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「地震の時の料理ワザ」


  松本廣子氏著、まつもときなこ氏画
全128ページ
950円+税
単行本

■この本を一言で表すと
「避難所生活におけるおいしい料理の作り方」

■何故この本を手に取ったか?
「被災した後に生活が大幅に制限される中で
どのように料理したらおいしいご飯が食べられるか、
それが書いてあると思ったから」



■流れ
被災時の食料確保

電気が復旧するまでの一週間の料理

電気復旧後の料理


■レビュー■
『LEDにぎにぎライト』(P. 18)
就寝前に枕元に置いておくと、
地震がおきたときには大変役に立ちます。
しかし、電池が切れていたらどうしよう、と
常に不安に思っていなくてはなりません。
また、電池が切れた時のために買い置きがあるか心配です。
しかし、自分の力で発電できたら、
そういう心配から解放されます。
さらに言えば、平時は安価な乾電池も、
被災後は高価な商品となります。
そういった意味からも、普通の懐中電灯よりも、
発電できるタイプの懐中電灯が重宝されると考えられます。

『アルミ缶で作るランプ』(P. 20)
避難所の夜は真っ暗で、明かりはろうそくだけ、といいます。
トイレにいくにもランプが必要なのですが、裸火は危険なので
その場にある空き缶を使った簡易ランプを作ると良いようです。
これは大変使えると思います。
簡単で便利で保存食としてストックしておいたジュースなどの缶から
再利用できるのですから、すばらしいと思います。

『ラップ
お皿にはって洗い水を節約』(P. 24)
ラップは被災地でとても重宝するもので
防災グッズとして大変な優れモノです。
水が貴重品となった被災地では、
洗い物などできるはずもありません。
ですから、お皿のうえにラップをはり、
食事がすんだら上のラップだけはいで捨てるのです。
これで洗い物が出ません。

これだけではありません。
ラップは包帯がないときに、その代用品としても使えます。
医療品としても重宝されているのです。

『キッチンペーパー
ふきんやタオルのかわりにします』(P. 27)

被災地では、タオルなども手に入りにくい状況です。
そこでキッチンペーパーを湿らせてふきんやタオルの代わりにします。
紙だから水ですぐだめになるのかと思いきや、
まったくそんなことはなく、乾かせば数回利用可能です。

『食品ストックの原則は、常温保存ができることです。
缶詰、乾物、イモ、玉ネギなどの根菜類、そして数日間はもつ卵など、
日頃から切らさずに置いておくだけでよいのです』(P. 76)
食糧庫をつくっておき、そこに近所のスーパーで手に入る
缶詰などの常温で保存できる食品を買っておくと、
被災の際には大変助かることになります。
数ヶ月分もストックしておく必要はないと思いますが、
3日から7日くらいのストックは
誰しも持っておくべきだと思います。




■反論・誤植・注意点など■
『水は必ずわかして飲む』(P. 31)
被災地に燃料が豊富にあるわけではないので、
お湯を沸かすというのは大変なことです。
それなのに、毎回お湯を沸かして飲むというのは、
あまりにも被災地を知らなさすぎる発言であると思います。
生水を飲んでお腹をこわすかもしれない、
そういう配慮であると思いますが、
たんなるキャンプではないのです。
燃料を節約するためにも、
ただ飲むだけの水を煮沸するというのは現実的ではありません。
いえ、そもそも燃料が全くない可能性だって十分にあります。



■最後に■
料理の方法はたくさん記載されていて良いです。
電気が復旧するのが一番早く、
都市ガスの場合は、復旧まで数ヶ月かかることもあります。
そう言った中で、ガスが使えることを前提とした
電気が復旧するまでの料理、といわれても
カセットコンロでもあればいいですが、
そうでなければ、やっぱり調理することが難しいものばかりです。

私は保存食である缶詰やレトルトをどうやって食べたら
レパートリーが増やせて飽きが来ないかが書いてある本だと思ってました。
この本はむしろ、電気が来るまでの一週間でなくて、
避難所生活での料理本として重宝されるでしょう。


■評価■


点数合計 18点/30点満点

(1)読みやすさ 5点 
イラスト解説豊富で大変読みやすい

(2)情報量 1点 
30min未満

(3)成長性 2点 
ガスも電気も使えない被災地で
果たして役にたつだろうか、という不安はあるが、
避難所生活には役立つと予想される

(4)実用期間 5点 
一生使える知識

(5)インパクト 2点 
普通の料理本で
長期保存が可能な食材を用い
手間がかからないようにしたものを載せただけ
という感じも否めない

(6)信頼性 3点 
料理自体はいいけれど、
被災地用にアレンジした割には
燃料が十分にあることが前提のものばかり・・・
電気が復旧するまでの7日を凌ぐつもりであれば
水の確保の仕方とか、火のおこし方、
燃料の確保といったところから始めるべきと思います
といっても、近くに倒壊した木造家屋でもなければ
簡単に燃やすものだって見つかりはしません
地震の時の料理ワザというよりも
長引く避難所生活での料理ワザ、といったところです

レビューNo. 1297
評価年月日:2011年4月6日



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