鹿だ」と、毎日いわれていたら、
本当に駄目で、馬鹿な人間になってしまいます』(P. 94)
鶏口となるも牛後となることなかれ、といわれるのは、
おそらくこのためではないかと、私は考えています。
どんな人でも、教師とか上司とか、そういう立場が上の人から
頭ごなしに怒られていれば、やる気を失います。
旧日本海軍大将、山本五十六氏も
「やってみせて、言ってきかせて、やらせてみて、
褒めてやらねば人は動かじ」と言っています。
この褒めてやる、というのがミソなのです。

『いわゆる才能がある人のまわりには、必ず褒めた人がいて、
次にその本人が、その褒め言葉に簡単にのる、調子のよさを持っています』(P. 95)
褒められると調子に乗る人がいます。
それは軽率な人である、と思う人がいる一方で、
調子に乗った本人はやる気が出てどんどん成長していきます。
選手を育てるのがうまいコーチや監督は、
例外なく叱り上手なだけでなく、褒め上手です。
選手をその気にさせるのが上手なのです。

『環境衛生と病気は常に追いかけっこをしていて、
とどまるところがありません。
こう考えてくると、環境衛生もあまり神経質にならず、
ほどほどのところで手を打った方が無難なのかもしれません』(P. 106)
子供のために、部屋を徹底的にきれいにするお母さんがいるとします。
それはいいことなのですが、あんまりにも潔癖すぎると
菌への耐性をつける機会を失ってしまい、
ちょっとしたことでも体調を崩す弱い子に育ってしまいます。

人間にとって最大の敵は、猛獣でも戦争でも無く
実は細菌類であると言われています。
健康美なんて良くいいますが、
そのとおりで免疫力の高い人の肌はきれいです。
何故、多くの人が美しい人を好きなのかというと、
美しいことが、そのまま免疫力の高さの証明でもあるからなのです。
つまり、
美しい人(これは肌の美しい人という意であり、造形の好みは加味しない)は、
免疫力の高い遺伝子を持っているので、
皆が配偶者として選びたいと思うため、人気がでるのです。
そう考えると、なんと菌は人の好みにまで影響を与えているのです。

菌への対策は医学の発達で人類の勝利に終わったかのように思えました。
しかし、菌も進化を遂げ、薬の効かない多剤耐性菌が確認されています。
こうのように、人間と菌はいたちごっこを続けており、
これはおそらく終わらないことなのだと思います。
それなら、体が特別弱いなどの理由がない限り、
人目を気にしないで済む幼少のころに、
公園で泥まみれになって免疫をつけた方が、
菌に対して鈍感になるほど免疫がついて将来得することになるでしょう。

『結婚を長く続けていると、みなどこかで気にしすぎてはいけない、
もっとおおらかにならなければ、と思っているものです』(P. 132)
長く一緒に暮らしていると、
夫婦間ではささいなことが気になって
ケンカの原因になったりします。
たとえば、靴下を脱ぎっぱなしにするのが嫌だとか、
何か頼んでも返事しないとか、そういう些細なことです。
しかし、それは本人の癖みたいなもので
別に犯罪を犯してるわけでもないから、
頭ごなしに注意されると相手はむっとするのです。
しかし、そういうことがあんまり気にならない人なら、
相手のそういうだらしないところも、
しょうがないなあ、と許してあげられるものです。
そういうところが気にならないような鈍感さが
結婚生活において重要なのです。

『ガンの原因として、遺伝説がありましたが、
これはまだ遺伝学的に、はっきり証明されているわけではありません。
しかし家系的に、ガンにかかりやすい家系があるといわれていて、
ここから考えられてきたのが性格説です』(P. 141)
ガンの家系はない、と斎藤一人氏が断言していました。
(斎藤一人氏著「斎藤一人の心が千分の一だけ軽くなる話」参照)

医者がわざわざ健康診断のときに「近親者でガンになった人はいますか?」と
訪ねてくるくらですから、そんなことはないだろうと最初は思ってました。
しかし、実はガンになりやすい遺伝子を持つ家系というのは
確認されておらず、確たる証拠はないそうです。
斎藤一人さんは本質をついたことを言うのでいつもびっくりさせられます。

『妬まれる幸せ』(P. 178)
成功者は並み並みならぬ努力したにも関わらず、
他人から妬まれることがあるものです。
しかし、それに妬まれることを気に病むほど敏感な精神を持つよりも、
他人からの妬ましいという視線をなんとも思わないくらい鈍感であるほうが
絶対に幸せであると思います。
そもそも、妬む側は妬まれる側よりも幸せであることはありません。
だから妬んでいるわけです。
そう考えると、妬む側にいるよりも妬まれる側にいる方が幸せだと思います。

『どんな女性も母親になると鈍感になる。
いや、鈍感力を身につけなければ子供を育てることはできない』(P. 231)
子供を育てるということは、とても大変なんだと思います。
(西原 氏著「ああ息子」参照)

親の言うことを、子供はあんまり深くは理解してません。
だから、いろんなことをやらかします。
そのフォローをするのは、大抵お母さんなので、
どうしても、肝っ玉が据わってきてしまうのです。
少々のことに動じていたら、子供なんて育てられません。




■反論・誤植・注意点など■
『視力が1.5以上ある人がいましたが、
「見えすぎて、疲れる」と嘆いていました』(P. 56)
私は高校生のころまで視力2.0以上の視力でしたが
見えすぎて疲れるなんてことは一度たりともありませんでした。
むしろ、いま近視になっていて、目をこらさないと見えない文字とか
車に乗るときに注視する標識とかあって、目がとても疲れます。
視力1.5あれば日常は快適なんじゃないかと思います。

『軽い傷程度なら、まず消毒液で上面を軽く拭き、
その上を適当に軟膏をつけたガーゼで覆っておけば、
自然に治るものです』(P. 218)
最近では、傷には消毒せずに
水で洗ってそのままサランラップをかぶせたほうが、
傷の治りが速いと言われています。




■最後に■
何事にも敏感であることが良いように思えるが、
実はあんまり敏感であると返って困ることもあります。
鈍感である方が幸せであることもあると思うことができて、
私は特に旅行先で枕がかわっても
全く気にせずに熟睡できるので、この鈍感力は自分でも重宝しています。

その他にも、悪く言えば鈍い、
でも見方を変えれば、それって鈍感力なんじゃないの?
というようなことがたくさんあります。
欠点と思われるようなことが、一転長所になるのですから、
これはすごいことだと思います。
ポジティブに考えることはとても大事ですね。





■評価■


点数合計 18点/30点満点

(1)読みやすさ 3点 
ふつう

(2)情報量 2点 
30-60min

(3)成長性 4点 
鈍感力の重要性を認識できる

(4)実用期間 5点 
一生使える知識

(5)インパクト 1点 
本書にかかれていることは
だいたい他の本でも書かれていることで
特に真新しい発見は無かった

(6)信頼性 3点 
主張には納得できる

レビューNo.1152
評価年月日:2011年1月2日



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